処罰を疑う！社会心理学者・小坂井敏晶さん『人が人を裁くということ』音声教養メディアVOOXにて、配信開始！

2025年5月16日(金)より配信開始

裁判の目的は何か。犯人を罰し、同じ犯罪が起きないための抑止力か。被害者の無念を晴らすためか。だが、裁判の判決が正しいかどうかは原理的にわからない。日本では裁判への参加が市民の義務と捉えられるが、欧米では司法参加が市民の権利とされる。それはなぜか。近代の袋小路に挑み続ける、社会心理学者の小坂井敏晶さんが、処罰についての常識を疑い、神ならぬ人が裁くことの意味を問い直す6回。

本編では、「刑事裁判の目的は何か？」「判決が正しいか判断することはできない」「裁判において市民の力が弱い日本」「日本における99.9%の有罪率の異常な高さの理由」「裁判官の判決の定義」「真相は誰にも分からない」「判決と事実の関係性」「神ならぬ人が人を裁く」「神の死と国民主権」「裁判は袋小路で政治行為」「陪審員制度の普及過程」「裁判長の説明の問題点」

『人が人を裁くということ』全6話60min

第1話.人が人を裁くことの意味

第2話.市民参加 の効果

第3話.真実とは何か

第4話.主権という思想

第5話.主権のアポリア

第6話.裁判は政治行為

小坂井敏晶さんプロフィール

１９５６年愛知県生まれ。アルジェリアでの日仏技術通訳を経て、１９８１年フランスに移住。早稲田大学中退。パリ社会科学高等研究院修了、パリ第八大学心理学部准教授。２０２２年退官。著書に『増補 民族という虚構』（ちくま学芸文庫）、『増補 責任という虚構』（ちくま学芸文庫）、『社会心理学講義〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉』（筑摩選書）、『人が人を裁くということ』（岩波新書）、『答えのない世界を生きる』（祥伝社）、『格差という虚構』（ちくま新書）、『矛盾と創造　自らの問いを解くための方法論』（祥伝社）など。

VOOXとは

VOOXは、学びに特化した音声メディアです。1話10分、6話完結のコンテンツ構成で第一人者たちの実践知と人々を鼓舞する生の声をお届けしております。現在700話以上のコンテンツを配信しており、定期的に新しいコンテンツを更新中です。新規シリーズは、公開から2週間は、どなたも無料でお楽しみいただけます。

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設立：2018年8月23日

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