長城汽車、車載インフォテインメントにおけるインターネットラジオとポッドキャストの導入で、ACCESS EuropeとRadiolineを採用

ACCESS

ACCESS Europe GmbH(本社:ドイツ・オーバーハウゼン、最高経営責任者:青野 政博、以下、ACCESS Europe)は、ACCESSの車載インフォテインメント(In-Vehicle Infotainment、IVI)向けプラットフォーム「ACCESS Twine™ for Car(以下、Twine4Car)」にRadioline(本社:フランス)のオーディオエンターテインメントアプリを統合し、中国の自動車メーカーである長城汽車股份有限公司(本社:中国河北省保定市、英語名:Great Wall Motor Company Limited、以下、長城汽車)の欧州モデル向けに提供開始することを発表いたします。これにより長城汽車は、高性能で操作性に優れた、自社ブランドの車載IVIシステムを通じて、ドライバーや同乗者に幅広いオーディオコンテンツを提供できるようになります。

Radioline 最高執行責任者(COO) Xavier Filliol氏は、

「ACCESSとRadiolineは、コネクテッドカー・ユーザーへ強化されたシームレスな体験を提供するという共通のビジョンを掲げています。当社アプリを『Twine4Car』に統合することで、長城汽車はドライバーや同乗者とのエンゲージメントを高め、ブランドロイヤルティを構築できるようになります。欧州における長城汽車のユーザーが、従来のFM形式やDAB形式(Digital Audio Broadcasting )のラジオ放送よりもはるかに充実したラジオやポッドキャストのエンターテインメントを楽しめるようになることを心待ちにしています」と述べています。


Radiolineの車載アプリは、15年以上に及ぶ、モバイル・OTT・IoTでの統合実績により蓄積された知見を基盤としており、車載エンターテインメント向けのLinuxとAndroidプラットフォームに対応しています。同社のアプリは、161カ国からの、11万以上のラジオチャンネルやインターネットラジオ局、全国・地域番組、ポッドキャストを提供しています。また、カスタムメタデータを活用することで、タイトル・概要・ジャケット・アルバム名へのアクセス等、豊富なコンテンツ情報をドライバーや同乗者に提供します。直感的でカスタマイズ可能なユーザーインターフェース(UI)により、安全基準からエンターテインメントの提供に至るまで、その時々のドライバーのニーズに対応します。


長城汽車は、EUや他市場に事業拡大している中国の自動車メーカーの一社であり、豊富なコンテンツを取り揃えたインフォテインメントの需要が高まる中、コネクテッドサービスへのアクセスを重要な差別化要因と考えています。今回の発表に先立ち、長城汽車は、今年に入り、電気自動車(EV)ブランド「ORA(欧拉)」およびSUVブランド「WEY(魏牌)」の欧州向けモデルにIVIを提供するためにACCESS Europeを選定したことを発表しています。


ACCESS Europe 最高経営責任者(CEO)青野 政博は、
「『Twine4Car』が目指すのは、自動車メーカーがドライバーや同乗者に向けたサービスを迅速に統合し、実現できるようにすることです。長城汽車は、Radiolineを活用し、欧州モデル向けに優れたオーディオ体験を提供します。ACCESSは、長城汽車がコネクテッドカーのドライバーの高い期待に応えるため、運転中にもエンターテインメントを楽しみ、コネクテッドサービスを得られるようにします」と述べています。


「Twine4Car」の最新版は、数々のメディアパートナー企業が配信するコンテンツや多彩なアプリ・テレビサービス・VOD(Video On Demand)を多くの市場に向けて提供しています。自動車メーカーはそれらを活用することで、プリインストールしたアプリへのアクセスやスマートフォン・タブレット・リアシートエンターテインメント(RSE)の完全なBYOD(Bring Your Own Device)対応を可能にしながら、自社ブランド化したHMI(Human Machine Interface)を構築し、極めて柔軟かつコネクテッドな車内体験を実現できます。

「Twine4Car」のその主な機能は以下のとおりです。


「Twine App Store」:専用の車載アプリストアにより、自動車メーカーは自社ブランドの車載プラットフォームでドライバーや同乗者に幅広いアプリやゲームを提供することができます。

Twine4Carエンターテインメントハブ:ドライバーや同乗者の好みに基づいてパーソナライズされたコンテンツへのアクセスを提供する、集約された統合コンテンツプレゼンテーションにより、車内での完全なテレビ体験を実現します。

収益化およびデータサポート:自動車メーカーは、ヘッドユニットおよびRSE向けのプレロール/ポストロール動画広告や車内でのゲーム/コンテンツサブスクリプションの収益分配モデルを通じて、新たな車載ビジネスモデルを構築することができます。

Androidネイティブアプリのサポート:「Twine4Car」により、Androidネイティブアプリのシームレスな統合が可能になり、自動車メーカーの自社ブランドのIVIインターフェースにおいて没入感のあるユーザーエクスペリエンス(UX)を実現します。これにより、自動車メーカーはサービスを全面的に管理し、ネイティブアプリでも、組み込み型サービスまたはAPIベースのサービスでも、理想的なUXを実現することができます。

マルチディスプレイ、キャスト、Sync Play(同期再生):「Twine4Car」経由で提供されるアプリやサービスは、マルチディスプレイに対応しており、どのディスプレイからでも起動できます。これにより、複数のユーザーが複数のディスプレイでコンテンツを同期再生し、シアター体験を楽しむことができます。

ペアレンタルコントロール/リモートコントロール:「Twine4Car」により、車内のどのスクリーンからでもコンテンツを管理できるほか、保護者は子どもが視聴するコンテンツの種類や視聴時間を管理することができます。

 

■株式会社ACCESSについて

ACCESS(東証プライム:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび数百社社への採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。

https://www.access-company.com/


■Radiolineについて

Radioline は、高度な機能を備えたラジオとポッドキャストの最も完全なカタログを提供する世界的なラジオプロバイダーです。2006年以来、Radiolineのサービスは、あらゆるデバイス向けに、幅広いパートナーによって配信されています。拡張性の高いプラットフォーム上に構築された同社アプリは、EPGとメタデータで強化され、ローカル/地域のカタログへのアクセスを提供しています。

RadiolineはBaracodaの子会社です。

https://business.radioline.co


■長城汽車について

長城汽車股份有限公司(Great Wall Motor Company Limited、GWM)は、1984年に設立され、中国に拠点を置く国際的なマルチブランドの自動車メーカーです。2020年、同社は自動車管理センター(CAM)のコネクテッドカーイノベーションインデックスで最も革新的なOEM企業15社に選ばれました。GWMは約100の子会社を持ち、70,000人を超える従業員を雇用しています。同社は60か国以上で500のネットワークを展開しており、国内市場以外で700,000台以上の車両を販売しています。GWMはすべての大陸に存在します。

https://www.gwm-global.com/


※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。

※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

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会社概要

株式会社 ACCESS

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URL
https://www.access-company.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都 千代田区神田練塀町3番地 大東ビル
電話番号
03-6853-9088
代表者名
大石 清恭
上場
東証プライム
資本金
170億7200万円
設立
1984年02月