LayerXの「Ai Workforce」、三井物産の経営資本プラットフォーム・VCPに採用。生成AIで知的資本を蓄積し、5,000人の検索体験高度化へ
すべての経済活動のデジタル化を目指す株式会社LayerX(代表取締役CEO 福島良典、以下「LayerX」)が提供する生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」が、三井物産株式会社(代表取締役社長 堀健一、以下「三井物産」)に導入されました。
三井物産が構築する動的な社内向け経営資本プラットフォーム「Value Creation Palette(以下、VCP)」にAi Workforceを提供することで、知的資本作成業務の効率化と、知的資本の蓄積・検索体験の高度化への貢献を目指します。
・Ai Workforce製品紹介ページ:https://getaiworkforce.com
リリースの背景
三井物産は事業活動を通じて培ったビジネスノウハウを知的資本として組織的に展開し、事業成果の最大化を目指す取り組みを進めてきました。
具体的には過去事例に基づく教訓や事業開発、推進における知見・ノウハウ、コーポレート機能に関する知見・ノウハウなどを10の領域と100以上の項目に体系化。知的資本を全社員が活用できるようにすることで、価値創造活動を促進し、再現性を持って「創る・育てる・展げる」プロセスを実施できるようにしています。
一方で、検索性の観点では課題があり、5,000人以上の利用者の各々が、数千におよぶ専門性の高い知的資本の中から、その時必要な情報にすばやくアクセスし利用するには限界がありました。
そうした背景から、三井物産は知的資本作成業務の効率化と、知的資本の蓄積・検索体験の高度化を目的に、VCPにAi Workforceを活用することになりました。
なお、AI Workforceの導入にあたっては、情報セキュリティとプライバシーを保護するために暗号技術やアクセス管理など万全を期すことで、安心して利用できる環境を整えています。
導入の概要
「Ai Workforce」が持つ「AIワークフロー(文書処理効率化アプリケーション)」と「ナレッジポータル(検索・ポータルアプリケーション)」という2つの機能を活用し、知的資本作成業務の効率化と、知的資本の蓄積・検索体験の高度化の実現を目指します。
知的資本作成業務の効率化については、「AIワークフロー」を活用することによって、知的資本をワークフローにアップロードし、必要な情報を選択するだけでAIが概要の作成など必要情報を作成します。それをもとに、必要に応じて編集するだけで知的資本をVCPに追加することができます。知的資本作成業務がより効率的になります。
また、知的資本の検索については、「ナレッジポータル」を活用することによって、複数・曖昧・類似検索ができるほか、コンテンツの合致度に応じた検索結果のランク付け、関連キーワードのレコメンドなどもされるため、検索体験をより高度化できます。
三井物産での本番利用開始にあたり、同社従業員に対して行った従来ツールとAi Workforceの使用感に関するアンケートでは、検索性においては9割、視認性においてはほぼ10割がAi Workforceを支持する結果になりました。VCPは三井物産の組織的な生産性向上に重要な位置づけのため、今後もAi Workforceの進化が期待されています。
Ai Workforceでは、「AIを業務に溶け込ませる」というビジョンを実現するために、AIを活用した幅広い機能開発・提供に取り組んでまいります。
12/12 オンラインセミナー開催
株式会社LayerXは、「2025年の生成AI」と大企業における「データ活用」と「業務自動化」をテーマにしたセミナーを2024年12月12日に開催します。 「チャットツールやRAGを入れたけど思うように使いこなせない」「導入後の次のステップがわからない」といった課題に直面されている企業のご担当者様向けにぜひご参加いただければと思います。
・開催日:2024年12月12日(木) 12:00-12:45
・開催方法:オンライン配信(Zoom)
・参加費:無料
・主催:株式会社LayerX
・後援:一般社団法人 日本経済団体連合会 運営協力:一般社団法人 経団連事業サービス
・申し込みページ: https://getaiworkforce.com/seminar/241212_webinar
三井物産株式会社 概要
金属資源、エネルギー、プロジェクト、モビリティ、化学品、鉄鋼製品、食料、流通事業、ウェルネス事業、ICT事業、コーポレートディベロップメントの各分野において、全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開
設立:1947年(昭和22年)7月25日
代表者:代表取締役社長 堀健一
所在地:東京都千代田区大手町一丁目2番1号
コーポレートサイト:https://www.mitsui.com/jp/ja/index.html
Ai Workforce (エーアイ ワークフォース) について
Ai Workforceは、「AIを業務に溶け込ませる」をコンセプトとした生成AIプラットフォームです。AIに業務内容を指示し、資料を読み込ませることで、社内に蓄積されたナレッジやノウハウをデータベース化します。このデータベースは従業員が活用するだけでなく、AIが参照することも可能であるなど、人とAIが相互に協力することにより構造化されたデータがなめらかに循環するプラットフォームを目指しています。
一例として、PDFや Microsoft Word、Excel、PowerPoint 等の多様な形式のドキュメントに散在するナレッジを生成AIによって構造化し、利用者が検索・アクセスしやすい形で蓄積・共有することができます。その際、生成AIが資料内容を解析し類似データをカテゴライズして自動で表示する「タグ付け機能」や、事前に定義した機密情報をダミー値に置換する「マスキング機能」等により、生成AI以前のナレッジシェアの課題を解決します。
製品紹介ページ:https://getaiworkforce.com/
株式会社LayerX概要
LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げ、SaaS+Fintechを軸に、AIを中心としたソフトウェア体験を社会実装するスタートアップです。 法人支出管理や人的資源管理などの業務効率化クラウドサービス「バクラク」を中心に、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、大規模言語モデル(LLM)関連技術を活用し企業や行政における業務効率化・データ活用を支援する「AI・LLM事業」などを開発・運営しています。
設立:2018年8月
代表者:代表取締役CEO 福島良典 / 代表取締役CTO 松本勇気
所在地:東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階
資本金(準備金含む):132.6億円
コーポレートサイト:https://layerx.co.jp/
採用サイト:https://jobs.layerx.co.jp/
お問い合わせ:https://layerx.co.jp/contact
事業サイト:
・バクラク:https://bakuraku.jp/
・Ai Workforce:https://getaiworkforce.com/
・三井物産デジタル・アセットマネジメント:https://corp.mitsui-x.com/
・オルタナ(ALTERNA):https://alterna-z.com/
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