【オーバーツーリズム対策として「観光税」を導入すべきか?】Surfvoteで意見を募集しました
TOKYObeta代表 江口晋太朗氏がSurfvoteで意見を募集。回答者の約7割は「必要」を選択。「導入すべきでない」の意見では「一律でなくとも、各施設が二重価格を導入すれば良いのでは」との意見も。
SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするソーシャルスタートアップPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は7月31日に投票終了したイシュー「オーバーツーリズム対策として「観光税」を導入すべきか?」の結果をお知らせします。
Surfvoteでは社会のあらゆる課題や困りごと、「イシュー」を専門家や大学の先生が執筆し、毎日掲載。Surfvoteに訪れればさまざまな社会課題をだれでも簡単に学び考えることができます。アカウント登録をすると選択肢のなかから自分の意見に近いものを選んで投票したり、コメントを書いたりすることができます。社会の分断や対立を助長するのではなく、さまざまな意見を持つひとが共通する価値観を見つけることができるようサービスの開発を日々進めています。
このイシューの背景
新型コロナの影響が収まり訪日観光客が増加する中で、「オーバーツーリズム」問題が再燃しています。地域住民の生活や観光地のインフラが過剰な負担を受け、自然環境や歴史的建造物が危機にさらされる事件も発生しました。この問題への対策として、観光税の導入が注目されていますが、観光客の減少や負担増により、観光業や一般旅行者への影響も懸念されています。観光税導入の是非について、みなさんはどう思いますか?
投票の詳細
URL:https://surfvote.com/issues/mzckspy7srjx
調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス、アプリ)
調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー
調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票
投票期間:2024年5月2日〜7月31日
有効票数:63票
投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)
観光税の導入は必要だ68.3%
インドで観光地へ入場する際に外国人観光客だと現地民の3~5倍ぐらいの入場料を徴収しているケースを見かけました。大事なのは観光しにくる人と、その人たちを受け入れる観光地側の「双方の」配慮だと思います。観光しに行く人は、文化や歴史を見させてもらう、というその場所への敬意を持つべきだと思いますし、観光地側は来てくれた人が有意義に且つその地域を大切に想ってもらえるような仕掛け作りに努めるべきだと思います。
観光税は必要だが、金額や徴収のあり方は考えるべきだ19%
基本的には観光税の導入に賛成します。景気が悪くてインバウンドバブルに頼るしかない日本の財政も情けないですが、昨今の観光公害にはやはり大きな懸念を抱いています。イシューに挙げられた数々の問題点を見て、我が県にめぼしい景勝地がないことに感謝すら抱いてしまいます。しかし、皆さんも言うように、地域経済の振興に役立っている部分もありますので、観光客の流入を適正化するような上手い観光税の徴収を目指すべきです。
観光税の導入はすべきではない12.7%
円安の日本へ足を運んでくれる観光客が、税の課された観光地を敬遠してしまうのではないか。観光客の存在は是非あれど、彼らの落とすお金が、多くの自治体で地域財政の要になっている現状がある。観光税を課すことで財政が潤えばよいが、客が減るリスクを犯したくないというのも理解できる話である。今のところは現状維持で問題ないかと思う。
このイシューを執筆した 江口晋太朗氏
編集者、プロデューサー。TOKYObeta代表、「都市と生活の編集を通じて、誰がもその人らしい暮らしができる社会に」をテーマに、都市開発、地域再生、空間プロデュース、事業開発、ブランディングなど幅広く取り組む。著書に『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(学芸出版社)『孤立する都市、つながる街』(日本経済新聞出版社)『日本のシビックエコノミー』(フィルムアート社)他。
Polimill株式会社
Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。
あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。https://polimill.jp
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