最適設計支援ソフトウェア「Optimus」最新バージョン2021.1SP1リリースのお知らせ
効率的な最適化アプローチを学習し自動実行する新機能を搭載!最適化初心者でも精度の高い最適解を容易に取得でき、製品開発期間の短縮や製品品質の向上を支援します。
Optimusは、構造、熱、流体、電磁場、音響、公差、制御、光学、電気など様々な分野のCADやCAEソフトウェアを統合させ、解析の自動化/最適化を行う最適設計支援ソフトウェアです。自動車分野をはじめ、航空宇宙や精密機械などの様々な分野の開発プロセスにおいて活用されており、CAD やCAE を使用した製品開発の効率化、品質の向上を実現します。 |
今回のバージョンアップでは、ワンクリック最適化「NAVIRUN」、進化したMulti-Fidelity(マルチフィデリティ)モデル(※1)、CAD/CAEソフトウェアインタフェースの新しい設定ウィザード、簡単な操作でワークフローの再利用や共有を可能にするサブグラフ機能が追加されました。
==================================
◆ Optimus 2021.1SP1で追加された主な新機能
================================
■ワンクリック最適化「NAVIRUN」により、初心者でも精度の高い最適解を容易に取得可能に!
計算回数を指定するだけで、最適解を得るための効率的なアプローチを自動的に選択、実行する新機能「NAVIRUN」が搭載されました。最適化だけ実行しても精度の高い最適解は得られません。ユーザーは精度の高い最適化を得るために、実験計画法によるサンプリングや応答曲面モデル(※2)の作成、そして最適化アルゴリズムの実行などを検討する必要がありました。しかし「NAVIRUN」の搭載によってこれらの検討が不要になり、最適化の知識がなくても容易に高精度な最適解を得ることが可能となりました。これにより設計効率や設計品質の向上を実現します。
■「適応型Multi-Fidelityモデル」新規導入により、これまで数時間かかっていた大規模データからの高精度な予測モデルの取得が数分で可能に
少ないシミュレーションリソースで精度の高い応答曲面モデルを作成できる機能「Multi-Fidelityモデル」の進化版「適応型Multi-Fidelityモデル」が新たに導入されました。これまでのMulti-Fidelityモデルでは、応答曲面モデルの作成手法は1種類でしたが、適応型Multi-Fidelityモデルの導入によって手法が増えました。さらに、複数の手法の中から最適な手法を自動選択できるようになったため、様々なタイプのデータに対応できるようになりました。例えば誤差の多いデータでも誤差の影響を最小限にとどめた応答曲面モデルを得ることが可能となります。また、これまで難しかった大規模データを取り扱うことができるようになり、数時間を要していた応答曲面モデルの作成時間を数分間に短縮することが可能です。
■ CAD/CAEソフトウェアの新しいインタフェース設定ウィザードが、GUIから瞬時に起動可能に
Optimusは豊富なCADやCAEソフトウェアとのインタフェースを提供しており、複雑なエンジニアリングプロセスを自動実行するための設定を直感的に行うことができます。最新バージョンには、数クリックで、コンピューターにインストールされている全てのCAD/CAEソフトウェアへのインタフェースを設定できる設定ウィザードアイコンがGUI上に導入されました。いつでも追加設定ができるので、CADやCAEを新しくインストールしたり、バージョンアップしたりする際の対応が容易になります。
■「サブグラフ」機能によるワークフローの再利用と共有で、初心者でも簡単に自動化が可能に
CAD/CAEの自動実行を定義するワークフローの一部をパッケージ化できる「サブグラフ」機能が導入されました。この機能により、ユーザーが構築したワークフローから必要な部分を取り出してパッケージ化し、自分たちのオリジナル「サブグラフ」ライブラリとしてチームメンバーと共有できます。マウスの選択操作だけで複雑なワークフローを再利用できるため、Optimus初心者でも簡単に自動化が可能となり、操作習得の時間を削減します。
Optimus2021.1SP1の詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/optimus/product/release.html
----------------------------------------------------------
【注釈】
※1:Multi-Fidelity(マルチフィデリティ)モデル:実験データや3次元解析データ、2次元解析データなど信頼性の異なるデータについて、それぞれの信頼度を考慮して1つのモデルに融合した応答曲面モデル。従来の方法では信頼度の異なるデータであっても同じ信頼度として応答曲面モデルを作成するため、信頼性の高いデータを有効活用できなかった。
※2:応答曲面モデルおよび応答曲面法:実験計画法などにより得られた離散的なデータを連続的な曲面へ近似する方法を応答曲面法と呼び、作成された近似式を応答曲面と呼ぶ。
-------------------------------------------------------------
サイバネットについて
サイバネットシステム株式会社は、CAEのリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。また、IT分野では、サイバー攻撃から情報資産を守るエンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティなどのITセキュリティソリューションを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。
企業ビジョンは、「技術とアイデアで、社会にサステナビリティとサプライズを」。日々、多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様の課題を、期待を超える技術とアイデアで解決し、更にその先の変革へと導くことを目標に取り組んでまいります。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/
※記載されている会社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
---------------------------------------------------------------
本件に関するお問い合わせ先:サイバネットシステム株式会社
---------------------------------------------------------------
■ 内容について
エンジニアリングサービス事業部/藤島
E-MAIL:optimus_info@cybernet.co.jp
■ 報道の方は
コーポレートマーケティング部/宮崎
E-MAIL:prdreq@cybernet.co.jp
■投資家の方は
IR室/目黒
E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp
----------------------------------------------------------
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- パソコンソフトウェア
- ダウンロード