ペットの飼い主対象のグローバル調査から、寄生虫リスクの理解不足を確認、適切な寄生虫対策指導・助言の重要性が明らかに
• 43%の飼い主がペットに寄生虫が感染したことがあると答え、75%が寄生虫予防の明確な助言を求めている
• 獣医師は、ペットの健康に関する助言において最も信頼できる情報源と認識されている
• 寄生虫対策というシンプルな行動が、犬と猫の健康維持に大きく影響するという理解を深めることが重要
当プレスリリースについて
この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が3月18日に発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものをベースにしています。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。
2026年3月18日 ドイツ/インゲルハイム
毎年3月20日の「世界寄生虫意識向上デー(World Parasite Awareness Day)」にあたり、ベーリンガーインゲルハイムがペットの飼い主6,500人を対象に寄生虫予防に関するグローバル調査を行ったところ、寄生虫リスクに関する認知度や予防行動において、飼い主の間に依然として大きなギャップが存在することが明らかになりました。
日本を含む世界9カ国でのペットの飼い主6,500人を対象にした当社のグローバル調査(1)により、寄生虫のリスクに頻繁にさらされているなか、飼い主にとって、寄生虫対策意識の向上・より明確なガイダンスと啓発・予防習慣の強化が重要であることが明らかになりました。27%は、寄生虫のリスクをほとんど知らない・あるいはまったく知らないと回答し、75%にのぼる大多数の回答者は、予防に関する明確な助言には価値があると答えました。同時に、43%の回答者は、自分のペットに寄生虫が感染したことがあると回答しており、そのうち5件に1件は過去1年以内のことでした。こうした結果から、実際の経験と理解度の間に重大なギャップがあることが明確になり、寄生虫リスクの認知向上と、一貫した予防行動が必要であることが分かりました。
寄生虫の研究調査によると、米国だけでも、120万匹以上の犬がフィラリア症(犬糸状虫症)検査で陽性であると推定されています(2)。欧州では、フィラリア症がこれまでになかった国にも拡大しており、また、南米・アフリカ・アジアの一部地域では、地域的な条件と関連してフィラリア症の罹患率が依然として高くなっています。体表につく寄生虫では、マダニは日本をはじめ世界中で一般的にみられます。イタリアで行われた最近の研究では、47%以上の犬についている可能性が示され(3)、東南アジアで行われた同様の研究でも、最大推計で67%の飼い犬で1匹以上のマダニが見つかっています(4)。こうした吸血性の寄生虫は、ライム病(ライム・ボレリア症)・犬バベシア症など、重篤な症状につながりうる感染症を媒介します。
日本では、ペットの寄生虫として、特に体表につくノミやマダニと、体内に潜む犬糸状虫(フィラリア)がよく知られています。近年日本でも感染や発症事例が報告されているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニを介して感染し、ペットから人にも感染して生命にかかわる深刻な事態になった事例もあります。
獣医師は、リスクを判断しながら適切な予防策を助言し、飼い主による責任あるケアを支えるうえで重要な役割を果たします。獣医師は、ペットの健康について最も信頼できる情報源であり、今回の調査でも70%の飼い主は、獣医師にまず相談したいと回答しています。寄生虫のリスクは、場所・季節・ライフスタイルによって異なるため、ペットと人を守るには、それぞれに見合ったアドバイス、定期的なモニタリング、責任ある予防対策が不可欠です。
寄生虫は、ペットに不快症状や感染症を引き起こすほか、一部は人にも感染することがあります。近年の地球規模の温暖化や、広範囲にわたる交易・移動の増加に伴い、寄生虫の生息域は拡大しており、対策はこれまで以上に重要になっています。また、エアコンなどで一年を通して室内が一定の温かさに保たれる快適な環境では、一部の寄生虫が従来の季節周期を超えて活動を続ける可能性があり、飼い主はご自身のペットの生活環境やリスクに応じて、年間を通じて適切な寄生虫対策について意識を高め、獣医師にも相談しながら行動することが重要です。
「世界寄生虫意識向上デー(World Parasite Awareness Day)」は、寄生虫がペットや周囲の人に及ぼす健康リスクについて理解を深め、寄生虫対策の重要性を広く伝えることを目的に、毎年3月20日に実施される国際的な啓発デーです。HealthforAnimals が2025年に創設し、獣医師団体や研究者、アニマルヘルス関連団体の支援とともに、寄生虫がもたらす影響や、適切な予防行動の必要性を広く啓発する機会となっています。ベーリンガーインゲルハイムは、予防や早期発見の発展に取り組む企業として、こうした啓発活動を支援するとともに、引き続き獣医師と緊密に協力し、飼い主が十分な情報をもとに適切に行動できるような支援に注力してまいります。
ベーリンガーインゲルハイム ‐ アニマルヘルスビジネスについて
ベーリンガーインゲルハイムは、動物の疾患の予防と治療におけるイノベーションをお届けしています。獣医師やペットオーナー、畜産家、政府当局に対し、ペット、馬、ライブストック(産業動物)のワクチンや寄生虫駆除薬、医薬品を幅広く提供しています。アニマルヘルス業界のグローバルリーダーとして、ベーリンガーインゲルハイムは、動物と人の健康は深く関連しているということに重きを置き、人と動物、社会に違いをもたらすべく邁進しています。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/animal-health/about-animal-health-business-unit
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/animal-health
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、人と動物の健康に貢献するバイオ製薬企業です。研究開発における業界トップクラスの投資を行い、アンメットメディカルニーズの高い分野で、より長くより良い生活を送ることを可能にする画期的な治療法の開発に注力しています。1885年の創業以来、ベーリンガーインゲルハイムは株式を公開しない独立した企業形態により、長期的な視点を維持し、バリューチェーン全体にサステナビリティを組み込んだ活動を行っています。より健やかでサステナブルかつ公平な未来を築くため、約5万4,300人の社員が130以上の市場で活動しています。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.com/jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
References
(1) ペットオーナー調査:本調査は、英国、米国、フランス、ドイツ、トルコ、中国、日本、メキシコ、ブラジルの6,500人のペットオーナーを対象として実施。2026年1月、Sapio Researchによりメールでの告知とオンラインアンケートを通じて実施。
(2) American Veterinary Medical Association (AVMA). Heartworm incidence climbs despite preventive efforts. Published October 08, 2024. https://www.avma.org/news/heartworm-incidence-climbs-despite-preventive-efforts
(3) Maurelli, M.P., Pepe, P., Colombo, L. et al. A national survey of Ixodidae ticks on privately owned dogs in Italy. Parasites Vectors 11, 420 (2018). https://doi.org/10.1186/s13071-018-2994-2
(4) Colella V, Nguyen VL, Tan DY, Lu N, Fang F, Zhijuan Y, et al. Zoonotic Vectorborne Pathogens and Ectoparasites of Dogs and Cats in Eastern and Southeast Asia. Emerg Infect Dis. 2020;26(6):1221-1233. https://doi.org/10.3201/eid2606.191832
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