ブラザーインダストリーズ (フィリピン)における第3工場建設について
ブラザー工業株式会社(社長:佐々木一郎)は、製造子会社ブラザーインダストリーズ(フィリピン)(英語名:BROTHER INDUSTRIES (PHILIPPINES), INC.)に第3工場を建設することを発表した。総事業費は約80億円で、延床面積は87,453㎡の4階建て、2024年1月の完成が予定されている。
現在、フィリピン工場では、プリンター・複合機と電子文具の本体および消耗品を生産している。2012年の設立以来、ブラザーグループのプリンティングビジネスの拡大に伴い、生産能力を増やしてきたが、さらなる製品販売の増加に備えるために第3工場の建設を決定した。
第3工場は、さまざまな種類のプリンター・複合機の生産が可能なため、今後の事業環境の変化に柔軟に対応できる施設となる。また、BCP対策として、部品や製品を保管できる倉庫機能も兼ね備えることで、物流面でリスクが生じた場合にも一定期間は生産の継続と出荷が可能となる。さらに、太陽光パネルの設置等による再生エネルギーの活用などを進め、「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」で掲げるカーボンニュートラルの実現*に貢献していく。
ブラザーインダストリーズ(フィリピン)は、今後も顧客に迅速に価値を届けるとともに、地球環境に配慮した生産活動を通じて、サステナブルな社会の実現に貢献していくとしている。
* 「CO₂排出削減」に関する2050年度ビジョン:あらゆる事業活動のカーボンニュートラル(ブラザーグループから排出するCO₂を全体としてゼロにする)とバリューチェーン全体の CO₂排出最小化を目指し、脱炭素社会の形成に貢献している。
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