リスキリングの悩みは「学習時間の確保」、成果に繋がったスキルは「マーケティング」、学んだスキル「AI・機械学習」は1割未満(Appliv調べ)
20~60代男女580人のリスキリングに関する調査レポート
ナイル株式会社(本社:東京都品川区、 代表取締役社長:高橋飛翔、 以下ナイル)が運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」にて、20~60代の男女580人を対象に、2023年9月21日~25日の期間、学び直しなどのリスキリングに関するアンケート調査を実施しました。
■調査概要
リスキリングに取り組んだ理由は「現在の仕事におけるスキル・知識の向上」が最多
学んだスキルTOP3は「PCの基本操作」「語学」「デザイン・グラフィック」
リスキリングがプラスな結果に繋がった人が約7割
成果に繋がったスキル1位は「マーケティング」、8項目中6項目でランクイン
リスキリングにおける悩み1位は「学習時間の確保」、2位は「経済的な負担」
4人に1人以上がオンライン学習で「身についた」と回答
リスキリングにスマホを活用する理由TOP3は「場所」「お金」「時間」
■調査背景
2022年、政府は「リスキリング」支援に、今後5年間で1兆円を投じる方針を発表しました。
働きながら、将来的に業務上で必要とされる新たなスキルを獲得するために学ぶことに対し、関心が高まっていると言われています。Applivでは、リスキリングに取り組んだことがある20~60代の580人を対象にアンケート調査を実施。学習内容やその成果、課題感、学習方法などに関する調査結果を公開します。
■リスキリングに取り組んだ理由は「現在の仕事におけるスキル・知識の向上」が最多
事前調査でリスキリングに取り組んだ経験があると回答した20~60代の男女580人に、リスキリングに取り組んだ理由を尋ねてみました。
その結果、最も多かったのは「仕事上で新しいスキル・知識の必要性を感じた(30.3%)」、次いで「仕事上で新しいスキル・知識を求められた(23.3%)」「興味で新しいことを学びたかった(13.4%)」でした。
スキルや知識を習得することを職場から求められた人よりも、必要性を感じて自主的に取り組んだ人の方が、7pt高くなっています。
また、企業側が社員のリスキリングに力を入れている背景もあり、会社から学習機会が提供されたことを機にリスキリングに取り組んだ人は8.6%でした。
他にも「転職・キャリアアップ(9.5%)」、「現在の仕事に将来的な不安を感じた(6.6%)」、「独立・企業のため(4.8%)」が、取り組んだ理由として選ばれています。
■学んだスキルTOP3は「PCの基本操作」「語学」「デザイン・グラフィック」
リスキリングでどんなことを学んだのかを調べた結果、「PCの基本操作(189人)」が最も多く、次いで「語学(143人)」、「デザイン・グラフィック(137人)」でした。
業務の効率化やビジネスパーソンとして汎用性の高いスキルの習得に取り組んだ人が多いと考えられます。
最近関心度が高まっている「AI・機械学習」は、580人中53人と、全体の1割程度に留まる結果となりました。
■リスキリングがプラスな結果に繋がった人が約7割
リスキリングに取り組んだ結果、どのような変化があったのかを聞いてみると、「現在の会社での仕事の幅が広がった(207人)」が最も多く、「現在の業務で解決したい課題・悩みを解決できた(146人)」、「上司からの評価が上がった(115人)」という結果でした。
「まだ成果は出ていない(91人)」、「特に変化したことはない(71人)」を除くと、取り組んだ人の7割以上がプラスな結果に繋がっていることがわかります。
■成果に繋がったスキル1位は「マーケティング」、8項目中6項目でランクイン
どんなスキルが成果に繋がりやすいのか、リスキリングで学んだ内容を成果別に見ると、「マーケティング」が8項目中6項目でTOP3に入っており、他のスキルよりも多くの項目で良い結果に繋がっていることがわかりました。
企画やリサーチ、データ分析、コミュニケーションなど、様々な能力が網羅的に必要とされるマーケティングスキルを習得することが、より多くの成果をもたらすのではないでしょうか。
■リスキリングにおける悩み1位は「学習時間の確保」、2位は「経済的な負担」
リスキリングに取り組む中で感じた悩みを調査した結果、1位「学習時間の確保(292人)」、2位「経済的な負担(240人)」、3位「モチベーションの維持(212人)」でした。
学習時間を確保することが難しい人が、過半数にあたる292人いるという結果は、働きながら新しいスキルや知識を習得するリスキリングに取り組む上で、自然な悩みだといえるのではないでしょうか。
■4人に1人以上がオンライン学習で「身についた」と回答
スキルの習得度合いを各学習方法別に回答してもらったところ、身についた割合が最も高かったのは「書籍の購入(36.9%)」で、試した割合も全体で最も多い結果でした。
また、「動画サイトの視聴(28.8%)」、「オンライン講座の受講(23.1%)」、「スマートフォンの活用(22.8%)」など、オンライン学習で身についた割合はどれも20%台と、オフライン学習をやや上回っています。
オンラインの場合、場所を選ばず取り組むことが可能です。自分の好きなタイミングで取り組むことで、集中力や学習意欲を保つことができ、内容が身につきやすいのではないでしょうか。
■リスキリングにスマホを活用する理由TOP3は「場所」「お金」「時間」
リスキリングにスマートフォンを活用したと回答した318人に、スマートフォンをを選んだ理由を尋ねてみると、最多は「場所を選ばず学習できるから(194人)」、次いで「安い費用で学習できるから(155人)」、「自分のペースで学習できるから(147人)」でした。
自分の学習したい場所で自分のペースで学習できることが、スマートフォンを利用する最大のメリットだと言えます。
働きながら新しいスキルを身につけたいビジネスパーソンにとって、スマートフォンでの学習は最適な方法だと考えられます。
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■調査概要
調査対象:リスキリングに取り組んだことがある20~60代の男女580人
調査機関:株式会社ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年9月21日~2023年9月25日
有効回答数:580人(男性:325人/女性:255人)
◇性別
男性:325人
女性:255人
◇年齢
20~29歳:155人
30~39歳:122人
40~49歳:88人
50~59歳:110人
60~69歳:105人
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているので、合計が100%にならない場合があります。
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【Applivについて】
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【ナイル株式会社について】
社名:ナイル株式会社
住所: 東京都品川区東五反田1丁目24-2 JRE東五反田一丁目ビル7F
設立: 2007年1月15日
代表者: 代表取締役社長 高橋 飛翔
資本金:3,632,826,805円(資本準備金等含む)
事業内容: ホリゾンタルDX事業、自動車産業DX事業
URL: https://nyle.co.jp/
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