第39回日本SF大賞&第32回三島由紀夫賞にダブルノミネートで話題!『名もなき王国』文庫化!
ラスト7ページですべてが反転し、静かな感動が広がる圧倒的な読書体験!
第39回日本SF大賞&第32回三島由紀夫賞にダブルノミネートになった話題作『名もなき王国』の文庫版を、2022年2月3日ポプラ社より刊行いたします。
―俊英が放つ圧倒的傑作、待望の文庫化!―
物語を愛し、取り憑かれた3人の小説家。それぞれが語る物語はどこか不思議で惹きつけられる。
なぜ彼らはこの物語を語るのか。彼らは一体何者なのか―。
3人の関係性がわかったとき、深い感動に包まれる物語。
【STORY】
「あの時以来、僕は伯母の『王国』の住人でありつづけているのです」
売れない小説家の私が若手作家の集まりで出会った、聡明な青年・澤田瞬。
彼の伯母が、敬愛する幻想小説家・沢渡晶だと知った私は、瞬の数奇な人生と、伯母が隠遁していた古い屋敷を巡る不可思議な物語に魅了されていく。
なぜ、この物語は語られるのか。謎が明かされるラスト7ページで、世界は一変する。
深い感動が胸を打つ、至高の“愛”の物語。
公式HP>> https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101438.html
Amazonページ>> https://www.amazon.co.jp/dp/4591172538/
【著者プロフィール】
倉数 茂(くらかず・しげる)
1969年生まれ。大学院修了後、中国大陸の大学で日本語を学ぶ学生を対象に5年間日本文学を教える。帰国後の2011年、第1回ピュアフル小説賞「大賞」を受賞した『黒揚羽の夏』(ポプラ社)でデビュー。18年に刊行された本作で第39回日本SF大賞、第32回三島由紀夫賞にダブルノミネート。他の著書に、『始まりの母の国』『魔術師たちの秋』『あがない』『忘れられたその場所で、』がある。
- 各紙誌で話題沸騰!
彩瀬まる(小説家)
ファンタジーとミステリーの要素が絶妙に溶け合う、幻想の迷宮。
物語という病に憑かれる甘美な体験を満喫させてくれる。
大森 望(『日経新聞』2018年9月1日付朝刊)
小説だけが持つ圧倒的な力を体感してみたい、あるいはもう一度思い出してみたい。
あなたがそんな望みを持つなら、この『名もなき王国』は喜んで迎え入れてくれるだろう。
門賀美央子(『ダ・ヴィンチニュース』2018年8月14日)
深い思索とリリシズムがタペストリーの裏地のように沈められた、エンタテーメントの秀作。
辻原 登(『毎日新聞』2018年12月16日付朝刊)
作品世界に大きな仕掛けが施されており、それが結末部において鮮やかに顕現する。目眩を感じさせる構成はミステリとしても出色。
朝宮運河(『ミステリマガジン』2019年1月号)
ストーリーの壮大さと仕掛けの繊細さを兼ね備えた傑作。
日下三蔵(『ミステリマガジン』2019年1月号)
- 書籍情報
書名:名もなき王国
著者:倉数 茂
定価:990円(10%税込)
公式HP>> https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101438.html
Amazonページ>> https://www.amazon.co.jp/dp/4591172538/
【あらすじ】
「あの時以来、僕は伯母の『王国』の住人でありつづけているのです」
売れない小説家の私が若手作家の集まりで出会った、聡明な青年・澤田瞬。彼の伯母が、敬愛する幻想小説家・沢渡晶だと知った私は、瞬の数奇な人生と、伯母が隠遁していた古い屋敷を巡る不可思議な物語に魅了されていく。
なぜ、この物語は語られるのか。
謎が明かされるラスト7ページで、世界は一変する。
深い感動が胸を打つ、至高の“愛”の物語。
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