【奈良市】通勤・通学時に本を受け取る「図書受取ロッカー」が好評!
11月18日から、新たに奈良市内3駅での運用を開始します

令和6年10月16日に、事前に予約した本を駅前で受け取る(借りる)ことができる「図書受取ロッカー」を市内2つの駅に設置しました。利用開始から約1年間で、想定を超えるのべ7,560人にご利用いただき、15,458冊を貸し出しています(令和7年9月末実績)。非常に好評であることから、令和7年11月18日から新たにJR奈良駅・近鉄富雄駅・近鉄学研奈良登美ヶ丘駅の3つの駅にも設置します。
通勤、通学で駅を利用される方、忙しくて図書館に行けない方でも本に親しんでもらえる、文化にあふれたまちづくりを推進していきます。
トピックス
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令和7年11月18日、JR奈良駅・近鉄富雄駅・近鉄学研奈良登美ヶ丘駅の3つの駅で「図書受取ロッカー」を運用開始。 
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令和6年10月16日に近鉄大和西大寺駅・近鉄学園前駅の駅での運用開始以来、のべ7,560人が利用、15,458冊を貸し出し(令和7年9月末実績)。「ロッカーを使うために新規に貸出券を作った」という声が届いている。 
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今年度は他にも、0歳のあかちゃんを対象に読み聞かせのための絵本を無料プレゼントする「ブックスタート」も開始。9月22日のサービス開始から約1か月で179人の方が申し込み。図書館での「読み聞かせ体験の日」も案内し、親子での読書機会が広がっている。 
1. 「図書受取ロッカー」の利用状況
「図書受取ロッカー」とは?
「図書受取ロッカー」とは、「荷物の宅配ロッカー」のようなもの。図書館ホームページから事前に借りたい本を予約し、本の受取場所を「図書受取ロッカー」に指定すれば、「図書受取ロッカー」を使って本を受け取ることができるサービスです。

利用実績(令和6年10月16日~令和7年9月30日)
利用者数 : 7,560人(月平均約630人)
利用冊数 : 15,458冊(月平均約1,288冊)
1ヵ所あたり38扉
合計76扉がすべてフル稼働
*毎日ロッカーに投函

23~60歳の利用者割合が高い
図書受取ロッカーは図書館本館に比べて、現役世代の23~60歳の利用者の割合が高いことに特徴があります。これは、奈良市は電車で通勤される方が多いことから、利便性の高い駅にロッカーを設置することで、車内を読書のための「場所」としてもご利用いただけていると考えています。図書館本館とは別の視点から、図書館の本に親しんでもらえるような環境整備を目指しロッカーを設置しています。

「利用者満足度調査」の声 (令和7年5月に奈良市立図書館において実施)
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図書館に行かなくても予約本の受け取りができるようになり、とてもうれしいです。 
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スマホで予約できてロッカーで受け取れるので、簡単で便利になりました。 
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図書受取ロッカーの設置場所を増やしてほしいです。 
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読みたい本が決まっていたので、予約するだけで本を届けてもらえるのは、とても便利です。 
ICT技術を活用した “便利” で “使いやすい” ロッカー
最先端の機能が満載で、利用者から「便利」「使いやすい」という声が寄せられています。
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オンラインで新規貸出券の発行が可能(来館が不要) 
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扉に内蔵されたセンサーにより、本を取り出した時点から貸出期間が自動的に開始 
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返却期限をお知らせするメールを送信する電子レシート機能 
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職員も効率的にロッカーの状態を把握でき、複数拠点でのロッカーの運営が可能 
▶こうしたロッカーの仕組みについて、他自治体からの問い合わせや視察があるほか、最先端の事例を発表する「図書館総合展」や他府県の公共図書館の研修会に講師として招かれるなど、有益な図書館DXの先行事例として、全国から注目を集めています。
2. 「図書受取ロッカー」を新たに3つの駅に設置
昨年設置した「図書受取ロッカー」が想定以上に好評であることから、新たにJR奈良駅・近鉄富雄駅・近鉄学研奈良登美ヶ丘駅の3つの駅にも設置します。

新たに設置する駅
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JR奈良駅 
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近鉄富雄駅 
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近鉄学研奈良登美ヶ丘駅 
運用開始日時
令和7年11月18日(火曜日)午前9時30分から予約受付開始
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ロッカーへの投函には、予約いただいた本を中央図書館に集める必要があることや、他の方に貸出中の場合などもありますので、実際にロッカーで本を受取るには、お時間がかかる場合があります。 
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ロッカー数には限りがありますので、利用希望者が多数の場合は、ロッカーの空きが出るまで順番待ちが発生します。ご了承ください。 

図書受取ロッカーの利用方法
奈良市立図書館の利用者登録(図書館貸出券)
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すでにお持ちの方は、そのままお使いいただけます(初回登録や利用更新日から3年を過ぎると図書館貸出券の有効期限の更新が必要です)。 
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奈良市在住の方であれば、図書館ホームページから利用者登録をして図書館貸出券(電子貸出券)を発行することができるので、図書館に来館する必要がありません。 
図書の貸出しとロッカー受取利用の手順
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図書館ホームページから本を検索(予約可能冊数は上限5冊まで) 
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貸出券番号とパスワードを入力してマイページ(利用者本人のwebページ)にログイン *パスワードは任意に設定することができます。 
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希望する受取場所を選ぶ(ロッカーを選択)大和西大寺、西部会館、JR奈良、富雄、登美ヶ丘から選択 
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予約受付完了のメールが届く 
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本がロッカーに準備できたらメールが届く 
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受取指定先のロッカーに図書館貸出券をかざすと、収納されている扉のランプが点灯し、開錠されるので、本を受け取る 
その他
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ロッカー利用は無料です。 
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ロッカーでの取り置き期間は、5日間です。 
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返却は、図書館窓口または返却ポストへお願いします。 


3. 「図書受取ロッカー」の設置場所
(1) JR奈良駅(2階エレベーター横)
利用時間 : 24時間(365日) / ロッカーの扉数 : 38扉

*JR奈良駅観光案内所内に設置してある「返却ポスト」は図書受取ロッカー横に移動します。
(2) 近鉄富雄駅
利用時間 : 24時間(365日) / ロッカーの扉数 : 38扉

※利用時間はメンテナンス等の時間を除く。
(3) 近鉄学研奈良登美ヶ丘駅(イオンモール奈良登美ヶ丘 1階食品売り場入口)
利用時間 : 7時00分 ~ 23時00分(365日) / ロッカーの扉数 : 38扉

4. 図書館のその他の取り組み
(1)「ブックスタート」を開始
令和7年度 新規施策
0歳のあかちゃんを対象に読み聞かせのための絵本を無料でプレゼントします。9月22日のサービス開始から約1か月で179人の方が申し込み。図書館での「読み聞かせ体験の日」も案内し、親子での読書機会が広がっています。
(2)「第二次奈良市子ども読書活動推進計画」を策定
令和7年2月 策定
奈良市教育員会では、中央図書館、学校教育課が中心となり、「第二次奈良市子ども読書活動推進計画」を策定しました。本計画の実施期間は令和7年4月から5年間になります。「不読率の低減」や「多様な子どもたちへの読書環境の確保」「デジタル社会に対応した環境の整備」などを目的として、関係部署が連携し、子どもたちへの読書活動の推進に取り組んでいます。

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(3)書架案内ロボットが登場
令和7年3月 運用開始
AI家電を活用し、図書館システムと連携させることで、OPAC(本の検索機)で検索した資料がある書架の近くまで、案内してくれる書架案内ロボットが稼働しています(設置は中央図書館のみ)。子どもたちに人気があり、図書館のDXを感じてもらい、本や図書館に親しみを持ってもらうことに役立っています。

(4)こども園、幼稚園、保育所への移動図書館の運行
令和7年4月 運行開始
現在、移動図書館車が奈良市内21ヵ所を巡回していますが、それに加え、希望のあった14ヵ所の市立こども園、幼稚園、保育所に巡回しています。
所有する2台の移動図書館車のうち、1台を児童書だけを積載した「絵本バス」にし、普段たくさんの本に触れる機会が少ない子どもたちに大量の本を届けています。同時に、司書が「絵本バス」に同乗して手遊びや絵本の読み聞かせを行い、本を読むことの大切さを伝えています。

本件に関するお問い合わせ先
奈良市 教育部 中央図書館
TEL:0742-26-6101
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