TIS、ベトナムの大手IT企業「TinhVan Technologies JSC.」と資本・業務提携

～ ベトナムローカルマーケット向けのQR決済など決済関連サービスの展開で協業 ～

ＴＩＳインテックグループのTIS株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：桑野 徹、以下TIS）は、ベトナムの大手IT企業「TinhVan Technologies JSC.」（本社：ベトナム ハノイ市、代表者：Hoang To、以下TVH社）と、資本・業務提携したことを発表します。

　TISは、 TVH社と協業して、ベトナムにおける「QR決済サービス事業」などの決済関連事業を共同で推進します。

　TVH社は、1997年に創業したソフトウェア開発および大規模ITシステムの開発実績を持つベトナムの大手IT企業です。ベトナム国内で100社以上の顧客を持ち、政府機関や金融機関向けポータル構築、携帯キャリア向けモバイルコンテンツ配信、人事給与パッケージ開発、デジタル教育コンテンツプラットフォーム提供、システム開発アウトソーシングなど幅広い分野へサービス提供を行っています。その優れたサービス提供力と開発力は定評があり、ベトナム国内の様々なアワードも受賞しています。

＜TinhVan Technologies JSC.の概要＞
・社名 ：TinhVan Technologies JSC.
・設立 ：1997年
・代表者 ：Hoang To (Chairman)
・主要事業 ：銀行・政府向けポータル構築、人事給与パッケージ開発、モバイル
コンテンツ配信、教育コンテンツプラットフォーム、オフショア開発


　TISは、決済系システムの開発実績を数多く有し、リテール決済ソリューションのトータルブランド「PAYCIERGE（ペイシェルジュ）」を展開するなど、得意分野である決済関連事業の強化とASEANを中心とした海外展開を進めています。その一環として、今後の急成長が期待できるベトナムの決済マーケットへ参入する事を目的に、今回の資本・業務提携にいたりました。

■資本業務提携の概要
　TISは、TVH社との資本・業務提携を通じて、以下の事業をベトナムローカルマーケット向けに展開していきます。

１）ベトナムにおけるQR決済事業
　中国発のQR決済の潮流は、東南アジアから世界各国に急速に広がりつつあります。ベトナムにも20数社のQRモバイルウォレット事業者が存在し、その利用率は急速に伸びています。（ベトナムのデジタル決済の2018年～2022年の年平均成長率は13.5％、2022年時点での決済総額はUS$12,233 Millionとの予測があります※1）
　TISとTVH社は、TISが持つQR決済ソリューションをベトナムの加盟店やアクワイアラ（加盟店契約会社）向けに共同でサービス展開していきます。
　TISはTVH社へQR決済関連ソリューションを提供し、TVH社は既存のチャネルを活用した顧客開拓、サービス提供およびシステムの開発・運用を実施します。

※1：https://www.statista.com/outlook/296/127/digital-payments/vietnam

２）モバイルアプリケーション提供
　ベトナムでは、都市部を中心にスマートフォンが普及し、銀行やリース会社など金融機関のモバイルアプリケーションの新規開発・エンハンス（機能追加開発）のニーズが増加しています。TISは、タイの子会社PromptNow社が持つモバイルプラットフォーム「Susanoo」のテクノロジをTVH社へ提供し、ベトナムでのモバイルアプリケーションの提供を行います。


TIS株式会社について
　ＴＩＳインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

ＴＩＳインテックグループについて
　ＴＩＳインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるＩＴサービスをご提供します。


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