Craif、AACR Annual Meeting 2026(米国がん研究協会年次総会)にて尿中マイクロRNAを用いた婦人科腫瘍の早期発見に関する共同研究成果を発表

Craif株式会社

 バイオAIスタートアップのCraif株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役CEO:小野瀨 隆一、以下「Craif」)は、2026年4月にアメリカ・サンディエゴで開催された「AACR Annual Meeting 2026(米国がん研究協会年次総会)」において、北海道大学 大学院医学研究院産婦人科学教室 渡利 英道 教授らとの婦人科腫瘍スクリーニングに関する研究成果「Non-invasive screening of gynecologic tumors using miRNAs in urinary extracellular vesicles」を共同で発表しました。本研究では、採血不要・通院不要の尿検査で婦人科腫瘍を高精度に早期発見できる可能性を示しました。

■研究成果のポイント

  • 尿中細胞外小胞由来マイクロRNAによる高精度な婦人科腫瘍検出

尿中の細胞外小胞(エクソソーム)に含まれるマイクロRNAを網羅的に解析し、婦人科腫瘍の検出に向けたスクリーニングパネルを構築しました。機械学習モデルによる評価では、AUC0.937、感度85.6%、特異度94.4%という高い診断精度を達成しました。

  • 婦人科検診への心理的・物理的障壁を下げる非侵襲的検査

日本では婦人科検診への参加率が約40%にとどまるなど、内診への心理的抵抗や医療リソースの制約が課題となっています。尿を用いる本検査法は、こうした障壁を取り除き、より多くの女性が早期に婦人科受診へアクセスできる可能性を示しています。

  • 大規模スクリーニングへの応用可能性

本検査法の非侵襲性と高い検出精度から、今後の大規模な婦人科検診プログラムへの応用が期待されます。早期発見・早期治療につながることで、婦人科がんによる死亡率低下への貢献が見込まれます。

■共同研究概要

婦人科悪性腫瘍は、乳がんに次いで女性のがん罹患・死亡原因の第2位を占めます。一方、子宮筋腫・子宮内膜症などの良性疾患も臨床的負担が大きいにもかかわらず、系統的なスクリーニング手法が確立されていません。本研究では、これらの悪性・良性婦人科疾患に対し、尿中細胞外小胞(EV)由来マイクロRNAの網羅的プロファイリングに基づく非侵襲的スクリーニング戦略を検討しました。構築した診断モデルはAUC 0.937、感度85.6%、特異度94.4%を達成し、尿中マイクロRNAが婦人科腫瘍の早期スクリーニングにおける有用なバイオマーカーとなる可能性が示されました。

■ AACR 2026について

発表日時:2026年4月20日(月)

開催地:アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ)

公式ホームページ:https://www.aacr.org/meeting/aacr-annual-meeting-2026/

■ 用語説明

  • 細胞外小胞(エクソソーム): 細胞から分泌される小さな袋状の粒子で、体内の情報伝達に使われます。細胞外小胞にはマイクロRNAなどの物質が含まれており、がんの診断に役立つ重要なバイオマーカーとして注目されています。

  • マイクロRNA:細胞の中にある非常に小さなRNA分子で、遺伝子の働きを調節する役割を持っています。がん細胞ではマイクロRNAの種類や量が変化するため、病気の早期発見や予後予測に活用できると考えられています。

  • 機械学習:AI(人工知能)技術の一種で、大量のデータをもとに自らパターンを学習し、未来の予測や分類を行います。今回の研究では、がんの診断のために、マイクロRNAのデータを使って病気の有無を高精度に判定するために用いられました。 

  • AUC(曲線下面積): 診断の正確さを示す指標で、0から1までの値をとります。1に近いほど診断性能が高いことを意味します。 

  • 感度・特異度:感度とは、疾病のある人のうちで陽性となる割合を示し、特異度とは、疾病のない人のうちで陰性となる割合を示します。

■ Craifについて

 Craif(クライフ)は がん早期発見に取り組む2018年創業のバイオAIスタートアップです。尿をはじめとする体液から、DNAやマイクロRNAなど多様なバイオマーカーを高精度に検出する独自の解析技術基盤「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」とAI技術を融合し、がんの超早期発見・早期治療・早期復帰を可能にする革新的な検査を開発しています。バイオテクノロジーとAIの力を社会に広く届けることで、当社のビジョンである「人々が天寿を全うする社会の実現」を推進します。

【会社概要】

社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)

代表者:代表取締役 小野瀨 隆一

設立:2018年5月

資本金:1億円(2024年3月1日現在)

事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナル®︎」の提供

本社:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F

URL:https://craif.com/

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会社概要

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業種
医療・福祉
本社所在地
東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F
電話番号
-
代表者名
小野瀬隆一
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2018年05月