PFAS対策技術コンソーシアムはトヨタ自動車株式会社とPFAS測定技術のデジタル標準(DX)確立に向けた協業プロジェクトを開始します
PFAS測定結果の信頼性の高いデータ解析共通基盤の構築と、「測る」から「判断する」までを支える標準化を目指す
株式会社キャンパスクリエイトが事務局を務めるPFAS対策技術コンソーシアムは、トヨタ自動車株式会社が開発するデータ解析基盤「WAVEBASE」を活用したPFAS測定技術に関する協業プロジェクトを開始します。
本プロジェクトでは、PFAS測定結果の信頼性の高いデータ解析について様々な業種で使用できる共通基盤の構築を目指すとともに、WAVEBASEをPFAS分析のためのデジタル基盤として展開し、PFAS対策の効率化・高度化と社会実装を目指します。

本取り組みの背景には、PFAS測定技術の高度化に向けた技術進展があります(Jiao et. al., nature communications / Yu et. al., nature machine intelligence 2025)。人工知能、オープンデータベース、国際標準分析法ISO21675を高度に融合することで、製品や環境試料中に存在する未知のPFASの把握・特定を支援する技術の開発が急速に進みつつあります。これにより、従来のように限られた個別化合物を対象とした測定・管理に加え、より包括的で実態に即したPFAS評価・管理の実現が期待されています。
また、PFASを利用する企業やメーカーが、自社製品の製造・流通に伴うPFAS由来の環境負荷について、自主管理を進めるための基盤技術としての活用も見込まれています。
今回の協業プロジェクトでは、株式会社キャンパスクリエイトの広域TLOとしての実績をもとに、産業界、学協会、分析機器メーカーなどの連携も視野に入れ、特徴量解析とPFAS分析に特化した機械学習アプリケーションの開発や、実務に基づく事例開発を進めていきます。これにより、PFAS分析における“デジタル標準(DX)”の早期確立を目指し、PFAS分析の「測る」から「判断する」までを支える仕組みづくりを推進し、国内PFAS対策の効率化・高度化と社会実装を目指します。
【WAVEBASEについて】
WAVEBASEは、トヨタ自動車株式会社が開発したクラウド型のデータ解析基盤であり、材料開発や分析分野におけるデータ活用を支援するマテリアルズ・インフォマティクス(MI)プラットフォームです。実験・計測データの前処理から特徴量抽出、統計モデルの構築、結果の可視化、さらには次の実験条件の提案までを一気通貫で実行でき、少量データからでも有効な知見を引き出すことが可能です。
トヨタが長年にわたり蓄積してきた材料研究開発の知見とAI・機械学習技術を融合しており、専門的なデータサイエンスの知識がなくても直感的に活用できる点を特徴としています。これにより、従来は属人的であった解析業務の標準化および再現性の向上を実現し、データに基づく意思決定を支援します。
本プロジェクトでは、このWAVEBASEをPFAS分析に応用することで、分析データの構造化・共有・高度解析を可能とし、PFAS分析プロセスの効率化と高度化、さらには分析結果に基づく判断支援の基盤として活用していきます。
【PFAS対策技術コンソーシアムについて】
PFAS対策技術コンソーシアムは、国立研究開発法人産業技術総合研究所にて培われた技術シーズと海外の最新研究成果を国内産業界・地方自治体等に普及させ、国内PFAS対策(計測・処理)技術の底上げを行うことを目的に、2021年6月21日に国立研究開発法人産業技術総合研究所 山下信義上級主任研究員を会長として設立し、2025年3月31日まで活動しました。
産業界からの継続ニーズを受け、2025年4月より株式会社キャンパスクリエイトが事務局を担い、新体制にて活動を継続しています。
HP:https://www.campuscreate.com/pfas-office/
〈PFAS対策技術コンソーシアム問い合わせ先〉
PFAS対策技術コンソーシアム事務局(株式会社キャンパスクリエイト)
E-mail:pfas.info@campuscreate.com
【本件に関するお問い合わせ先】
PFAS対策技術コンソーシアム事務局(株式会社キャンパスクリエイト)
E-mail:pfas.info@campuscreate.com
すべての画像
