おでかけ施設のチケット購入調査! 事前にオンライン購入派が圧倒、チケット割引率高ければ新サイトでも利用 / いこーよ総研ユーザーアンケート
いこーよユーザーアンケートをもとに、おでかけ施設のチケット購入時期や方法、考え方などついて調査・分析
《トピックス》
前日以前にオンライン購入する人が多数
事前購入の理由は「割引」「購入列に並びたくない」
割引率が高ければ新しく使うサイトでも利用したい
コロナ前と比べチケットのオンライン購入化が急増
まとめ
(本リリースは、おでかけ施設のチケット購入調査レポートを一部抜粋して作成しています。全文はこちらhttps://research.iko-yo.net/solutions/research/10413.html)
前日以前にオンライン購入する人が多数
まず、チケットが必要なおでかけ施設へ出かける際、購入時期と方法をユーザーアンケートで聞きました。(※この質問は、該当するケースを複数回答で選択)
「前日以前にオンラインで購入」という回答が非常に多く、70%を超えています。「前日以前にオンライン以外」という回答も10%程度おり、おでかけする際は、あらかじめチケットを用意しておく場合が多いことがわかります。
また、前日以前に購入する場合は「オンライン」が圧倒的に多いというのも注目されます。
当日の購入についてはどうでしょうか。「当日に施設窓口」(46%)、「当日事前にオンライン」(30%)、「当日事前にオンライン以外」(9%)という結果で、当日チケットを購入するというケースも多く見られます。
当日の購入方法としては「施設窓口」が多い印象ですが、当日に施設に行く前に「オンライン購入」という人も30%と、当日だったとしても施設の窓口ではなくオンラインで購入する人も多くいることがわかります。
では、前述の質問で、最もよくあるケースはどれかを単一質問の形式で聞きました。
やはり「前日以前にオンライン」が6割以上を占め、他の回答に差をつける結果となりました。そのつぎに「当日に施設窓口」(18%)、「当日にオンライン」(13%)が続いています。
前日以前、当日どちらに関しても「オンラインで購入」という人が合計で8割弱程度と、圧倒的に多数という結果になりました。
事前購入の理由は「割引」「購入列に並びたくない」
チケットを事前に購入するという人に、その理由について尋ねました。
「割引があるから」という回答が77%と最多となりました。事前購入の場面では、オンラインのクーポンなどを発行していることも多く、それを利用してお得にチケットを購入する人が多いと推測されます。
そのつぎに、「チケット購入の列に並びたくないから」という理由が続いています。入場の際、少しでも混雑や待ち時間を避け、施設で楽しむ時間を充実させたいと望む人が多いことが伺えます。
さらに、「入場制限や予約の必要があるから」「子供がいるときに手間や時間をかけたくないから」という理由が続きました。
割引率が高ければ新しく使うサイトでも利用したい
つぎに、お出かけ施設のチケット購入についての考え方を聞きました。
「たとえ割引があっても会員登録などが面倒なので、チケットは現地で買う」という考えについては、反対派が7割強でした。また、「窓口で並びたくないので、割引がなくても事前に購入したい」という考えには、8割以上が同意しています。
これらの観点からも、やはり、当日に施設窓口で購入する人は少数です。
「新しく使うサイトでも、割引率がよければ登録をして購入する」という意見には9割以上が賛成派でした。割引率がよければ多少の手間はいとわないという考えの人が非常に多く見られます。
さらに、「常に一番安く買える方法を探して購入する」という意見も8割以上ありました。これは、近年オンラインで購入することへの慣れが進んできたことに加え、昨今の物価高でレジャー費もかさむ中、少しでも出費を抑えようとする人が多いと推測されます。
「いつも購入しているサイトであれば、割引があってもなくても事前に購入する」という意見については、「当てはまる」「やや当てはまる」と答えた人は6割以上でした。「チケットを購入するサイトはだいたい決めている」という人も約半数近くいます。利用する人の中には、自分の好みやニーズに合ったサイトを選び、割引よりも、そのサイトの信頼性や利便性を重視している人も少なくないことがわかります。
また、「チケットがお得になるサブスクがあれば利用したい」という意見については、6割近くの人が賛成派でした。近年、さまざまなジャンルにおいてサブスク型のサービスが広がる中、おでかけチケットのサブスクにも興味を持つ人が多く見られます。
コロナ前と比べチケットのオンライン購入化が急増
最後に、チケット購入方法の考え方について、2019年時の調査と比較しました。
(※回答選択肢に多少の違いがあるため、同じ内容を聞いた回答を並べて比較しています。)
「割引がなかったとしても事前に購入したい」という考えは、2019年と比べると大きく増加していることが注目されます。反対に、「会員登録が面倒なので現地で買う」という人は2019年では約50%いたのに対し、2023年には約25%まで減少しています。
また、「常に安く買える方法を探す」という人が増えている一方で、「チケットを購入するサイトはだいたい決めている」という考えも増えており、少しでも安く買える方法を探しつつも安く買えるお気に入りのサイトや方法などを確保している様子が伺えます。
このデータからも、やはり、ここ数年でチケットのオンライン購入化が進んでいることが見て取れます。コロナ禍を経て、ユーザーが様々なものをオンラインで買う習慣が定着したり、会員登録に対する抵抗感が著しく減少したことが背景にあると思われます。
まとめ
チケットが必要なおでかけ施設へ出かける際、購入時期と方法として非常に多かったのは、「前日以前にオンラインで購入する」というものでした。
また、事前購入のインフラが整いきれていない施設もあるため、当日に購入するというケースも一定数見られます。その際は窓口を利用する人も多いですが、当日だとしてもオンラインで購入するという人も多くおり、オンライン購入の需要の高さが伺えます。
事前購入の理由を聞いてみたところ、「割引があるから」という意見が最も多く、オンラインの割引料金などで、お得にチケットを入手する人が多いことが推測できます。また、「チケット購入の列に並びたくない」という意見も多く、混雑や待ち時間を避け、施設での滞在時間を充実させたいというニーズも高いようです。
チケット購入の考え方を聞くと、「会員登録などが面倒なのでチケットは現地で買う」という人は少数派です。多くの人が、窓口での混雑を避け、割引がなくても事前にチケットを購入したいと考えています。
そして、割引率が高ければ、登録などの手間を惜しまず新しいサイトを利用したいという人は非常に多くいます。一番お得な購入方法を選ぶという人も多数見られました。これは、近年のオンライン購入への慣れなどに加え、昨今の物価高がレジャー費にも影響を及ぼしていると推測されます。
また、チケットのサブスクについては、興味を持つ人が6割以上と多くいました。
さらに、チケット購入の考え方を2019年実施の調査結果と比べてみても、「事前購入する」という人は増え、「現地で買う」という人は大きく減少しているという、興味深い結果も見られました。コロナ禍を経て、ユーザーが様々なものをオンラインで買う習慣が定着したり、会員登録に対する抵抗感が著しく減少したことが背景にあると思われます。
今後も、お出かけチケットの購入はオンライン化が進んでいくと予想されます。利用者のニーズに合わせた便利な購入方法が求められているのかもしれません。
■いこーよユーザーアンケートの調査概要
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよおよびいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2023年9月4日~9月25日
サンプル数/261サンプル
調査分析/いこーよ総研
■2023年おでかけ施設のチケット購入調査レポート全文はこちら
https://research.iko-yo.net/solutions/research/10413.html
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