全国の高校教員43名が参加。名古屋商科大学が「ケースメソッド」の教育現場への普及を目指すワークショップを開催
名古屋商科大学(学長:栗本博行)は、2026年8月19日(水)から21日(金)まで、全国の高校教員を対象とした「Case Teaching Workshop 2026」を名古屋商科大学の大学院のキャンパスで開催しました。3回目となる今回は、全国から43名の高校教員が参加。参加者自身が「ケースメソッド」を体験しながら、その教授法や授業設計、ケース教材の作成方法を学び、高等学校での実践につなげる3日間の研修を行いました。
本学が全学的に導入している「ケースメソッド」を大学教育にとどまらず、高等学校をはじめとする教育現場にも広く知ってもらい、実践してもらうことを目的とした取り組みです。

大学で培ってきた「ケースメソッド」を高校教育へ
ケースメソッドとは、実際に起きた出来事や企業などの事例を教材として、学習者が「自分ならどうするか」を考え、他者との討論を通じて意思決定を学ぶ授業手法です。
名古屋商科大学は、ケースメソッド教育を採用した授業を特徴の一つとしており、現実社会の課題を題材に、学生が自ら考え、意見を交わしながら学ぶ教育を実践しています。
近年では、全国の高等学校や商業教育研究会などから、高校教員や高校生を対象としたケースメソッド授業の依頼も増えています。こうした教育現場からの関心の高まりを背景に、本ワークショップでは高校教員がケースメソッドを「学ぶ側」として体験するだけでなく、「教える側」として実践できることを重視しています。
「受ける研修」から「実践できる研修」へ
3日間のプログラムでは、ケースメソッド教授法に関するレクチャーやデモ授業に加え、高校教員自身による授業演習を実施。実際に授業を行い、参加者同士でフィードバックを行うことで、ケースメソッドを高校の授業に導入する際に必要となる具体的なスキルを身につけました。
また、ケース教材の作成についても学び、自校の教育内容や生徒の実態に合わせて、どのようなケースを設定し、どのように問いを設計するのかを検討する。単にケースメソッドの考え方を知るだけでなく、研修後に各自の教育現場で実践することを見据えた内容としました。
参加者の声
「研修を受け、ケースメソッド指導法に対する熱い思いをお聞きし、ケースメソッドを用いた学習の効果について理解することができました。研修中、指導者の視点から考えることと同様に自分が生徒の立場になって得る気づきも多くあり刺激を受けました。次は実践者となって私自身がケースメソッドを授業に取り入れられるよう準備を進めていきます。」
「知識もあまりない中で、初めて参加させていただいたのですが、本当に濃密で実りのある出張となりました。意欲的にきらきらとした表情で授業をされる先生方に、勇気とエネルギーを頂きました。知識と経験をさらに蓄えて、また皆様と再開したいと思っております。改めまして、素晴らしい研修会に参加させていただきありがとうございました。」
実施概要
名称:Case Teaching Workshop 2026
会期:2026年8月19日(水)〜21日(金)
場所:名古屋商科大学 丸の内タワー(名古屋市中区錦1-3-1)
参加:全国の高校教員 43名
主催:名古屋商科大学
講師紹介
竹内伸一 名古屋商科大学ビジネススクール 教授
1988年早稲田大学教育学部卒業。マツダ株式会社を経て、2004年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、2011年慶應義塾大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学、2015年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了(博士(教育学))。
2004年ケースメソッド教育研究所代表、2006年株式会社ケースメソッド教育研究所代表取締役。2006年慶應義塾大学大学院経営管理研究科特別研究助手、同講師、特任准教授を経て、2016年徳島文理大学人間生活学部教授、2018年名古屋商科大学大学院マネジメント研究科教授。

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