書籍「新時代 車いすラグビー日本代表 池崎大輔が見つめる未来」7月17日発売

初の自叙伝

株式会社報知新聞社

 スポーツ報知を発行する報知新聞社(代表取締役社長・依田裕彦)は7月17日に書籍「新時代 車いすラグビー日本代表 池崎大輔が見つめる未来」を発売します。定価1,980円(税込)。車いすラグビー日本代表・池崎大輔選手初の自叙伝。金メダルを目指す筆者がこれまで語ってこなかったエピソードが満載。車いすラグビーのルールも掲載しており、観戦のお供にも最適な一冊となっています。

30歳でバスケからラグビーへ転向

 6歳でシャルコー・マリー・トゥース病(手足の筋肉が徐々に低下する、日本人では1万人に1人が発症するといわれる神経系の難病)を発症。岩見沢高等養護学校(北海道)で車いすバスケットボールに出会って競技を始めたものの、両手の握力のなさから次第に選手としての限界を感じるようになった。そんな時、車いすラグビーの関係者から声を掛けてもらい、30歳で競技転向を決断。あっという間に才能を開花させ、2年後に日本代表に選出されると、海外リーグにも積極的に参戦し経験を積んできた。パラリンピックは3大会連続出場中で、ロンドン大会4位、リオデジャネイロ、東京大会はともに銅メダル。目前に控えるパリでは悲願の金メダル目指し、トレーニング、練習に励む毎日を送っている。

「人生を変えてくれた」車いすラグビー

 池崎選手が「人生を変えてくれた」と言い切る車いすラグビーは、競技用車いす(ラグ車)同士が容赦なくぶつかり合うのが魅力の一つ。「マーダーボール(殺人球技)」の異名さえついた激しいスポーツは、一度観たらやみつきになるほど迫力十分だ。ぶつかって倒されると、選手は一人で起き上がることができない。すぐに待機しているスタッフが起こしてくれるのだが、また倒れる。でも諦めない。倒れたら人の助けを借りて、何度でも何度でも起き上がる。それはどこか生きる道に似ている。「車いすに乗っているくらいで、果たして障害と言えるのか。(中略)人それぞれ障害のようなものはあるでしょう。英語が苦手な人は街で外国人観光客を相手に話せないこともそうだし、背が低い人は高い所のものを取れない、大きい人は体をコンパクトに使いこなすのは難しい」(本文「障害とは何か」より)。競技を通じて自らの生き様を示し、「個々の“障害”を受け入れ合い、全ての人が自然に共生する社会」の実現を願う著者の言葉には、時にハッとさせられる。カバー写真撮影は竹見脩吾氏。ラグ車ごと倒され、起こしてもらうのを待っているシーンを激写した。真っすぐ上を見つめる池崎選手の目線の先には何があるのか。本書で確認してほしい。家族、大好きな故郷・函館(北海道)の話、競技について、人生で思うことに加え、これまで語ってこなかったエピソードが満載。車いすラグビーのルールも掲載しており、観戦のお供にも最適な一冊となっている。

 

<出版概要>

書名 「新時代」車いすラグビー日本代表 池崎大輔が見つめる未来

体裁 B6判(128mm×182mm)246ページ

発売日 2024年7月17日

定価 1,980円(税込)

発行 報知新聞社

販売 主なネットショップ、書店など

 

<主な収録内容>

◇第1章 人生を変えてくれた車いすラグビー

車いすラグビーができる幸せ/試合中のワンシーン/車いすラグビーで人生が変わった/車いすラグビーのルール

◇第2章 もっと車いすラグビー!

車いすラグビーの魅力/国際試合に帯同するスタッフについて/車いすラグビーの歴史/海外でプレーした経験/海外リーグでの暮らしぶり/パリパラリンピックのライバルについて/レジェンド 島川慎一選手について

◇第3章 ふるさと函館

少年時代/父親との別れ/車いすバスケットボールに出会う/社会人になって/今、函館時代を振り返ると

◇第4章 うつ病とケビンと

自分は全然強くない/ケビンの退任 AOCでチームは生まれ変わった/自分を信じろ/岸光太郎HCについて/プレイバック東京パラリンピック/東京大会からの3年間/パリ大会に向けて

◇第5章 障害者も健常者も

障害とは何か/積極的に言葉にして伝えよう!/ラジオ、好きです/車いすラグビーを通じて出会う子どもたち/パラスポーツを支える企業/パラスポーツ選手の引退後/7project(ナナプロジェクト)について

◇第6章 ところ変われば

デンマークで感じたこと/海外の食事について/おもてなし

◇番外編 池崎大輔をもっと知ってほしい

小さな色紙に大きな感謝/ケガについて/背番号のこだわり/警察24時!?/趣味は車です!/リラックスできる場所/大好物について/焼肉以外に何を食べているの?/几帳面ですが、何か?/特に刺激を受ける人/家族もいます!/普段の池崎/障害者の排泄について/映画監督の崔洋一さん/今、困っている、悩んでいる、目標が見つからないといった人たちへ/車いすラグビーを始めたい人へ

◇握力がない“池崎画伯”が初挑戦した4コマ漫画


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上場
未上場
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-
設立
1872年06月