株式会社イーシーキューブ、生成AIを活用して一歩先のEC構築を実現する次世代型EC開発プロセス標準化への取り組み「EC-CUBE EQ」を発表

~ 生成AI技術の活用で、顧客ごとに最適化、常に進化する開発プロセスを確立 ~

株式会社イルグルム

株式会社イルグルム(本社:大阪府大阪市北区 代表取締役:岩田 進、以下「イルグルム」)連結子会社の、株式会社イーシーキューブ(本社:大阪府大阪市北区 代表取締役:岩田進、以下「イーシーキューブ」)は、生成AIを活用して、より効率的で高クオリティなEC構築を実現する開発プロセス標準化への取り組み「EC-CUBE EQ(Efficient Quality management)」の構築と導入を開始したことを発表いたします。

 

開発プロセス標準化とはシステム開発における開発手法やプロセス、規約、構成をまとめ開発全体に適用することです。この取り組みにより、品質や納期の安定化、コストの最適化はもとより、スケーラビリティの向上、セキュリティの強化、サポートやトレーニングの容易化にもつながり、クライアント企業は質の高いプロジェクト進行と、納品物を獲得することができます。 

「EC-CUBE EQ」は業界標準の開発プロセス(CMMI、PMBOK)(※1、※2)を基盤に、生成AIの活用を取り入れた、次世代型EC開発プロセス標準化への取り組みです。EC構築の各フェーズで生成AIによる自動化を用いることで、工数20%減(※3)と、人に依存しない品質向上を目指しています。
また、この取り組みを通じてノウハウを更にAIに学習させることで、開発プロセスが常に進化し続けることを設計思想としています。

イーシーキューブは「EC-CUBE EQ」の導入により、大規模EC向け構築・運用サービス「EC-CUBE Enterprise」を中心としたコマース支援事業の更なる拡大と、EC構築手法を一歩先へ前進させることでEC業界全体の発展にも寄与してまいります。 

EC-CUBE EQの詳細はこちら

 

※1:CMMI(Capability Maturity Model Integration)とは組織がプロセス改善を行う能力を評価する手法および指標

※2:PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)とはプロジェクト管理に関する知識を体系的にまとめたもの

※3:イーシーキューブの過去案件からの想定値 

次世代型EC開発プロセス標準化への取り組み「EC-CUBE EQ」の概要

「EC-CUBE EQ」では、膨大なテキストデータを処理することで人間の言語を理解し生成するAIシステムLLM(Large Language Model)を活用して、EC-CUBEのソースコードや社内ドキュメントといったイーシーキューブ社独自の知見を学習し集約した専用AIを構築しています。

EC構築の各フェーズでは専用AIを活用して顧客要望や機能要件にあったアウトプットが自動生成され、それをEC構築専門スタッフが確認、ブラッシュアップさせることにより、素早く高品質なアウトプットを実現しています。その結果、各フェーズの工数は、イーシーキューブ社がこれまで行ってきた工程と比較して20%削減(※3)されます。

「EC-CUBE EQ」の仕組み

「EC-CUBE EQ」は、生成AIの活用に加え、以下の取り組みも行っています。

 

<プロセスへの取り組み>

●      業界標準(※4)のプロセスに加え、イーシーキューブが独自で構築した標準プロセスにより更なる最適化

●      W字モデル(※5) を採用することで、早期の不具合発見と手戻りの軽減を実現

●      各プロジェクトを横断的に支援するPMO部門のプロセスチェックによる品質管理

 

<ドキュメントへの取り組み>

●      開発現場ですぐに使用できる各種ドキュメントを事前に整備

●      これまでのEC-CUBE本体開発や構築案件の知見‧ノウハウをドキュメントとして整備し集約

●      全てのEC構築案件において高品質なドキュメントを納品し、ベンダーロックインしない運用環境を提供

 

EC-CUBE EQの詳細はこちら

 

※4:PMBOK、CMMI(Lv3)

※5:開発プロセスとテストプロセスを同時に並行して進めていくプロセスモデル 

< 株式会社イーシーキューブ 執行役員 CTO 中川 仁 メッセージ >

私がEC-CUBE受託開発の他、自社製品の開発、行政システムの開発などを通して様々なシステム開発の現場に携わり20年以上が経ちましたが、技術やツールの進化に対して開発プロセス自体はあまり大きな進化をしていないように感じています。また、開発を担当する企業や人による進め方のバラつきも多く、その結果、多くのEC構築において効率性や成果物の品質をあまり高められていないように思います。

 

今回、イーシーキューブ社が培ってきたEC構築ナレッジと、生成AIといった技術や活用ツールの進化を組み合わせることにより、これまでの考え方から一歩進化させた開発プロセスを構築することができました。AI自体はまだ進化途中であり、ブラックボックス化やハルシネーションといった問題に対処する必要がありますが、すべてをAI任せにするのではなく、CMMIやPMBOKといった元々業界にある整備された標準プロセスと、これまで多くの開発プロジェクトを進めてきた当社のナレッジ、社内の優秀なDX人財や品質管理体制を組み合わせることが安定した開発進行を実現する上でのポイントになると考えています。

今後は、この「EC-CUBE EQ」を当社が請け負う開発案件で活用しながら開発プロセス自体の品質も高め、そしてプロジェクトに参画する当社やクライアント企業はもちろん、グループ会社やパートナー企業が「EC-CUBE EQ」を活用することで短期間で効率的かつ高品質なEC構築を行える形を目指していきたいと思います。

 

株式会社イーシーキューブ 執行役員 CTO 中川 仁

大手SIerベンダーにて大規模システムの構築や運用を経験した後、2005年に株式会社イルグルムに入社。

EC-CUBEやアドエビス等の主力サービスの開発及び事業立ち上げに携わる。

開発のみならずセールスや製品企画としても成果を上げ、2017年10月に執行役員に就任。

現在は株式会社イルグルム上席執行役員 CTO/株式会社イーシーキューブ執行役員 CTOとして、日本とベトナム開発拠点を横断してのエンジニアマネジメントを行っている。

2021年からはデジタル庁の最初の民間人材として採用され、行政システムへの技術アドバイスなどを並行して行っている。

大規模EC構築・運用サービス「EC-CUBE Enterprise」について

昨今のDX需要の高まりから、イーシーキューブの相談窓口には大規模で複雑なEC構築相談が増加しています。このご要望にお応えするため、大規模EC向けに構築からシステム運用まで一気通貫でサポートする垂直統合モデルのイーシーキューブ社専用サービス「EC-CUBE Enterprise」を提供しています。

「EC-CUBE Enterprise」のサービスラインナップとして、大規模EC向けに可用性・拡張性・セキュリティなどの非機能要件を高水準でパッケージ化した「Infrastructure(大規模EC基盤)」をはじめ、大規模EC構築で需要が高い「BtoB(BtoB EC対応版)」や「Mall(モール型EC)」「Multilingual(多言語対応EC)」「Subscription(定期購入EC)」といったサービスを提供しており、自由に組み合わせることが可能です。また、基盤となるオープンソースのEC-CUBEの特徴でもある、各企業や業種で異なる機能をカスタマイズにより柔軟に追加できること、そして「EC-CUBE EQ」という高度な開発プロセス標準化の実現により、独自性の高い大規模ECを導入しやすい価格と開発期間、高い品質で提供することが可能です。 

EC-CUBE Enterpriseの詳細とお問い合わせはこちら

「EC-CUBE」について

ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」は2006年9月の公開以降多くの方にご利用いただいた結果、2009年には日本No.1 EC構築オープンソース(※6)として認定され、2020年11月には月商1000万円以上のネットショップ利用店舗数でNo.1に認定(※7)されています。 

EC-CUBEはオープンソースだからこそ、ソースコードの自由なカスタマイズや、簡単に機能追加できるプラグイン、外部サービスや企業の基幹システムとの連携を可能にするWeb API等による無限のカスタマイズ性に加え、ベンダーロックインされることなく自社デジタル資産を核として継続的な事業推進を実現できるなど、自社独自のプラットフォーム構築で競争優位性の創出を強力にサポートすることができます。

また、その基盤を支えるセキュリティ支援として、徹底した情報公開方針のもと、絶えず変化するコンプライアンスニーズや自社のセキュリティ要件に合わせたセキュアな事業運営をしていただけるよう、「アプリケーション」「環境」「人」を軸とした三位一体のセキュリティ支援を行っています。

 

EC-CUBEの詳細についてはこちら

 

※6:独立行政法人情報処理推進機構「第3回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査」による

※7:ECマーケティング株式会社「ネットショップ動向調査 ~ 小規模/大規模ネットショップ~月商1000万円未満/1000万円以上のそれぞれのWeb担当者に聞いた!現在使っているカートシステムの満足度は?」による

 

■ 株式会社イーシーキューブ 会社概要
会社名:株式会社イーシーキューブ
本社:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2丁目2-22 ハービスENTオフィスタワー 8F
代表者:岩田 進
設立:2018年10月1日
URL:https://www.ec-cube.co.jp/
主要株主:株式会社イルグルム
事業内容:ECオープンプラットフォームの開発・提供、ECサイトの構築・運用支援 等

 

■ 株式会社イルグルム 会社概要
大阪本社:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスENTオフィスタワー8F
東京本社:〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町12F
代表者:岩田 進
設立:2001年6月4日

URL:https://www.yrglm.co.jp/

事業内容:マーケティングDX支援事業、コマース支援事業

 

株式会社イルグルムIR情報

【2024年9月期決算説明会】設立以来、24期連続増収!

 ・動画:https://www.youtube.com/watch?v=90m4NaMueRk&t=862s

 ・書き起こし:https://finance.logmi.jp/articles/380541

【イルグルムについて】2つの国内シェアNo.1プロダクトで市場をリード!

 ・動画:https://www.youtube.com/watch?v=EQ4W8Ne0ABg

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社イルグルム

29フォロワー

RSS
URL
https://www.yrglm.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市北区梅田2-2-22 ハービスENTオフィスタワー8F
電話番号
06-4795-7500
代表者名
岩田 進
上場
マザーズ
資本金
3億1806万円
設立
2001年06月