GX・ESG人材特化型 採用・転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」と風力発電O&M人材育成機関を有する風力発電事業のパイオニア「株式会社ウィンド・パワー・グループ」が業務提携
構造的なGX人材不足の解消を推進する、即戦力の創出と供給をワンストップで提供
アスエネ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西和田 浩平、以下「当社」)は、株式会社ウィンド・パワー・グループ(本社:茨城県神栖市、代表取締役:小松﨑 衞 、以下「ウィンド・パワー」)へ「ASUENE CAREER」の導入ならびに業務提携契約を締結しました。
両社は、脱炭素社会の実現と電力需要増大への対応に向けて主力電源化が推進される「風力発電業界」における、最適な人材マッチングと人材育成に関するワンストップソリューションの提供を通じて、産業全体の競争力強化や構造的な人材不足の課題解決に向けて取り組んでいきます。
業務提携の背景
日本政府による2050年のカーボンニュートラルの宣言を受け、企業は自社のみならず、取引先を含めたサプライチェーン全体でのCO2排出量削減が求められています。このような流れを受け、各企業は再エネ電力の活用など、脱炭素の推進を進めています。
その一方で、現在、脱炭素領域の業務に携わる人材、つまりGX人材の不足が社会的な課題となっています。特に再生可能エネルギー業界においては、企業の脱炭素化ニーズに加え、電力需要増大への対応を背景として、専門人材の構造的な不足が確実視されています。風力発電業界においては、洋上風力分野を中心として2030年には1.6万人、2040年には3.8万人の人材が必要との想定がなされています(2023年10月 日本風力発電協会、洋上風力発電事業における必要人材数についての推計)。このうち、特に製造や現地での組み立て・設置工事(EPC)や運用保守業務(O&M)を担う技能職のニーズ増加が顕著で、担い手の確保・育成策の検討が急務になっています。
このようなGX人材確保・育成のニーズが高まる中、当社のGX・ESG領域に特化した採用・転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」と、風力発電に携わる即戦力人材の育成プログラムを有するウィンド・パワー・グループが業務提携契約を結ぶことで、GX人材の創出と供給をワンストップで提供し、構造的な人材不足の解消を推進します。
業務提携内容
ウィンド・パワーは、風力発電事業・EPC事業・O&M事業をワンストップで展開しています。2024年1月には、風車のO&Mなどに必要なトレーニング基準を定めたGWO認証*に基づくトレーニングセンターを開所し、9月には国内初のオンライン講座の開校も行うなど、事業に必要な即戦力となるGX人材の育成のパイオニアです。
当社は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」やESG評価サービス「ASUENE ESG」、GX・ESG人材特化型転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」など、サステナビリティ領域のソリューションをワンストップで提供しています。「ASUENE CAREER」では、風力発電業界におけるEPC・O&M事業者の登録・利用も進んでおり、実際に技術者を中心とした採用実績も有します。
事実上、風力発電業界で働くための必須規格となっているGWO認証に基づくトレーニングプログラムを提供するウィンド・パワーと、再エネ業界をはじめとするGX・ESG人材特化型採用・転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」が提携することで、構造的なGX人材の不足を解消する人材育成と人材マッチングをワンストップで提供し、持続可能な脱炭素社会の実現を推進していきます。
1. 顧客紹介と共同営業の強化
風力発電O&M企業におけるGX人材確保のために、相互の顧客紹介を行います。「ASUENE CAREER」に登録している採用企業へウィンド・パワーのGWO認証プログラムの提案を実施することで、専門性を持つ人材の育成を促進します。またウィンド・パワーの利用企業に対し「ASUENE CAREER」を紹介し、風力発電業界をはじめとする再エネ業界への人材供給を加速します。
2. 再エネ業界における共同PRの展開
ウェビナーや展示会における共同出展などにより、相互のプレゼンスを高めていきます。また、再エネ分野における人材の創出と供給を広く支援します。
3. ウィンド・パワー全体の人材確保サポート
「ASUENE CAREER」はウィンド・パワーの人材確保において幅広いサポートを実施します。
各社からのコメント
株式会社ウィンド・パワー・グループ /トレーニングセンター事業部 部長 小松﨑 崇熙氏
「弊社の提供するGWO認証トレーニングは、国内で唯一のオンラインハイブリッド講座であり、受講者が安全に風力発電関連業務を遂行できるための知識とスキルを習得する場を提供しています。私たちは、受講者が弊社訓練プログラムを通じて『洋上風力の安全と成長を支えるプロフェッショナルへの第一歩』を踏み出すことを強く願っております。引き続き、アスエネ株式会社と共に業界の発展を目指していきたいと考えています」
アスエネ株式会社 / Founder&代表取締役CEO 西和田 浩平
「この度、日本における風力発電のパイオニア的存在のウィンド・パワー・グループ社とのパートナーシップを締結いたしました。企業の脱炭素経営推進におけるソリューションとして風力発電分野をはじめとした再生可能エネルギーの重要性が一層高まるなか、本領域での構造的なGX人材不足の解消に向け、ワンストップソリューションの提供を通じて、持続可能な脱炭素社会の実現を推進していきます」
ウィンド・パワー・グループについて
会社名:株式会社ウィンド・パワー・グループ
代表者:代表取締役:小松﨑 衞
創業:2013年4月
所在地:茨城県神栖市南浜3番地226 ·
WEBサイト:https://windpower.co.jp/
「ASUENE CAREER」について
「ASUENE CAREER」は、GX・ESG人材特化型ダイレクトリクルーティングプラットフォームです。
<主な特長>
・GX・ESG関連領域において最大級の求人数
・即座に人事担当者から連絡やスカウトが来る
・業界理解を深めるセミナーや説明会が多数
アスエネキャリアサービスサイト:https://earthene.com/career
「ASUENE」について
「ASUENE」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3* のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。
<主な特長>
・請求書などをAI-OCRでスキャン、お客さまの業務工数を削減、カンタンにCO2見える化
・SX*コンサルティングの豊富な実績
・GHGプロトコル*に基づいた、各種イニシアチブ(CDP・TCFD・SBTなど)の報告支援
・製品別CFP*機能により、製品・サービス単位のCO2排出量の算定が可能
・CO2クレジットオフセット、クリーン電力調達などの脱炭素ワンストップソリューションを提供
・GHG排出量算定の国際規格ISO14064-3の第三者検証により、システムの妥当性を保証済み
アスエネサービスサイト:https://earthene.com
「ASUENE ESG」について
「ASUENE ESG」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価プラットフォームです。
<主な特長>
・サプライチェーン企業に対し、信頼性の高いESG評価が可能
・サプライチェーン調達におけるESG評価の工数削減
・有価証券報告書の開示に対応したコンサルティング
・表彰・PRで認知と集客の最大化
アスエネESGサービスサイト:https://earthene.com/rating
アスエネ 会社概要
会社名:アスエネ株式会社
事業内容:
・CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」
・ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」
・GX・ESG人材特化型転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」
グループ会社:
・カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」
・脱炭素・非財務情報の第三者検証・保証、アドバイザリーサービス「アスエネヴェリタス」
資本金:75億2,700万円(資本剰余金含む)
代表者:Founder&代表取締役CEO 西和田 浩平
株主:経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、Pavilion Capital、
Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital、三井住友銀行、SPARX、イグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ、村田製作所、RICOH Innovation Fund、NIPPON EXPRESSホールディングス、MetaProp、KDDI Green Partners Fund、脱炭素化支援機構、ニッセイ・ストラテジック1号投資事業有限責任組合、JERA 等
創業:2019年10月
住所:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
拠点:日本、シンガポール、米国、フィリピン
URL:https://corp.earthene.com/
【採用について】
ミッションである「次世代によりよい世界を。」を実現するため、国内・海外で全ポジションの採用を強化しています。
採用サイト:https://corp.earthene.com/recruitment
<注釈補足>
* GWO認証: Global Wind Organizationの略。風車メーカーや風力発電事業者で構成された、風力発電に携わる方々への安全訓練や緊急事態及び技術的なトレーニングプログラムとその認証
* GHGプロトコル:温室効果ガスの排出量算定と報告の国際・世界基準
* 国内No.1:調査対象(CO2排出量見える化サービス、調査内容:調査対象各社のCO2の排出量見える化サービスについて累計導入社数を調査、調査方法:ヒアリング調査、調査対象時点:2023年7月末時点、調査実施:株式会社東京商工リサーチ)
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分
Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* SX:* SX:Sustainability Transformation(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の略。企業が持続可能性を重視した経営方針へと切り替える取り組み
*CFP:Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)の略称。商品やサービスがつくられてから捨てられるまでのライフサイクルの各過程における温室効果ガス排出量の合計をCO2排出量に換算して表示する仕組み
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