NECが自社の運用DXの一環としてIBM Turbonomicを採用
〜自社の運用DXの経験を、さらにお客様へ提供〜
日本電気株式会社(以下、NEC)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、NECが自社で活用しているクラウド及び仮想サーバーリソースの運用をIBM® Turbonomic®のAIエンジンで可視化・最適化して運用するために導入を決定したことを発表します。
昨今、デジタル変革の進展や働き方改革の浸透とともに、複数のクラウド・サービスの利用が進み、企業のIT環境は急速に複雑化しています。多くの企業では、クラウド利用の大きな目的としていた理想とは逆に、コストの増大や煩雑なキャパシティー管理、問い合わせ対応の増加などに直面しています。その中でIT運用担当者は、こうした実態からの脱却を目指した運用のDX実現を求められていますが、対応するためのIT人材の不足など課題も多く、生産性向上やITリソースの最適配置など、抜本的な変革が難しい状況におかれています。
NECは、NEC自身をゼロ番目の利用者(クライアント)として最先端のテクノロジーを実践する「クライアントゼロ」を推進して製品を自ら活用し、そこで得た、いい面や苦労した点などの体験を交えてお客様に提供しています。今回活用するIBM Turbonomicはクラウド・コンテナ・仮想サーバーのCPU/メモリー/ストレージ/DBサイズなどをフルスタックに把握することができます。その使用状況から無駄なリソースの削減や不足しているリソースへの投資などの推奨アクションを提示します。これによりリソース上で稼働しているアプリケーションのパフォ−マンスなどの性能劣化を防止することに加え、最も適したリソース環境を簡単に維持することもできるようになります。今般、NECの社内IT環境に当製品を適用する実証実験にて、最大33%を超えるクラウドリソースを削減見込であることを実証しました。この成果に基づき、2023年10月から社内ITの本番環境に当製品を順次導入することを決定しました。
NECでは、2023年8月からIBM Turbonomicの販売を開始しております。今後、お客様のITリソース活用状況のアセスメントサービスや、ITリソースに関するお客様の課題とその解決方針を明らかにするコンサルティング、当製品の導入支援、導入後の活用拡大など、ITリソース活用に関するお客様の課題解決をご支援するメニューを拡充し提供してまいります。これらのメニューにおいては、「クライアントゼロ」の活動で得られる当製品の活用ノウハウをお客様に共有してまいります。
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