LIXIL、AI需要予測とMaestro連携で実現するサプライチェーンレジリエンス

サプライチェーンの危機対応力と計画精度を強化

株式会社LIXIL（本社：東京都品川区西品川、取締役 代表執行役社長 兼 CEO　瀬戸 欣哉、以下 LIXIL）は、株式会社エクサ（本社：神奈川県横浜市西区みなとみらい、代表取締役 社長執行役員　林 勇太、以下 エクサ）を構築パートナーとして、Kinaxis社が提供するSCPソリューションMaestroを活用した「サプライチェーン改革」を推進しています。

背景

LIXILで窓・玄関ドア・エクステリア・インテリア建材などの製品を提供するLIXIL Housing Technologyは、2021年のコロナ禍が終息に向かっている中、生産現場ではサプライチェーンの混乱が残っていました。製品の大半を海外で生産しており、納入までのリードタイムは1ヶ月以上かかります。また、扱うSKUの数も膨大なため、サプライチェーンは外的要因による影響を受けやすい状況にありました。
不確実性の時代には、不測の事態を想定したサプライチェーン改革が不可欠だと認識し、「生産本部 生産デジタル推進部」が中心となり、AI需要予測とMaestroを連携したサプライチェーン改革を推進しています。

狙い

AIを用いた需要予測システムとMaestroを連携させ、計画業務プロセスを再構築。SKU計画の精度向上と計画業務の標準化を目指す

課題

有事、平時に対応するレジリエントなサプライチェーンの構築

・資材供給網の寸断時における即時復旧力の欠如

・需要の急激な増加への対応力不足

・平時における計画データの精度向上

導入による効果

・サプライチェーン全体状況可視化
遅延資材の特定やその影響範囲を瞬時に把握

・需要量に応じたキャパシティのシミュレーション環境を整備
需要量に応じた生産体制の設計が可能に

・AI需要予測とMaestroの連携で、個別SKUレベルで精緻な計画立案を実現

Maestroは、LIXILのサプライチェーン改革を支える基盤として、更なる活用が期待されています。

今後の展望

LIXILでは、最適な事業戦略の実現として、サプライチェーン改革の次のステップにS&OPがあります。
サプライチェーンに財務視点を入れた最適プロダクトミックスの策定に、引き続きエクサは支援いたします。

▼エクサのSCMをご紹介「選ばれるには理由がある、エクサは製造業のSCM改革をIT面から支えます。」
https://www.exa-corp.co.jp/solutions/manufacturing/rapidresponse/index.html

▼LIXIL Housing Technologyの事例詳細はこちら
https://www.exa-corp.co.jp/cases/rapidresponse_lixil-maestro.html

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■株式会社LIXILについて

LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約53,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL（証券コード: 5938）は、2025年3月期に1兆5,047億円の連結売上高を計上しています。
LIXILグローバルサイト：https://www.lixil.com/jp/

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■株式会社エクサについて

株式会社エクサは、JFEスチールを母体とし、キンドリルジャパンを親会社に持つITサービス会社です。先進技術を活用したDXを推進し、「共創

型サービスインテグレーター」として上流のコンサルティングから開発・構築、運用・保守までの各種サービスを総合的に提供しています。
https://www.exa-corp.co.jp/

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※記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

※本記事の記載内容は掲載当時のものです。