平成30年度産炭国に対する石炭採掘・保安に関する技術移転事業(中国)を開始
~中国の炭鉱保安・採掘技術の向上に貢献~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野哲弘)は、平成30年度産炭国に対する石炭採掘・保安に関する技術移転事業のうち、中国国家安全生産監督管理総局(安監総局)国際交流合作センターとの研修事業を開始しました。
本技術移転事業は、アジア地域等の産炭国における保安監督者、炭鉱管理者および炭鉱技術者を対象に、日本の石炭採掘・保安技術を移転することで、日本への安定的な石炭資源の供給確保を目的に実施しているものです。
今年度の中国安監総局国際交流合作センターとの研修事業については、6月19日(火)に国内受入研修生第1期20名が来日し、釧路コールマイン株式会社の敷地内にあるJOGMEC炭鉱技術研修センターにて、約6週間にわたって実施される保安・生産管理や機械化採鉱技術等に関する国内受入研修を開始しました(今年度は3期に分かれて計56名を受入予定)。
国内受入研修開始にあたり、JOGMEC本部で行った開講式では、中国研修生代表である李懐兵氏から、「日本の保安理念を習得するとの研修目的を達成するため、勤勉かつ謙虚に学び、日本で習得した知識を中国国内の多くの石炭企業に広めていきたい。また本年は日中平和友好条約締結40周年である。研修生一人一人が日中友好の担い手として、研修を通じて日本との友好、友情を深めたい。」と抱負が述べられました。
一方、日本の専門家が中国で現地指導を行う海外派遣研修事業については、8月1日~9日に内モンゴル自治区、9月10日~19日に甘粛省において、鉱山保安管理者の立場別にコースを設けて保安監督・保安管理に関する講義を実施する予定です。
国内受入研修および海外派遣研修に参加する研修生は、研修終了後、各国の石炭業界の一翼を担う人材として活躍することが期待されており、研修生OBのネットワークが着実に広がっています。
JOGMECは、今後も海外の産炭国に日本の炭鉱技術の移転を通じて、産炭国石炭産業における保安技術等の向上に貢献するとともに、同国との一層の関係強化を図り、日本への石炭資源の安定的な供給確保に努めてまいります。
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000410.html?mid=pr_180627
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