量子コンピュータを用いた処方自動生成システムを開発 ハイブリッド型アルゴリズムによる計算の高速化と実用性の確立
株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、量子コンピュータと従来型のコンピュータを組み合わせたハイブリッド型アルゴリズムにより、高速に動作する化粧品の処方自動生成システムを開発しました。本システムの適用例として、角栓除去能の高さを目標品質としたクレンジングオイル処方を自動生成したところ、安全に使用できる条件を満たしながら、これまでの一般的な処方よりも高い角栓除去能をもつ処方が得られました。今後、他の剤型など適用範囲を広げていきます。なお、このアルゴリズムについては関連する2件の特許を出願済みです。
そこで、当社では量子コンピュータを用いて、目標品質に最適な化粧品処方を高速に自動生成させることができるアルゴリズムの開発を試みました。さらに、開発したアルゴリズムの適用例として、角栓除去能の高さを品質指標としたクレンジング処方の自動生成と評価を実施しました。
(※1)2020年12月17日発行ニュースリリース
https://corp.kose.co.jp/ja/media/2020/12/20201217.pdf
その結果、自動生成した処方はこれまでの一般的な処方よりも高い角栓除去能を示しました(図2)。今回のクレンジングオイル処方の自動生成において、処理に要した時間はわずか数秒であり、量子コンピュータを用いないアルゴリズムと比較して、約900分の1に短縮できました。
- 研究の概要
そこで、当社では量子コンピュータを用いて、目標品質に最適な化粧品処方を高速に自動生成させることができるアルゴリズムの開発を試みました。さらに、開発したアルゴリズムの適用例として、角栓除去能の高さを品質指標としたクレンジング処方の自動生成と評価を実施しました。
(※1)2020年12月17日発行ニュースリリース
https://corp.kose.co.jp/ja/media/2020/12/20201217.pdf
- 量子コンピュータと従来型のコンピュータの強みを生かしたハイブリッド型アルゴリズムの開発
- (適用例) 角栓除去能に優れたクレンジングオイル処方の設計
その結果、自動生成した処方はこれまでの一般的な処方よりも高い角栓除去能を示しました(図2)。今回のクレンジングオイル処方の自動生成において、処理に要した時間はわずか数秒であり、量子コンピュータを用いないアルゴリズムと比較して、約900分の1に短縮できました。
- 今後の展望
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