米国のVyve Broadband、White Box型コアネットワーク構築に、IP Infusionの「OcNOS®」を採用

IP InfusionとRocNet Supplyとの協業により、ネットワークをアップグレード

ACCESS

IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、家庭および法人向けデータ・音声・動画サービスを提供する米国のマルチプルシステムオペレーター(MSO)であるVyve Broadbandが、自社コアネットワークインフラのアップグレードに際し、「OcNOS®」を採用したことを発表いたします。本アップグレードにより、Vyve Broadbandは、既存のネットワーク機器を、Edgecore Networksの多彩なWhite Box(ホワイトボックス)型ネットワーク機器と「OcNOS」に置き換えることで、既存機器とのシームレスな運用を実現しつつ、顧客の急増に伴う需要にも対応していきます。

Vyve Broadbandは、高速データ・動画・音声サービスを米国内で提供する大手プロバイダーであり、家庭および法人顧客向けにインターネットサービスとエンターテインメントソリューションを提供しています。同社では、Vyve、Eagle、Northland Communicationsの買収後、3つの異なるネットワークを単一の共通インフラに統合することが課題となっていました。「OcNOS」は、それらのレガシーネットワークをシームレスにつないで最終的に置き換えていく共通プラットフォームとなり、ネットワークの安定性と運用コストの削減というメリットをもたらします。


ネットワークのアップグレード戦略において、Vyve Broadbandは、標準化された導入計画と迅速な展開が重要と考えていました。同社のこうした導入におけるニーズを迅速に実現するため、ニューヨークに本社を置き、ブロードバンドおよびファイバーネットワークインフラを専門に手掛けるRocNet Supplyが、設計とテストにおける知見を提供しました。


RocNet Supply 最高経営責任者(CEO) Mike Baker氏は、

「当社は、『OcNOS』が搭載されたEdgecoreのハードウェアの導入ラボを立ち上げて構成テスト行い、わずか3カ月足らずでソリューションの展開を開始することができました。収益を生み出すまでの時間は、他のベンダーが一般的に掛かる時間と比べて約半分で実現でき、White Box ソリューションの強みを実感できました」と述べています。


Vyve Broadband ネットワークエンジニアリング担当ヴァイスプレジデント Randy Horn氏は、

「当社は、IP Infusionの『OcNOS』により、運用面で大きなメリットを得ることができました。アーキテクチャ、構成、手順、管理、文書化、研修を共通プラットフォーム上で標準化することができたため、導入サイクルが迅速化され、ネットワークの安定性が向上しました。導入が3分の1ほど完了する頃には、当社サポートセンターへの電話が大幅に減少していることを実感しました。これは、ネットワークの信頼性が向上した結果、ネットワークに影響を与える事象が減少したためであると考えています。この度のWhite Box型コアへの移行は、分散され、かつWhite Box型ネットワークアーキテクチャを構築するという当社の全体戦略に合致するものです。当社は、単一のプロバイダーによる既存ハードウェアをWhite Box型ハードウェアと『OcNOS』に交換することで得た柔軟性を活かして、急成長する当社事業のニーズを満たすことができる最先端のネットワーク構築に必要な一連の機能を得る等、複数のメリットを早期に実現しました。『OcNOS』により、当社はコントローラーベースのセグメントルーティングという最終的なネットワーク目標を達成でき、当社の自動化計画に見合う拡張性を得ることができます」と述べています。


IP Infusion 最高経営責任者(CEO)緒方 淳は、

「IP Infusion製品の特長は、パフォーマンスを損なわない相互運用性と安定性です。当社のネットワーキングのお客様においては、従来のハードウェアベンダーと同等の機能性をわずかなコストで実現するために、オープンネットワーキングソフトウェアを採用するケースが増えています」と述べています。


■IP Infusionについて

IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けオープンネットワークソフトウェアおよびソリューションにおける世界的なプロバイダーです。IP Infusionのソリューションの顧客は数百社を超え、導入実績は数千件に及び、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)において市場をリードしています。IP Infusionの「OccNOS®」により、ネットワーク事業者はネットワークをディスアグリゲーション(ハードウェアとソフトウェアの機能分離)することで、イノベーションの加速、運用の合理化、総所有コスト(TCO)の削減が可能になります。また、ネットワークOEMは、ネットワークデバイスを分離して、市場投入までの時間を短縮し、包括的なサービスを提供し、キャリアグレードの堅牢性を実現することが可能となります。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社として独立して運営されています。

https://www.ipinfusion.com/


■株式会社ACCESSについて

ACCESS(東証プライム:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび数百社を超える企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。

https://www.access-company.com/


※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。

※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。

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会社概要

株式会社 ACCESS

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都 千代田区神田練塀町3番地 大東ビル
電話番号
03-6853-9088
代表者名
大石 清恭
上場
東証プライム
資本金
170億7200万円
設立
1984年02月