IBM、AWSとの協業によりAIワークロードのデータ管理を最適化する新しいクラウド・データベースを提供開始
[米国ニューヨーク州 アーモンク - 2023年11月27日(現地時間)発]
IBMは本日、AWS re:Invent 2023において、アマゾン ウェブ サービス(AWS)と協力し、お客様がハイブリッド・クラウド環境におけるAIワークロードのデータ管理を簡単に行えるように設計したフルマネージド・クラウド・サービスであるAmazon Relational Database Service(Amazon RDS) for Db2( http://www.ibm.com/db2 )の提供開始を発表しました。
企業は、より多くの情報に基づいた意思決定、反復的な業務の自動化、効率性の向上につながる洞察を引き出すためにAIに注目しています。このようなAIテクノロジーは、大量のデータを活用することで、拡張性やコストの最適化、パフォーマンスの向上、ビジネスの継続性などを提供するため、クラウドネイティブなアーキテクチャー上にある最新のデータストアが必要となります。
お客様はAmazon RDS for Db2 を活用することで、AI ワークロードを最適化するために、オンプレミス、AWS、またはハイブリッドクラウド・アーキテクチャーのいずれかを選択することができます。Amazon RDS for Db2は、AWSに移行するお客様の既存の自己管理型Db2データベースのクラウド移行をはじめ、プロビジョニング、バックアップ、ソフトウェアの修正モジュールの適用、監視など、時間のかかるデータベース管理業務の自動化を支援します。
IBMシニア・バイス・プレジデントでソフトウェア製品担当のディネシュ・ニーマル(Dinesh Nirmal)は次のように述べています。「デジタルトランスフォーメーションは、ほぼすべてのお客様にとって戦略的重点分野となっています。AWSと協力してDb2をAmazon RDSに組み込むことで、両社は、現代経済を支える次世代のアプリケーション、アナリティクス、AIワークロードに備える企業を支援します。IBMとAWSは、クラウド・データベースのイノベーションの可能性を再定義し、モダナイゼーションの複雑さを取り除き、企業がデータの可能性を最大限に発揮できるようにします」
Amazon RDSのお客様は、フルマネージドサービスに移行することで、大きなビジネス価値を見出しています。AWSとIDCがRDSユーザーを対象に実施した調査の結果によると、Amazon RDSのマネージドデータベースに移行した調査参加者は、DBA1人当たり平均約60%*1も多いデータベースを管理できるようになり、3年間でデータベース運用コストが平均39%*1削減されると見込まれています。
AWSのデータベースおよびマイグレーション担当バイスプレジデントであるジェフ・カーター(Jeff Carter)氏は次のように述べています。「IBMと協力することで、高く評価され信頼されている IBM Db2 データベースをお客様がクラウド上で簡単に管理および最新化できるようになります。Amazon RDSは、10年以上にわたり、実証済みの運用ノウハウ、セキュリティーのベストプラクティス、およびベストクラスのマネージド・データベース・サービスを、ミッションクリティカルなワークロードのために何十万ものお客様に提供してきました。Amazon RDS for Db2では、プロビジョニング、バックアップ、修正モジュールの適用、モニタリングなど、時間のかかるデータベース管理作業をオフロードし、Amazon RDSのマルチAZデプロイメントを使って高可用性と高耐久性を実現できます。また、お客様は、生成系AIに対する取り組みを加速させる機能も含むAWSサービスの幅広いポートフォリオを簡単に利用することができます」
Amazon RDS for Db2 は、データベース管理を自動化する Amazon RDS の運用ノウハウと使いやすさに、IBM Db2 が数十年にわたって培ってきた、世界最大規模の銀行、サプライチェーン・オペレーション、小売や電子商取引企業のミッションクリティカルなワークロードの運用経験を組み合わせたものです。先行試用に参加くださった多くのお客様は、すでにこのサービスの価値を理解し、生産性とモダナイゼーションの加速を期待しています。
先行試用に参加したIBMのビジネス・パートナーであるフィルモア・グループのオーナー、フランク・フィルモア(Frank Fillmore)氏は次のように述べています。「さまざまな業界のお客様の IT リーダーは、これが魅力的な価値提案であると考えています。Amazon RDS for Db2は、リレーショナル・データベース・テクノロジーにおけるIBMの基本的な専門知識と、AWSのクラウド・イノベーションを組み合わせ、高い導入効率、柔軟なスケーリング、コスト削減を実現します」
Amazon RDS for Db2のお客様がモダナイゼーションとAI活用を加速する中で、AWS上でIBMの統合データおよびAI機能の数々を活用し、データ管理とAIワークロードを拡張することができるようになります。これには、IBMの商用データベース、データ・ファブリック・ソリューション、watsonxのデータ管理やAI、および選択されたAIガバナンス機能のポートフォリオ全体が含まれ、これらすべてが、次世代の信頼できるAIアプリケーションの構築、拡張、実行を支援します。Amazon RDS for Db2を活用することでお客様は、Db2 WarehouseおよびAWS上のwatsonx.dataオープン・データ・レイクハウスとAmazon RDS for Db2のネイティブな統合を利用して、AI向けのトランザクション・データを統合、変換、共有できるようになります。
Amazon RDS for Db2の導入方法の詳細についてはこちらをご参照ください:
https://aws.amazon.com/rds/db2/
そのほかの資料はこちらをご参照ください:
Connect with an IBM and AWS expert on Amazon RDS for Db2 ( https://www.ibm.com/account/reg/en-en/signup?formid=urx-52489 )
#1 IDCレポート「IDC Amazon Relational Database Service Delivers Enhanced Database Performance at Lower Cost」は以下のURLからご参照いただけます
当報道資料は、2023年11月27日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文はこちら( https://newsroom.ibm.com/2023-11-27-IBM-Collaborates-with-AWS-to-Launch-a-New-Cloud-Database-Offering,-Enabling-Customers-to-Optimize-Data-Management-for-AI-Workloads )を参照ください。
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