ERPC、Solana 専有 Shreds 全プランに全リージョンでパフォーマンスブーストを適用 — P99 レイテンシ 150〜200ms 改善を観測、価格据え置きで製品リニューアル

Solana 専有 Shreds 全プランにおいて、研究開発成果にもとづくパフォーマンスブーストを全リージョンに適用

ELSOUL LABO B.V.

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎文武)および Validators DAO が運営する ERPC は、Solana 専有 Shreds 全プランにおいて、研究開発成果にもとづくパフォーマンスブーストを全リージョンに適用したことをお知らせいたします。

本アップデートにより、P99 レイテンシで 150〜200ms の改善が観測されています。価格は据え置きのまま、製品リニューアルとしてお届けいたします。

パフォーマンスブーストの概要

省電力・パフォーマンスセーブ機能の徹底排除

今回のパフォーマンスブーストは、省電力およびパフォーマンスセーブに関わるすべての機能を徹底的に排除するという設計思想にもとづいています。

サーバーの世界では、安定性・電力効率・汎用性を優先する保守的な設計が一般的です。しかし、Shredstream の受信と配信という 1ms を競う高頻度処理においては、これらの保守的な設定がそのままパフォーマンスの天井となります。

ERPC の専有 Shreds では、CPU C-state の無効化、CPU ガバナーの performance 固定、カーネルパラメータの最適化、ネットワークスタックのチューニング、メモリ設定の最適化など、あらゆるレイヤーにおいて省電力・パフォーマンスセーブ機能を排除し、Shreds 受信に最適化されたスピード最優先の構成を適用しました。

P99 レイテンシ 150〜200ms 改善を観測

本パフォーマンスブーストの適用後、P99 レイテンシで 150〜200ms の改善が観測されています。Solana において、このレベルのレイテンシ改善は Shreds の到着順序に直接影響するオーダーの差であり、高頻度取引・DeFi・リアルタイム処理において決定的な競争優位となります。

対象プランと構成

パフォーマンスブーストは、専有 Shreds 全プランに適用済みです。以下は、数量限定の Direct Shreds Limited Editions の構成例です。

  • Dedicated SUPER(€398/月) — SUPER VPS ベースの強化版専有ストリーム

  • Ryzen Premium(€498/月) — Premium VPS ベースのゼロ距離専有ストリーム

  • Metal Ryzen Premium(€798/月) — Metal Ryzen ベースの最速ゼロ距離専有ストリーム

すべてのプランにおいて、専有エンドポイント、IP ホワイトリスト無制限、無制限のストリーム接続、HTTP (IP) アクセス、UDP Forwarding(Raw Shreds)、Fastest Jito Shreds、ERPC プラットフォームとのゼロ距離通信という品質基準を維持しています。価格は据え置きのまま、パフォーマンスのみが向上する製品リニューアルです。

ERPC Shreds: https://erpc.global/ja/shreds/ 

なぜ私たちは最速のプラットフォームを自ら構築するのか

信頼やブランドでは最速は手に入らない

私たちが独自の最速プラットフォーム構築に踏み切った理由は、明確です。データセンターにサーバーを置く限り、信頼やブランドだけでは最速の環境を手にすることができないという現実を知ったからです。

どれほど巨大に見えようと、実際に巨大で高品質なネットワークを持っていようと、顧客の知識量に応じて提供されるリソースの品質が変わってしまう — これがサーバー業界の現実です。

この構造には理由があります。サーバー製品は、知識がない限り、パフォーマンスがどれほど出ているのかを正確に知ることが困難です。知識がない状態では、高速な環境は手に入りません。どの部分にパフォーマンスセーブが存在するのか、どこを解放すると何が変わるのか — すべてを知ることができない限り、パフォーマンスは解放されないのです。

データセンター側のインセンティブ構造

サーバー業界において、データセンター側には電力やネットワーク帯域をセーブすることで収益性が上がるというインセンティブが常に働いています。電力を抑え、帯域を絞り、安いパーツで済ませるほどマージンが大きくなる — これは構造的なものです。

Solana ブロックチェーンにおいては、高品質なバリデータを稼動することがインセンティブにつながるという健全な仕組みが存在します。しかし、同様の健全なインセンティブが、データセンター側と顧客側の間では成立していません。顧客のパフォーマンスが上がっても、データセンター側の収益が増えるわけではないのです。

「最速」を依頼しても、最速は届かない

私たちの経験をお話しします。

私たちは過去に、連絡を取れる限りすべてのデータセンターと連絡を取り、Solana に最適なネットワークを探してきました。最初のうちは知識も今ほどはなく、手当たり次第に高速なサーバー環境、ネットワーク環境を尋ねていくところから始まりました。

私たちの要求はシンプルで、「最速」のハードウェアとネットワークを構築すること。そのまま「最速」という言葉でサーバーの仕入れを行う。これが、知識のないスタートです。

信頼で「最速」を得ようとしました。大きなベンダーに「最速」を達成したいと依頼しても、見積もりに含まれていたのは高額な 10 年型落ちのネットワークカードでした。これでは最速を達成できるわけがありません。

しかし、データセンター側としては、気づかれない限り 10 年前のネットワークカードを組み込めるなら、それが「儲け」となるインセンティブが働いています。顧客が見抜けなければ、その構成は成立してしまう。構造上はそうなります。

しかし、これは明確にイノベーションを阻害する構造です。

専門に集中できる環境が、イノベーションを加速させる

AI エージェントの進化によって、これまで以上に小さいチームで大きな成果を出せる時代が到来しています。それぞれの組織がそれぞれの専門領域で最善を尽くすことで、社会全体としてイノベーションを達成していく — それがこれからの時代の在り方です。

しかし、その実現のためにはインフラが必要です。そして、そのネットワークインフラに現在ボトルネックが存在しています。

「専門じゃないから」という理由で、最速を求めるユーザーが最速を手にできない環境は、整備されているとは言えません。私たちは、同じように「最速」を目指すユーザーにとって、意識せずとも常に最速を更新し続けるインフラサービスでありたい。そういう存在が必ず必要であるという確信のもと、このビジネスを開始しています。

ERPC が解決する構造的課題

従来の Solana 高速環境構築 — 専門知識と調達力が前提

これまで、Solana 上で高速なアプリケーション環境を構築するには、以下のような複雑なプロセスが必要でした。

まず、利用する RPC ベンダーのサーバーがどのデータセンターに配置されているかを調査する。次に、そのデータセンターと同じ場所、あるいは同一ネットワーク内にベアメタルサーバーを確保するために、複数のサーバーベンダーから見積もりを取り、比較検討する。仮にサーバーを調達できたとしても、多くの場合 Solana 用途に最適化された構成は用意されておらず、パフォーマンスセーブが有効なまま納品される。そこから、すべてのレイヤーを自分で監査し、チューニングして初めて、高速な環境が手に入る。

このプロセスを完遂するには、ネットワーク設計、ハードウェア選定、OS レベルのチューニング、Solana プロトコルの仕組みに至るまで、広範かつ深い知識が必要です。そして現実には、この知識と調達力を持ち合わせていないために、高速な環境を手に入れられていないユーザーが数多く存在しています。

ERPC のアプローチ — プラットフォーム内にデプロイするだけで最速が手に入る

ERPC は、Solana RPC プラットフォームと、ユーザーがデプロイするベアメタルサーバー・VPS・Shreds 環境を、同一のプラットフォーム内に統合しています。

ユーザーは、RPC サーバーの所在地を調べる必要がありません。ベアメタルサーバーを別のベンダーから調達する必要もありません。パフォーマンスセーブを自分で見つけて解除する必要もありません。ERPC プラットフォーム内にデプロイするだけで、最速の通信条件、最適化済みの構成、Solana に特化したチューニングのすべてが、最初から手に入ります。

データセンターに関する深い知識がなくとも、最速の環境を手にすることができる — これが ERPC の設計思想であり、私たちが独自のプラットフォームを構築し続ける理由です。

専有 Shreds の設計思想 — スピードを第一要件とする

Shredstream におけるレイテンシの意味

Solana の Shredstream は、バリデータから発信されるブロックデータの断片(Shreds)をリアルタイムに受信する仕組みです。ブロックの確定を待たず、Shreds 単位でデータを取得することにより、通常の RPC 経由よりも大幅に早い段階でトランザクション情報にアクセスすることが可能になります。

この領域では、数十ミリ秒の差がトランザクションの着地順序を左右します。パフォーマンスブーストによる P99 レイテンシ 150〜200ms の改善は、情報取得のタイミングそのものを構造的に前倒しするオーダーの差です。

ERPC プラットフォームとのゼロ距離通信

専有 Shreds のすべてのプランは、ERPC プラットフォームと同一ネットワーク内に配置されています。Shreds の受信から RPC・gRPC への接続まで、外部経路を経由することなく同一ネットワーク内で完結するこの構成は、物理法則に基づく最短距離での通信を実現します。

他のプロバイダーが外部から Shreds を受信するのに対して、ERPC の専有 Shreds は発信元と同一のネットワーク内で受信する — この構造的な差は、チューニングでは埋められない根本的な優位性です。

全リージョンでの http 化による追加改善

先日実施した全リージョンでの http 化(TLS オーバーヘッドの排除)も、Shreds 配信に対して直接的な効果をもたらしています。gRPC・Shreds ともに P99 レイテンシで 120ms 以上の改善がすでに達成されており、今回のパフォーマンスブーストと合わせて、累積的なレイテンシ改善を実現しています。

日々の研究成果はユーザーに還元するためにある

既存ユーザーへの反映

ERPC の研究開発成果は、常にすべてのユーザーに還元されます。すでにご契約いただいているお客様にも、アップグレード内容は順次反映してまいります。

今回のパフォーマンスブーストについても、順番に適用を進めています。お急ぎのお客様につきましては、特別にメンテナンスウィンドウを設けることも可能ですので、サポートチケットにてご連絡ください。

5 年連続 WBSO 承認 — R&D が加速させるパフォーマンス改善

ELSOUL LABO は、オランダ政府の研究開発支援制度 WBSO において 2022 年以降 5 年連続で承認を受けています。超低遅延を前提とした Solana RPC インフラの研究開発、バリデータ配置・運用オーケストレーションの自動化に関する研究を継続しており、その成果は直接的にプラットフォームのパフォーマンス改善に反映されています。

R&D の成果は積み重ねであり、改善の角度は時間とともに大きくなっています。パフォーマンスがそのまま価値に直結するユーザーにとって、ERPC の品質は継続的に進化し続けるものです。

次世代の選択肢 — AS200261 Solana 特化データセンター

ELSOUL LABO は、RIPE NCC より自社 ASN(AS200261)の付与を受け、Solana 特化のトップティア新データセンターの開設を進めています。既存のプレミアムデータセンターを超える、最高品質のインフラとして設計されており、今月末から来月にかけてご利用開始を予定しています。

最新世代の AMD EPYC 第 5 世代、AMD Threadripper PRO 第 5 世代(9975WX 等)、NVMe 第 5 世代で統一されたハードウェア構成に加え、自社 ASN による最適なネットワーク経路設計を実現します。パフォーマンスと ASN コンセントレーションスコアの両立という、これまで二律背反とされてきた条件を同時に満たす、理想の選択肢です。

初期ロットは予約完売となっておりますが、次回入荷分以降はウェイトリスト順にご案内いたします。

お問い合わせ

専有 Shreds に関するお問い合わせは、Validators DAO 公式 Discord にてサポートチケットを作成ください。

Validators DAO 公式 Discord: https://discord.gg/C7ZQSrCkYR 

ERPC の公式情報および各種プランは以下のサイトでご確認いただけます。

ERPC 公式 Website: https://erpc.global/ja 

日頃より ERPC をご利用いただき、心より御礼申し上げます。

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会社概要

ELSOUL LABO B.V.

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RSS
URL
https://labo.elsoul.nl/ja/
業種
情報通信
本社所在地
Joop Geesinkweg 501 ,AMSTERDAM-DUIVENDRECHT, Amsterdam, Noord-Holland, 1114AB, NL
電話番号
316-8722-8310
代表者名
川崎文武
上場
未上場
資本金
140万円
設立
2020年09月