【ホテルオークラ東京】「This is Okura」300 Days Project Grand Stage 「観世宗家特別公演」
≪数々の国際舞台となったホテルオークラ東京「平安の間」にて能楽を開催≫
【出演】
能 二十六世観世宗家 観世 清和
狂言 狂言方大蔵流 山本 東次郎(人間国宝)
会場は、京都・西本願寺に納められている国宝「三十六人家集三十七帖」料紙を元にした装飾壁が施されるなど、伝統美を継承してきた、オークラを象徴する最大の宴会場であり、1962年の開業時よりホテルの歴史が刻まれた「平安の間」に2日間限りの能舞台をしつらえます。
この度の公演では、室町時代の観阿弥・世阿弥父子からの流れを汲む観世流・二十六世観世宗家 観世 清和師が2日間で特別な想いを込めた4つの演目を勤めます。また狂言は人間国宝 狂言方大蔵流 山本 東次郎師をお招きし上演いたします。
観世流の拠点であり、1972年の落成より多くの能楽ファンに親しまれた渋谷・松濤の「観世能楽堂」は2015年3月をもち閉館し、2017年に銀座の地での再開場が予定されています。650年を超える文化の担い手として、次世代へ継承し更なる飛躍を遂げるべく、未来に向けて動き出した観世 清和師に「本館」最後の一大公演として、ホテルオークラ東京の未来を祈念いただくべく、はなむけの舞を披露いただきます。
■二十六世観世宗家 観世 清和(かんぜ きよかず)
二十六世観世宗家。昭和34(1959)年、二十五世観世左近元正の長男として生まれる。平成2(1990)年宗家継承。国内公演はもとよりフランス・アメリカ・インド・タイ・中国など海外公演及び「箱崎」「阿古屋松」などの復曲、「利休」「聖パウロの回心」など新作能にも意欲的に取り組む。重要無形文化財総合指定保持者。芸術選奨文部大臣新人賞、芸術選奨文部科学大臣賞、伝統文化ポーラ賞大賞を受賞。フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。
(一財)観世文庫理事長、(一社)観世会理事長、(独)日本芸術文化振興会評議委員。
著書に「一期初心」(淡交社)、「新訳 風姿花伝」(PHP)。
監修に「観世清和と能を観よう」(岩崎書店)。
■観世流について
観世流の原型となったのは、南北朝時代に大和(奈良県)で活動した猿楽芸能の一座・結崎座でした。能楽はその後、室町時代初頭にかけて、観阿弥(清次)・世阿弥(元清)父子によって大成したと言われております。その父子の流れを汲み、今日に至るまで、能楽の中核であり続けているのが観世宗家です。観世流は現在、能楽師約700人を擁する最大の流派です。
■ホテルオークラと能
大倉財閥二代目総帥であり、ホテルオークラ東京の創業者 大倉喜七郎(1882-1963)は生涯にわたって、日本の伝統文化に深い造詣がありました。情熱を燃やしたホテル建設にもその影響を受けた意匠の数々が凝らされ、建設にあたっての逸話も多く残っております。隣接する日本初の私立美術館「大倉集古館」には、日本・東洋の絵画、能面や能装束などが所蔵されています。
■上演演目
能 「羽衣」(8月26日 昼の部)
三保の松原に住む漁師・白龍(ワキ)が松に掛った羽衣を持ち去ろうとすると、天人(シテ)が現れて返してほしいという。羽衣が無くては天に帰れないと嘆く天人に同情した白龍が羽衣を返すと、天人は返礼に舞を舞い、空高く天へ帰って行く。
能 「紅葉狩」(8月26日 夜の部)
平維茂(ワキ)は鹿狩りに出かけた信濃・戸隠山で、紅葉狩を楽しむ女性(前シテ)たちと出会う。維茂一行は酒宴に誘われるが、女の舞を見ているうちに眠ってしまう。やがて女たちが鬼神(後シテ)の正体を現すと、維茂は八幡菩薩に授かった神剣で戦い、鬼神を退治する。
能 「葵上」(8月27日 昼の部)
病に伏した葵上の病状を知るために、巫女(ツレ)に占わせると、梓の弓の音に引かれて六条御息所の生霊(前シテ)が現れ、光源氏への思いを述べ、葵上を責める。横川小聖(ワキ)の祈祷の前に鬼と化した御息所(後シテ)は、小聖に立ち向かうが、やがて調伏される。
能 「土蜘蛛」(8月27日 夜の部)
病に苦しむ源頼光の前に、怪しげな僧(前シテ)が現れる。僧の正体は土蜘蛛の精で、千筋と糸を投げかけ頼光を襲うが、返り討ちに合い、姿を消す。頼光の命により、独武者(ワキ)が従者を従えて、土蜘蛛(後シテ)の精の巣を捜しあて、見事に退治する。
- 「This is Okura」300 Days Project 観世宗家特別公演 開催概要
【日時】2015年8月26日(水)、27日(木)2日間限定
昼の部)受付・食事11:30~/公演 13:00
夜の部)受付・食事17:30~/公演 19:00
【演目】
8月26日(水)昼の部
狂言 茶壺 山本東次郎(狂言方大蔵流)
能 羽衣 観世清和(二十六世観世宗家)
8月26日(水)夜の部
狂言 鬼瓦 山本東次郎(狂言方大蔵流)
能 紅葉狩 観世清和(二十六世観世宗家)
8月27日(木)昼の部
狂言 呼声 山本東次郎(狂言方大蔵流)
能 葵上 観世清和(二十六世観世宗家)
8月27日(木)夜の部
狂言 附子 山本東次郎(狂言方大蔵流)
能 土蜘蛛 観世清和(二十六世観世宗家)
【会場】公演:ホテルオークラ東京 宴会場「平安の間」(本館1階)
食事:ホテルオークラ東京 宴会場「曙の間」「コンチネンタルルーム」(どちらも本館1階)
※食事はブッフェをご用意
【入場料】SS席¥18,000/S席¥15,000/A席¥12,000
※各公演共通、全指定席、食事・公演鑑賞、サービス料込み
【定員】各回450名様
【ご予約開始日】2015年5月13日(水)10:00~
【ご予約】
①ホテルオークラ東京公式ウェブサイト http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/special/kanze/
②チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:443-779)
【ご予約に関するお問い合わせ】
ホテルオークラ東京イベント予約係
TEL:03-3224-7688(月~金10:00~17:00/土・日・祝日を除く)
【ホテルオークラ東京について】
穏やかで安らぎに満ちた、日本ならではのおもてなしのスタイルを表現した本館ロビー。それは、時を越えて輝きを放つ「和の伝統美」の結晶です。伝統を大切にしながらも常に最高の味を求めて前進する料理、癒しや寛ぎを追求した様々なタイプの客室。時代に流されない確かな品位と新しいスタイルが絶妙に交差した本物のオリジナリティが溢れるホテルです。 本館につきましては、2015年8月末に営業を休止し2019年春新装オープン予定となります。別館においては2015年9月以降もご宿泊、宴会場などの施設は営業を継続、さらに3つのレストラン・バーを本館より移設し飲食施設の充実を図ってまいります。
〒105-0001
東京都港区虎ノ門2-10-4
TEL:03-3582-0111(代表)
アクセス:東京都メトロ銀座線・虎ノ門駅、日比谷線・神谷町駅、南北線・六本木一丁目駅
※いずれも徒歩10分以内
webサイトURL:http://www.hotelokura.co.jp/tokyo
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