JQA、生活支援ロボット分野で国内初となるJIS B 8445認証書を発行
三菱電機モビリティ株式会社『MELDY』が第一号認証を取得

一般財団法人日本品質保証機構(本部:東京都千代田区、理事長:石井 裕晶)は、2026年10月1日付で、三菱電機モビリティ株式会社の病院向け搬送ロボット『MELDY』に対してJIS B 8445「ロボット及びロボティックデバイス-生活支援ロボットの安全要求事項」に基づくJISマーク認証を決定し、認証書の授与式を行いました。
本認証は、生活支援ロボット分野における国内初の認証となります。

生活支援ロボットの安全性を第三者認証で客観的に証明
JISマーク表示制度は、事業者が国に登録された第三者認証機関から認証を受け、自社の製品等が日本産業規格(JIS)に適合していることを示す表示としてJISマークを付すことができる制度です。
今回の認証は、三菱電機モビリティ株式会社が開発した病院向け搬送ロボット『MELDY』に対し、当機構がJIS B 8445に基づき、安全要求事項への適合性および製造事業者の品質管理体制について審査を行い、認証したものです。
認証対象規格について
JIS B 8445 ロボット及びロボティックデバイス-生活支援ロボットの安全要求事項
本規格は、生活支援ロボットの安全設計、リスク低減方策および使用上の情報に関する要求事項を規定した日本産業規格です。対象となるロボットには、移動作業型ロボット(Mobile Servant Robot)、身体アシストロボット(Physical Assistant Robot)および搭乗型ロボット(Person Carrier Robot)が含まれます。
また、生活支援ロボットの安全性に関する国際規格ISO 13482と整合した規格として、人と共存するロボットの安全性を客観的に評価するための重要な基準となっています。
JQAの生活支援ロボット認証への取り組み
当機構は、生活支援ロボット実用化プロジェクトへの参画や、生活支援ロボットの安全性に関する国際規格ISO 13482の標準化活動および認証スキーム開発を通じて、長年にわたり生活支援ロボットの安全評価に取り組んできました。
また、ISO 13482に基づく身体アシストロボットや移動型ロボットの認証を世界に先駆けて実施するなど、第三者認証機関として生活支援ロボットの安全性向上に貢献してきました。
今回の第一号認証は、生活支援ロボットの安全性を客観的に示す新たなマイルストーンとなるものであり、ロボットの社会実装と利用者の安心・信頼の向上につながることが期待されています。
当機構は今後も、第三者の立場から生活支援ロボットの安全性・信頼性を評価し、安全・安心なロボット社会の実現に貢献してまいります。
2024年4月1日に三菱電機株式会社の自動車機器部門が分社・独立して発足した、三菱電機グループの自動車機器事業を担う事業会社。1933年に最初の製品を発売して以来、幅広い事業展開を行う三菱電機グループとしての総合力を活かし、世界各地に最適な開発・生産・供給体制を構築。自動車機器や搬送モビリティ等の時代のニーズに応える製品をグローバルに展開している。カーボンニュートラルを通じた脱炭素社会の実現をはじめ、高度なセンシング技術・制御技術を活用した安心・安全な社会づくり、搬送モビリティサービスを通じた労働力不足解消など、さまざまな社会課題に向き合い、持続可能な社会の実現を支えている。
1957 年の設立から一貫して日本のものづくりとサービス産業の発展を支援する公正・中立な第三者適合性評価機関。現在、ISO 9001 や ISO 14001 をはじめとするマネジメントシステム規格の総審査件数において国内最多(※)の実績を誇る認証機関であり、また、国家計量標準を産業界へ供給する機関として、計測器の校正を国内最大級の分野で提供する校正機関である。さらに、国内外の法規制や認証制度の指定機関として、電気製品・医療機器・車載機器に関する電気安全の認証・試験、JIS マーク認証を実施するほか、建設材料の試験・検査、カーボンニュートラル等の目標達成を目指す企業活動の審査・評価など、多彩なサービスを提供している。
※ JQA 調べ/2026 年3 月末時点。
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