＼ぶどうの旬が到来／いま岡山でアツい！ピオーネ「美王🄬」を徹底解説

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岡山県

2024年9月9日 16時31分

　日本有数の日照時間を誇り、瀬戸内に面した風光明媚で穏やかな気候が特徴の岡山県。「晴れの国」と称されており、その気候はおいしいフルーツが育つことでも有名です。
　なかでも、岡山県高梁（たかはし）市を中心とした「びほくエリア」は、県内最大のピオーネの産地であり、びほく産のピオーネは、他にない美しい房型と大粒の濃い黒紫色、強い甘みが特長です。今回はびほく産ピオーネの中でも特に高品質なピオーネ「美王🄬」について、詳しくご紹介します。

びほく産ピオーネの上位10％のみを選抜！最高品質「美王🄬」はまさに“黒紫の至宝”

　穏やかな気候に恵まれた“くだもの王国”岡山県では、古くからぶどうの生産が盛んに行われています。なかでも岡山県高梁市を中心とした標高300～600ｍのびほくエリアは昼夜の寒暖差が大きく、大粒で種無しの品種「ピオーネ」の栽培に適した環境となっています。今年は雨が少なく日照が多かったことで、糖度が高く美味しいピオーネに仕上がりました。今年はびほく産ぶどう全体で、販売数量1,560t、売上20億円を目指し、 9月2日（月）には「びほくぶどう出荷進発式」を実施しました。

　JA晴れの国おかやま（旧：JAびほく）では、県内最大のぶどう産地として、ぶどうのブランド化の取り組みにも注力しています。「びほくぶどう生産部会」が中心となり、行政機関等と構成する「びほく産ぶどうマーケティングプロジェクトチーム」では、2018年2月に「びほく産ピオーネ」を消費者へ周知するためのブランド名として、地域ブランド「天空の実り🄬」とトップブランド「美王🄬」を決定し、商標を登録しました。

　「栽培に適した気候」「県下最大の産地の高い技術力」「最新機器と熟練の検査員による厳しい検査」が三位一体となった高品質なびほく産ぶどうに、中山間地特有の昼夜の寒暖さで育まれる特長と、出荷時期に発生する天空の山城「備中松山城」の雲海にあやかり「天空の実り🄬」と命名しました。

　そして、「天空の実り🄬」の中でも特に品質が優れたピオーネを「美王🄬」と名付け、その魅力を広く発信しています。

　「美王🄬」として認められるのは、毎年生産される160万房以上のびほく産ピオーネのうち、約10％（最上位規格「美王🄬プレミアム」を含む）のみ。厳しい出荷規格をクリアした、まさに「黒紫の至宝」です。

　関西の市場関係者などからの知名度も高く、消費者からは「こんなに大きく甘いピオーネは食べたことがない」といった高い評価が寄せられています。

美王🄬の特長

【深い甘みとほのかな酸味が生み出すコクのある味わい】

　びほくエリアで生産されるピオーネは、大粒で深みある甘みの中にほのかな酸味が加わって、フルーティーでコクがある味わいが特徴です。中でも特に品質が優れた「美王🄬」は、その美しい色合いと房の形から「美」という文字を、さらに全国トップの産地であることから「王」に君臨するピオーネ、という意味を込めて命名しました。

【600人を超える生産者の情熱が結集】

　全国トップの生産量を誇るピオーネ産地「びほくエリア」。切磋琢磨しながら栽培に取り組む600人を超える生産者により、半世紀以上にわたり磨き上げられたぶどうの栽培技術が誇りです。“くだもの王国”岡山を支える産地として、「どこの産地よりもワンランク上でありたい」という強い想いが生産者の結束力となり、黒紫の至宝「美王🄬」を作り出しています。

【全国初の2段階検査体制で選別される最高ランクのピオーネ】

　毎年生産される160万房以上のびほく産ピオーネは、従来の選果員の目視による検査に、新たにメーカーと共同開発した色彩選別カメラによる検査を加え、全国初の2段階検査体制で選別されます。そのような厳しい検査をクリアしたピオーネのうち、特に品質が優れた約10％のみが認められる称号である「美王🄬」。

　熟練した人の目で微妙な差異を見抜き、色彩選別カメラで着色度合いを数値化することで、高品質で均一なピオーネを出荷しています。この厳格な体制のもと選び抜かれた「美王🄬」は、数量が限られる一方で王者としての風格漂う、まさに“至宝”そのもの。その名にふさわしい美しい黒紫色の大粒一粒一粒が、高い評価を得ています。

２段階検査体制