自己消費電流がナノアンペア・クラスの新しい超低消費オペアンプを発表
STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、動作温度範囲全体にわ
たって超低消費電力を実現するナノパワー・オペアンプ TSU10xを発表しました。
STのマイクロパワー・オペアンプ・ファミリに属する同製品は、静止電流が主要
課題となっている様々な機器において、使用電力とバッテリ寿命を最適化します。
TSU101はシングル・アンプ、TSU102はデュアル・アンプ、TSU104はクアッド・
アンプです。オペアンプ毎の電流引き込み量がリチウム・イオン電池の一般的な
自己放電電流よりも少ないTSU10xは、環境発電システム、個人用医療モニタ、
煙探知機、赤外線検知、ワイヤレス・センサ、監視カメラ、スマート・タグなど、
小型コイン電池を使用するアプリケーションの動作時間を最大化します。
動作温度範囲内における規定の最大電流は、1.8V時に800nA、3.3V時に850nAと、
可能な限り低く抑えられており、標準消費電流は25℃、1.8V時に580nAとなって
います。また、動作温度範囲全体で規定されている最大入力オフセット電圧は
4.5mV、入力バイアス電流は300pAです。このオペアンプは、レール・ツー・
レールの入出力を備えており、動作電圧範囲は1.5V~5.5V、利得帯域幅積は8kHz
(標準)です。
TSU10xオペアンプは、STのナノパワー・コンパレータであるTS88xシリーズと共
に、チャネル数に応じて各種パッケージ(SC70、SOT23-5、DFN8 2x2、MiniSO8、
QFN16 3x3、TSSOP14)で提供されています。単価は、1000個購入時に約0.5ドル
です。
詳細については、
http://www.st.com/web/jp/catalog/sense_power/FM123/SC61/SS1613/LN1604 を
ご覧ください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・
プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を
提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・
セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、
家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆる
シーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた
技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2012年の売上
は84.9億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト
( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216
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