南関東クラシック最後の無敗三冠馬、ミックファイア引退
10月7日(水)に大井競馬場で引退セレモニー実施が決定
東京シティ競馬(TCK)所属のミックファイア号(牡6・渡邉和雄厩舎)は、7月22日(水)におけるサンタアニタトロフィー(SⅢ)出走(15頭立て、8番人気、12着)を最後に、競走馬を引退することが決定しました。引退後はレックススタッドにて種牡馬として繋養される予定です。また、南関東クラシック三冠体系における最後の「無敗の三冠」を達成した同馬の功績を讃え、10月7日(水)に大井競馬場にて引退セレモニーを実施します。

■ミックファイア号の戦績など ※9月2日(水)時点の情報
性齢:牡6歳
血統:(父)シニスターミニスター(母)マリアージュ(母父)ブライアンズタイム
馬主:星加 浩一
生産牧場:高橋フアーム
厩舎:渡邉和雄厩舎
戦績:21戦7勝 2着0回
収得賞金:197,450,000円
主な勝鞍:【2023年】羽田盃(SⅠ)、東京ダービー(SⅠ)、ジャパンダートダービー(JpnⅠ)
■引退セレモニー
日時:10月7日(水)最終レース発走後(20時50分頃)~
場所:大井競馬場 賞典台、本馬場
※詳細が決まり次第、TCKホームページ等で改めてお知らせします。
ミックファイア号は、2022年9月にTCKでデビューして以来、怪我に悩まされながらも無傷の連勝を重ねました。そして2023年には御神本訓史騎手を背に、羽田盃(SⅠ)、東京ダービー(SⅠ)、ジャパンダートダービー(JpnⅠ)の「南関東クラシック三冠」を無敗で優勝するという、地方競馬史に残る偉業を成し遂げました。
無敗での三冠達成は、船橋所属であったトーシンブリザード号(2001年)以来22年ぶり2頭目で、大井生え抜き馬としては初となる快挙でした。また、2023年は現行の「3歳ダート三冠競走」施行前の最後の年でもあり、ミックファイア号は、南関東クラシック三冠の歴史の大トリを飾る、TCKのスターホースとなりました。
その後、同年秋に岩手のダービーグランプリ(M1)を制覇し、「NARグランプリ2023」の3歳最優秀牡馬に選出。翌2024年にはフェブラリーステークス(GⅠ)などのJRA重賞にも出走するなど、中央・地方の実力馬たちを相手に挑戦を続け、21戦7勝で競走馬生活を終えることとなりました。これからは種牡馬として、そのポテンシャルを次世代に引き継ぎます。
10月7日(水)に執り行う引退セレモニーは、ミックファイア号の現役最後の勇姿をご覧いただける機会ですので、ぜひ大井競馬場にお集まりください。また、将来のミックファイア産駒の活躍にもぜひご期待ください。

■渡邉和雄調教師のコメント
ミックファイアとの一番の思い出は、三冠目のジャパンダートダービー(JDD)ですね。そこまでに数々の苦労がありましたが、JDDは今までと違うレースで、道中は何度も「今日はダメだな。」と思ってしまいました。その感触を跳ね除けて勝ってくれて、嬉し泣きしたのは後にも先にもあのJDDだけです。大勢のファンの方が大井での勝利を祝福してくれた光景も、ずっと覚えています。
そうした思い出もあって「種牡馬になってほしいな。」とずっと思っていた馬が、生まれ故郷の静内、それもレックススタッドさんという素晴らしいところで種牡馬入りできて、とても嬉しく思っています。古馬になって勝ちに恵まれなかったのは心残りですが、「ミックファイア産駒で古馬重賞を勝つ」という夢の続きをもらえたような気がします。寂しさはありますが、笑顔で送り出したいです。
■御神本訓史騎手のコメント
ミックファイアが3歳になってからコンビを組ませていただきましたが、羽田盃、ダービー、JDDを「トントントンッ」と勝って、ダービーグランプリも勝たせてもらいました。馬とともに僕自身も応援していただいて、そうしたクラシック路線を歩ませてもらったというのは大きな財産です。いい仕事ができたと思いますし、自分にとっても特別な馬になりました。
この後は種牡馬入りするということですが、変わらず元気で暮らしてほしいと思っています。お父さんがシニスターミニスターということもありますから、いい仔をたくさん送り出してほしいですし、ミックファイアの産駒に跨る機会を僕も楽しみにしています。
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