ブラザー、名古屋市美術館に多言語ミュージアムガイドアプリを提供
ブラザー工業株式会社は、名古屋市美術館に多言語ミュージアムガイドアプリ「Multilingual Museum Guide(マルチリンガルミュージアムガイド)」を無償で提供する。名古屋市美術館では、ミュージアムガイドの導入は初めてとなり、7月10日からの利用が予定されている。
Multilingual Museum Guideは、来館者が自身のスマートフォンやタブレット端末で、館内を見学しながら展示作品の解説を視聴できる無料の音声ガイドアプリだ。名古屋市美術館への提供は、2018年にネーミングライツ契約中だった名古屋市科学館への提供に次いで2例目となる。iOS/Androidに対応しており、一つのアプリで名古屋市美術館と名古屋市科学館の両施設の音声ガイドを利用できるようになった。
今回の導入では、名古屋市美術館が収蔵する代表的な作品のうち86作品の解説が収録された。作品解説は、今回の導入に合わせて名古屋市美術館によって書き下ろされたもので、対象となる作品の近くに掲示された4桁のコードを入力すると、日本語または英語で解説を視聴できるしくみとなっている。
ブラザーグループは、中期戦略 CS B2021におけるCSR経営方針の優先項目の一つである「社会貢献活動を継続的に推進する」において、SDGsの17のゴールから「4.質の高い教育をみんなに」を課題の一つと位置付け、教育支援に関しても毎年多くの活動を実施している。
こうした背景も踏まえ、名古屋市美術館への音声ガイドアプリの提供は、地域の皆様に作品をより楽しんでいただきながら教養を高められるツールとして有意義に活用いただけるのではという思いから、ブラザーが提案し、導入が実現したという。
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