ブッキング・ドットコム、2026年の最新調査から、LGBTQ+の旅行者の過半数が、旅行中は自身のアイデンティティの開示を慎重に判断している実態が明らかに

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世界のLGBTQ+の旅行者のうち、旅行中に自身がLGBTQ+であることをオープンにしていると回答したのは、31%(日本:9%)にとどまる
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40%(日本:38%)の旅行者が、「人生で一度は訪れたい」と考える旅行先に訪れるためであれば、自身のアイデンティティを明かさないこともいとわないと回答
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LGBTQ+コミュニティの中で、旅行中に不安を感じないと回答した人が過半数(53%)を占めたのは、「カミングアウトしていない」LGBTQ+の旅行者のみ
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37%(日本:32%)の旅行者が、現地のLGBTQ+コミュニティや事情に関するデリケートな質問について、人に尋ねるよりもAIに相談する方が安心できると回答
【2026年7月23日】
「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に、多種多様な宿泊施設や旅行体験、フライト、レンタカーを提供する世界最大級のデジタルトラベルプラットフォーマー Booking.com は、このたび、LGBTQ+の旅行者の意識や行動、旅行に関する認識に焦点を当てた、最新の「Travel Proud調査レポート」*を発表しました。本調査は、当社がこれまで実施してきたLGBTQ+の旅行者に関する調査の中で、最も大規模かつ包括的な内容となっています。19の国と地域のLGBTQ+の旅行者13,300名を対象に実施した本調査では、LGBTQ+コミュニティにおけるさまざまな人々の旅行体験や意識の違いについて、多角的な視点から明らかにしています。
安心して世界を旅するために、LGBTQ+の旅行者が直面する選択
今回の調査では、「カミングアウトしていない」と回答したLGBTQ+の旅行者において、旅行中のネガティブな経験や不安を報告する割合が比較的低い傾向がみられました。
過去12ヶ月間に旅行中、自身がLGBTQ+であることに関連してネガティブな経験をしたと回答した割合は、「カミングアウトしていない」旅行者が34%と最も低く、世界のLGBTQ+の旅行者全体の62%、トランスジェンダーと自認する旅行者の73%を大きく下回りました。また、旅行中に不安を感じなかった人が過半数(53%)を占めたのは、このグループのみでした。これに対し、世界全体では30%(日本:40%)、また、調査対象の属性の一つであるポリアモリー(複数恋愛)の旅行者では20%にとどまっています。こうした結果は、旅行先の環境や状況に応じて、自身のアイデンティティの開示について慎重に判断している人が少なくない実態を示唆しています。
また、自身のアイデンティティの一部を明かさないという選択は、自らの意思による場合もあれば、環境や状況による場合もありますが、今回調査したLGBTQ+の旅行者の多くに共通してみられました。親しい友人に対して自身がLGBTQ+であることをオープンにしている人は68%(日本:37%)にのぼる一方で、旅行中も同様にオープンにしている人は31%(日本:9%)にとどまりました。さらに、行きたい旅行先について尋ねたところ、「人生で一度は訪れたい」と考える目的地を訪れるためであれば、自身のアイデンティティを明かさないこともいとわないと回答した人は40%(日本:38%)に達しました。これらの結果から、多くのLGBTQ+の旅行者にとって、「世界を旅すること」と「自身のアイデンティティを尊重しながら旅すること」の両立には、依然としてさまざまな葛藤や選択が伴うことがうかがえます。
特にトランスジェンダーの旅行者の間で高まる不安と安全対策への意識
さらに、LGBTQ+の旅行者の44%(日本:29%)が、数年前と比べて旅行時により多くの安全対策を講じていると回答しました。具体的には、不安を軽減するために信頼できる相手と現在地を共有する(世界:25%、日本:23%)、国境を越える前にマッチングアプリを削除する(世界:16%、日本:15%)、オンライン上の行動を保護したり、アクセス制限のあるウェブサイトを利用したりするためにVPNを使用する(世界:19%、日本:15%)、予備用の携帯電話を携行する(世界:18%、日本:15%)といった行動がみられました。また、LGBTQ+の旅行者の48%(日本:43%)が、公共の場でパートナーへの愛情表現をする前に、周囲の状況を確認していると回答しています。
今回の調査では、トランスジェンダーの旅行者が直面する特有の課題も明らかになりました。調査対象の属性の中でも、トランスジェンダーの旅行者では、近年、旅行に対する不安が増したと回答した割合が、旅行に対してより安心感を持てるようになったと回答した割合を上回る傾向がみられました。過去数年間で旅行への不安が高まったと回答した割合は、世界のLGBTQ+の旅行者全体が27%(日本:18%)であったのに対し、トランスジェンダーの旅行者では43%に達しています。また、多くの属性において、最も不安を感じる場面として挙げられたのは、「夜遅い時間帯や日没後に公共の場にいること」(世界:22%、日本:14%)でした。一方、トランスジェンダーの旅行者にとって、最も大きな不安要因となっていたのは、性別によって区分された施設(トイレや更衣室など)の利用であり、24%が挙げています。これらの結果は、トランスジェンダーの旅行者が、他の旅行者とは異なる特有の不安や課題に直面している実態を示しています。
旅行業界やAIツールが高めるLGBTQ+の旅行者の安心感
こうした課題がある一方で、世界のLGBTQ+の旅行者は、ネガティブな経験よりもポジティブな経験を報告する割合が大きく上回っています。過去1年間の旅行において、82%(日本:63%)が自身の性自認や性的指向に関連したポジティブな体験を少なくとも1回経験したと回答しました。具体的には、自身が望む呼称や代名詞を適切に使用してくれるスタッフとの出会い(世界:34%、日本:27%)、プライドフラッグの掲示など宿泊施設におけるインクルーシブな取り組み(世界:32%、日本:20%)、ジェンダーニュートラルなトイレの設置(世界:32%、日本:20%)、LGBTQ+コミュニティに属するスタッフの存在(世界:32%、日本:18%)などが挙げられています。また、LGBTQ+の旅行者全体の58%(日本:44%)が、この数年間で社会的な受容が進んだと感じていることが分かりました。
一方で、安全対策のために活用されているデジタルツールは、LGBTQ+の旅行者にとって、信頼できる情報の収集や現地コミュニティとのつながり、宿泊施設や観光施設に関する安心感を得るための手段としても活用されています。過去1年間で、LGBTQ+の旅行者の3分の2(世界:66%、日本:60%)が、旅行計画にAIを利用したと回答しました。また、43%(日本:36%)が、自身のアイデンティティに関する旅行の相談について、AIからであれば、人に相談する場合と比べて客観的で偏見の少ないアドバイスを得られると感じています。さらに、39%(日本:30%)は、一般的な検索では見つけにくいLGBTQ+フレンドリーなスポットを見つけるうえでAIが有効であると回答しました。37%(日本:32%)は、現地のLGBTQ+コミュニティや事情に関するデリケートな質問について、人に尋ねるよりもAIに相談する方が安心できると感じています。また、30%(日本:21%)は、オンラインで旅行を予約する際に、多様性への配慮や「LGBTQ+フレンドリー」を示す絞り込み機能があれば有用だと考えています。
ブッキング・ドットコムの宿泊施設部門でシニアバイスプレジデントを務めるMatthias Schmidは、次のように述べています。
「今年の調査結果は、弊社のTravel Proudプログラムがこれまで以上に重要な役割を果たしていることを示しています。2021年の開始以降、5年間でプログラムが着実に拡大し、世界中の多くのパートナー施設にこのプログラムが受け入れられてきたことを大変心強く感じています。現在、トレーニングは11言語で提供されており、これまでに14万2,000軒以上のパートナー施設が受講しています。その結果、旅行者は世界20,000以上の都市・目的地で、LGBTQ+フレンドリーな宿泊施設を検索・絞り込みできるようになりました。
今回の調査では、LGBTQ+の旅行者が安心して旅行するために、これまで以上にさまざまな工夫や配慮を行っている実態が明らかになりました。一方で、世界のLGBTQ+の旅行者の66%が、自分らしく過ごせる旅行を重視していることもわかっています。私たちは、こうした旅行者の姿勢に大きな励ましを受けています。そして、自分らしさを大切にしながら、誇りを持って旅を続ける人々の存在に勇気づけられています」
ブッキング・ドットコムでは、「Travel Proud」バッジおよび「Travel Proud(LGBTQ+フレンドリー)」の絞り込み機能を通じて、インクルーシブな滞在先を探す旅行者が、LGBTQ+フレンドリーな宿泊施設をより簡単に見つけられるようサポートしています。宿泊施設検索時に「Travel Proud(LGBTQ+フレンドリー)」の絞り込み条件を選択するか、宿泊施設ページに表示されるレインボーカラーのスーツケースアイコンをご確認ください。詳細はこちらをご覧ください。
宿泊施設の皆様は、「Travel Proud」施設として認定されるために必要なオンライン研修の内容や、LGBTQ+の旅行者が旅行中に直面する課題について、こちらからご確認いただけます。本プログラムは、インクルーシブなホスピタリティ分野の独立した第三者専門家の協力のもと開発されており、これまでに世界各地の14万2,000軒以上の「Travel Proud」パートナー施設がトレーニングを修了しています。
* 本調査は、ブッキング・ドットコムの委託により、世界19の国と地域で13,331名のLGBTQ+の旅行者を対象に独立機関が実施したものです。対象国・地域は、アルゼンチン(222名)、オーストラリア(1,041名)、ブラジル(1,021名)、カナダ(839名)、コロンビア(527名)、フランス(1,031名)、ドイツ(1,035名)、インド(1,010名)、イタリア(1,044名)、日本(521名)、メキシコ(525名)、オランダ(508名)、ニュージーランド(218名)、シンガポール(219名)、スペイン(1,088名)、台湾(216名)、タイ(208名)、イギリス(1,019名)、アメリカ(1,039名)です。調査対象者は、18歳以上で、過去12ヶ月以内に宿泊を伴う個人旅行を経験し、旅行の計画・予約に関する意思決定に関与している、または主な意思決定者であるLGBTQ+コミュニティの人々です。調査は2026年2月から3月にかけて実施されました。
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Booking.comについて
1996年にアムステルダムにて設立され、Booking Holdings Inc.(NASDAQ:BKNG)の一員として、「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」を企業理念に掲げています。多種多様な宿泊施設と移動手段を簡単かつワンストップで予約ができるプラットフォームを通して、世界中のお客様に思い出に残る体験を提供しています。また、ブッキング・ドットコムでは、ロイヤルティプログラム「Genius」に登録することで、世界中の数十万軒もの対象施設や対象のレンタカーで割引や旅行特典を利用することができます。詳細については、ブッキング・ドットコムの公式SNSアカウント (@bookingcom_jp)、もしくは https://news.booking.com/ja をご覧ください。
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