東京都港区赤坂で「山梨県郷土伝統工芸品展」を開催!職人の技を間近で体験、制作体験も楽しめる14日間
11月21日(金)~12月4日(木) 伝統工芸 青山スクエア(東京都港区赤坂)
山梨県(知事:長崎幸太郎)は、今年度も県内外の皆さまに山梨県の郷土伝統工芸品をご紹介する機会として、全国の伝統工芸品を幅広く取り扱う『伝統工芸 青山スクエア』において、『山梨県郷土伝統工芸品展』を開催します。是非この機会に山梨の郷土伝統工芸品をご覧ください。

山梨県の伝統工芸品産業においては、需要低迷や人材・後継者不足が課題となっており、県では郷土伝統工芸品の産業としての発展及び県内外への理解促進を目的に、平成6年から「郷土伝統工芸品共同展示会」を開催しています。
11月21日(金)~12月4日(木)の14日間、山梨を代表する工芸品の展示に加え、職人の実演や、参加型の制作体験も楽しめます。
職人の技を間近で感じられる特別なチャンスです。この機会に、山梨の伝統工芸の魅力をぜひ体験してください。

【展示会の内容】
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展示会名:「山梨県郷土伝統工芸品展」
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開催期間:11月21日(金)~12月4日(木)11:00~19:00※
(※11月21日(金)は12:00開館、12月4日(木)は18:00閉館)
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会 場:伝統工芸 青山スクエア(東京都港区赤坂8-1-22)
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対 象:どなたでも入場可(制作体験は一部年齢制限あり)
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実施内容:
(1)山梨県郷土伝統工芸品の紹介
(2)郷土伝統工芸品10品目の展示・販売
甲州水晶貴石細工、甲州印伝、甲州手彫印章、甲州雨畑硯、西嶋手漉和紙、
甲州武者のぼり・鯉のぼり、甲州鬼瓦、親子だるま、山梨貴宝石、 富士勝山スズ竹工芸品
(3)職人による説明・実演・製作体験

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11月21日: |
甲州手彫印章(体験)、西嶋手漉和紙(体験) |
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22日: |
甲州手彫印章(体験)、西嶋手漉和紙(体験) |
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23日: |
甲州手彫印章(体験)、富士勝山スズ竹工芸品(説明) |
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24日: |
甲州手彫印章(体験) |
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25日: |
甲州印伝(説明) |
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26日~27日: |
甲州印伝(体験) |
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28日: |
甲州手彫印章(体験) |
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29日~30日: |
甲州手彫印章(体験)、甲州雨畑硯(実演・説明) |
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12月1日~3日: |
山梨貴宝石(実演) |
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4日: |
甲州手彫印章(体験)、山梨貴宝石(実演) |
山梨県郷土伝統工芸品の詳細については下記ホームページをご覧ください。
https://www.pref.yamanashi.jp/shouko/kogyo/densan/index.html
※外部サイトに移行します。

【郷土伝統工芸品13品目について】
山梨県では13品目の伝統工芸品を「郷土伝統工芸品」に認定しています(うち3品目は国指定の伝統的工芸品)。
■甲州水晶貴石細工(国指定伝統的工芸品)
天然水晶を使用した仏像などの室内置物や、ブローチなどの装飾品。御嶽昇仙峡で水晶の原石が発見されたことから始まります。江戸時代には水晶研磨の技術が高められ、明治時代にかけては水晶に細工を施す技法が生まれました。この水晶の研磨や彫刻の高い技術は、ジュエリー産地山梨の礎にもなっています。
■甲州印伝(国指定伝統的工芸品)
山梨県に400年以上も前から伝わる革工芸品。しなやかな鹿革に漆で模様付けする独特な加工方法で、使い込むほどに手に馴染み、愛着が増します。伝統的な柄に加えておしゃれに使える柄やデザインも多く、世代を問わず人気です。
■甲州手彫印章(国指定伝統的工芸品)
山梨の印章産業の歴史は、御岳山系に良質で巨大な水晶鉱が発見されたことから始まります。明治時代に入り、一般の人々も印章を使うようになると、山梨の印章は江戸時代に築いた行商ルートで日本全国に一気に広がり、その名を広く知られるようになりました。現在では職人によって新しい印材を取り入れた「伝匠印」というブランドが生み出されました。
■甲州雨畑硯
約300年前に早川上流で発見された「雨畑真石」と呼ばれる石材からつくられる雨畑硯は、水分の吸収が少なく、墨おりのよい優れた硯です。実用だけでなく、芸術的作品としても高い評価を得ています。
■甲州大石紬織物
河口湖北岸に位置する大石地区で江戸時代から続く手織による絹織物です。明治、大正のころに改良が重ねられ、現在の大石紬となりました。大石紬は丈夫で軽く柔らかく、また堅牢で、綿織物と紬織物の良さを併せもつ独自の風合いがあります。
■西嶋手漉和紙
武田信玄の任により誕生し、さまざまな技術や素材の改善を経て生み出された和紙で、独特の墨色の発色やにじみ具合、筆ざわりが特徴です。書道半紙やブライダル用紙などの高品質な和紙を作っています。
■甲州武者のぼり・鯉のぼり
武士の旗差物から始まった武者のぼり。山梨でも江戸末期頃から、我が子が武田信玄公のように強く大きく育ってほしいという願いを込め、勇敢な武者絵巻として端午の節句ののぼりとして立て始められました。江戸時代から変わらぬ技法で、綿100%の生地に、下絵も当時のものを使用してすべて手作業で染め上げています。
■甲州鬼瓦
南アルプス市若草の加賀美地区で江戸時代中期から作られている鬼瓦は、伝統技法を用いてすべて手作りしています。厳しさと優しさがミックスされた表情が人気。大小さまざまなサイズがあり、一家のお守りとして好評です。
■親子だるま
約400年の歴史を持つ、全国でも珍しい子どもを腹に抱えたユニークなスタイルのだるまです。子なのにヒゲがあるのは、親よりも立派になってほしいという親心から。独特な愛らしい姿で人気を集めています。
■市川大門手漉和紙
起源は平安時代にさかのぼり、中世末からは武田家の御用紙として、江戸時代には幕府の御用紙として保護され発展しました。楮、三椏を原料に美術紙、画仙紙などを漉いていて、ぶどうの樹皮を用いた新しい紙づくりも行われています。
■山梨貴宝石
熟練した職人の手により、何通りもの工程を経ながら水晶の原石を磨き上げることから生まれる美しい宝石。リングやペンダント、ネクタイピンなどさまざまなものが作られています。
■富士勝山スズ竹工芸品
富士北麓に江戸初期からこの地域に伝わるザル作りは、富士山二合目付近に自生しているスズ竹を使います。細かい目としなやかな曲線を描くザルは繊細でありながらしっかりとしていて、実用品としてもインテリアとしても人気です。
■甲州花火
武田信玄時代の烽火や江戸時代の町衆花火から誕生し発展しました。花火大会の他に、祭礼行事の合図などとして音だけの花火も多く打ち上げられています。「神明の花火」をはじめ全国各地の花火大会で打ち上げられ、華々しく夜空を彩っています。
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