ERPC、専有 Solana RPC ノードに Geyser gRPC オプションが登場 — 物理コア集中の最大パフォーマンスモード、SWQoS 対応ステーキングパワーオプションも提供開始
専有 Solana RPC ノードのラインナップを刷新し、AMD EPYC 第 5 世代 CPU を採用したハイパフォーマンス構成と、Geyser gRPC ストリーミング対応プランの提供を開始

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎文武)および Validators DAO が運営する ERPC は、専有 Solana RPC ノードのラインナップを刷新し、AMD EPYC 第 5 世代 CPU を採用したハイパフォーマンス構成と、Geyser gRPC ストリーミング対応プランの提供を開始したことをお知らせいたします。
あわせて、物理コア集中の最大パフォーマンスモードを採用した Max 構成、および SWQoS ノード対応のステーキングパワーオプション(1,000 SOL あたり €100/月)の提供を開始しました。将来的には、ステーキングパワーを提供したいバリデータと、それを利用したい専有ノードホルダーの双方にとって最適な SWQoS マーケットの構築を進めてまいります。
専有 Solana RPC ノードとは — 共有ノードとの本質的な違い
共有ノードの構造的限界
一般的な共有 Solana RPC ノードでは、複数のユーザーのクエリとトランザクション送信が同一のノード上で処理されます。すべてのリクエストには厳密な処理順序が存在し、自分のリクエストがいつ処理されるかは、その瞬間の他ユーザーの負荷に依存します。
つまり、共有ノードには「運」の要素が構造的に組み込まれています。どれほど自分のアプリケーションを最適化しても、同じノード上の他ユーザーの負荷によって、レスポンスタイムが変動し、トランザクションの送信タイミングにばらつきが生まれます。RPC の帯域を他者と分け合う限り、抽選と混雑のレイヤーが一つ余分に存在する — これが共有ノードの構造的限界です。
専有ノードが排除するもの
専有 Solana RPC ノードは、RPC 帯域を丸ごと専有できる構成です。他利用者のクエリやトランザクションが一切混在しないため、自分のリクエストだけにノードのリソースを集中させることができます。
共有ノードで避けられなかった、同一 RPC ノード上の他利用者との処理順序競争や混雑の影響を構造的に排除し、レスポンスタイムのばらつきはノード自体の処理性能とネットワーク条件に主として依存する、より予測可能な構成を実現しています。「運」の要素を RPC レイヤーから排除し、自分のリクエストに対して常に最速のレスポンスを得られる環境です。
Solana において、トランザクションの送信タイミングは着地順序を左右する決定的な要素です。高頻度取引・DeFi・リアルタイム処理において、RPC 側で他者のリクエストと処理順序を争わない構成は、そのまま競争優位に直結します。
新ラインナップ — Standard / Pro / Max

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Standard(€2,480/月) — EPYC 4th Gen 32 コア。コストパフォーマンスに優れた専有 Solana RPC 構成
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Pro(€2,980/月) — EPYC 5th Gen 32 コア。第 5 世代の処理性能に加え、Geyser gRPC ストリーミング対応
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Max(€3,980/月) — EPYC 5th Gen 64 コア。最速物理コア稼働による圧倒的なパフォーマンス。Geyser gRPC ストリーミング対応
すべてのプランにおいて、専有 Solana RPC Endpoint、HTTP 通信、WebSocket 対応、IP ホワイトリスト無制限、トークン無制限、TPS 無制限、ERPC プラットフォームとのゼロ距離通信を標準で備えています。
TLS を前提としない HTTP 通信構成により、暗号化処理に伴うオーバーヘッドを排除しています。ERPC プラットフォーム内の VPS やベアメタルサーバーと組み合わせることで、超低遅延な Solana RPC 実行環境を実現します。
Pro・Max 構成には Geyser gRPC ストリーミングサポートが付帯し、RPC メソッドの実行とリアルタイムストリーム受信を単一の専有ノード上で完結させることが可能です。
ERPC 専有 RPC: https://erpc.global/ja/rpc/
Max 構成 — 物理コア集中の最大パフォーマンスモード
Max 構成は、EPYC 第 5 世代 64 コアの大規模コア構成を採用し、物理コア集中の最大パフォーマンスモードで稼働します。
64 の物理コアすべてが最適化された状態で稼働し、論理スレッドに依存しない物理コア中心の構成、CPU C-state の無効化、CPU ガバナーの performance 固定、カーネルパラメータの最適化、ネットワークスタックのチューニング、IRQ アフィニティの最適化 — あらゆるレイヤーにおいて速度を制限する要因を排除したスピード最優先の構成です。
専有 RPC ノードにおいて、物理コアの潤沢さは速度だけでなく安定性にも直結します。大量の RPC コール、WebSocket 接続、Geyser gRPC ストリームを同時に処理しながら、個々のリクエストのレイテンシを犠牲にしない — 速度と安定性の両立を、物理的なコアリソースの潤沢さによって実現しています。
日々の研究開発成果がすべて反映される
専有 Solana RPC ノードは、ERPC の研究開発の成果がすべて反映された状態で提供されます。
省電力・パフォーマンスセーブ機能の徹底排除、HTTP 通信への統一、カーネルおよびネットワークスタックの最適化、IRQ アフィニティの最適化 — これまでのパフォーマンスブーストで蓄積されたすべての研究開発成果が、専有ノードに適用されています。
共有ノードとは異なり、これらの最適化の恩恵を他ユーザーと分け合うことなく、丸ごと享受できます。ERPC のパフォーマンスが改善されるたびに、専有ノードのパフォーマンスも連動して向上する — 購入した時点がピークではなく、プラットフォームの進化とともに速くなり続ける構成です。
SWQoS 対応 — ステーキングパワーオプション
専有 Solana RPC ノードには、SWQoS(Stake-weighted Quality of Service)に対応するステーキングパワーオプションが用意されています。1,000 SOL あたり €100/月 で、専有ノードにステーキングパワーを付与し、SWQoS による優先レーンでのトランザクション送信が可能になります。
Solana の SWQoS は、ステーク量に応じて優先帯域へのアクセスに差が生まれる仕組みです。より大きなステーキングパワーを持つノードは、リーダーノードに向けたトランザクション送信において優先レーンを確保しやすくなります。高頻度取引や DeFi のように着地順序が重要なワークロードでは、この差が着地確率や着地タイミングに直接影響します。
将来構想 — SWQoS マーケット
ERPC は将来的に、SWQoS マーケットの構築を進めます。
SWQoS マーケットとは、ステーキングパワーを提供したいバリデータと、ステーキングパワーを利用したい専有ノードホルダーをマッチングするマーケットプレイスです。バリデータにとっては保有するステークの活用範囲が広がり、追加収益を得ることができます。専有ノードホルダーにとっては、必要なステーキングパワーを柔軟に調達できる環境が整います。
ERPC の Solana 特化データセンター(AS200261)を基盤として、バリデータと専有ノードホルダーの双方にとって最適なマッチングが成立するマーケットを構築し、Solana ネットワーク全体のパフォーマンスとエコシステムの成長を後押しします。
なぜ私たちは最速のプラットフォームを自ら構築するのか
信頼やブランドでは最速は手に入らない
サーバー業界には、顧客の知識量に応じて提供されるリソースの品質が変わるという構造的な現実があります。データセンター側には、電力やネットワーク帯域をセーブすることで収益性が上がるインセンティブが常に働いており、顧客のパフォーマンスが上がってもデータセンター側の収益が増えるわけではありません。
私たちは過去に、「最速」を前提に依頼した構成提案の中に、性能要件に見合わない旧世代のネットワークカードが含まれていた経験があります。顧客側が自ら監査しなければ、性能上のボトルネックが見過ごされやすい構造があることを、実体験として理解しています。
ERPC が解決する構造的課題
従来、Solana 上で高速な専有 RPC 環境を構築するには、RPC ベンダーのサーバー所在地の調査、同一ネットワーク内でのベアメタルサーバーの調達、パフォーマンスセーブの監査と解除、OS レベルの全レイヤーチューニングなど、広範かつ深い専門知識が必要でした。
ERPC は、Solana RPC プラットフォームと、ユーザーがデプロイするベアメタルサーバー・VPS・Shreds・gRPC・Unlimited Endpoints を同一プラットフォーム内に統合しています。プラットフォーム内にデプロイするだけで、最速の通信条件、最適化済みの構成、Solana に特化したチューニングのすべてが最初から手に入ります。
データセンターに関する深い知識がなくとも、最速の環境を手にすることができる — これが ERPC の設計思想であり、私たちが独自のプラットフォームを構築し続ける理由です。
5 年連続 WBSO 承認 — 研究開発成果が直接パフォーマンスに反映される
ELSOUL LABO は、オランダ政府の研究開発支援制度 WBSO において 2022 年以降 5 年連続で承認を受けています。超低遅延を前提とした Solana RPC インフラの研究開発、バリデータ配置・運用オーケストレーションの自動化に関する研究を継続しており、その成果は直接的にプラットフォームのパフォーマンス改善に反映されています。
今回の専有 RPC ノードラインナップ刷新も、これらの研究開発の中で蓄積された知見が実運用として具現化されたものです。R&D の成果は積み重ねであり、改善の角度は時間とともに大きくなっています。
次世代の選択肢 — AS200261 Solana 特化データセンター
ELSOUL LABO は、RIPE NCC より自社 ASN(AS200261)の付与を受け、Solana 特化のトップティア新データセンターの開設を進めています。既存のプレミアムデータセンターを超える、最高品質のインフラとして設計されており、今月末から来月にかけてご利用開始を予定しています。
最新世代の AMD EPYC 第 5 世代、AMD Threadripper PRO 第 5 世代(9975WX 等)、NVMe 第 5 世代で統一されたハードウェア構成に加え、自社 ASN による最適なネットワーク経路設計を実現します。パフォーマンスと ASN コンセントレーションスコアの両立という、これまで二律背反とされてきた条件を同時に満たす、理想の選択肢です。
ELSOUL LABO の Solana 特化データセンターは、最大パフォーマンスと最大インセンティブの両方を、バリデータおよび RPC を利用する Solana 開発者・Solana プロジェクトの双方にお届けします。Solana ネットワーク全体のパフォーマンスを押し上げる存在として、SWQoS マーケットと連携し、エコシステムの成長基盤となることを目指しています。
初期ロットは予約完売となっておりますが、次回入荷分以降はウェイトリスト順にご案内いたします。
お問い合わせ
専有 Solana RPC ノードに関するお問い合わせは、Validators DAO 公式 Discord にてサポートチケットをご作成ください。
Validators DAO 公式 Discord: https://discord.gg/C7ZQSrCkYR
ERPC の公式情報および各種プランは以下のサイトでご確認いただけます。
ERPC 公式 Website: https://erpc.global/ja
日頃より ERPC をご利用いただき、心より御礼申し上げます。
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