【奈良市】令和8年度 秋季特別展「もう!ナニこれ?-奈良市出土用途不明品精選-」と埋蔵文化財講演会の開催について

奈良市役所

1.特別展の目的

令和2年度の特別展示「ナニこれ!?-平城京出土の用途不明品-」と、令和4年度の特別展示「また!ナニこれ?-奈良市出土の用途不明品-」では、類例も少なく、その形状・材質をみただけでは、使い方がわからない、用途不明品とよばれる出土資料を集め展示しました。「わからないもの」を展示して、来館者も一緒に頭をひねって頂くというコンセプトが大いなる反響を呼び、両展示とも最多来館者数を更新しました。

一方、両展示の開催期間は新型コロナウイルス感染症流行時であったため、外出を控えるため来館かなわず、「展示を見たかった」との声もよく聞きます。

そこで今回は、令和2・4年度の展示品のうち、特に人気があったものを選ぶとともに、新たに見つかった用途不明品等を合わせ、5つのメインテーマに分けて展示・紹介します。また、今後様々な視点で活用されるきっかけとなることをも目的として開催します。

また、令和2・4年度の展示の際に、展示品の使用法等について来館者に意見を出して頂き、その意見まで展示することで、ご好評を得た「ご意見板」も設置します。さらに、SNSやテレビ番組で話題を集めた、過去の「ご意見」も展示します。

2.特別展会場・会期

会場

奈良市埋蔵文化財調査センター1階展示室・展示室前ロビー

会期

令和8年10月5日(月)~12月4日(金)

日曜日・祝日は開館。土曜日は休館

入館時間9時~17時(入館は16時半まで) 入館無料

3.特別展内容

Ⅰ.ナニこれ!コレなに?

奈良市内の調査で出土した遺物の中には、類例も少なく、その形状・材質をみただけでは、使い方がよくわからないものがあります。ここではそのような、ある意味、謎を秘めた興味深い遺物をパネルとともに紹介します。

主な展示遺物 

蓮華紋押型土製品、刺突痕がある土製品、山形施釉陶器、山形土製品、須恵質円筒、獣脚付円盤状土製品、唐三彩陶枕、鉄製二叉鉾、球状土製品、車形木製品、不明石製品

Ⅱ. ナニこれ!どのように使ったの?

出土品のなかには、通常のものに比べサイズが異なるもの、あるいは必要なはずの部分が無いもの、逆に何かが付属するものもあります。

ここではそのような、何であるかはわかるものの、どのように使われたものか、よくわからないものをパネルとともに紹介します。

主な展示遺物

蓋に突起が付いた亀甲形陶棺、円筒形陶棺、ミニチュア土器、仕切りがある須恵器壺、金糸、大安寺出土の紺色のガラス片、大型の浄瓶(じょうへい)片、土師器製作手法による須恵器、花紋塼(かもんせん)、面

Ⅲ. ナニこれ!どんな願いが?

遺跡からは様々な祭祀・宗教関係遺物が出土します。しかし、考古学は主にものを研究対象としますので、ものとして残らない過去の人間の心の研究は、苦手とするものの一つです。それでも文献史料や民俗学などの成果を比較検討して、さまざまな仮説が出される魅力ある遺物をパネルとともに紹介します。

主な展示遺物

人形(ひとがた)・焦がして描かれた人形、束ねられた人形、緑釉陶器の瓶(へい)に封入された人形、人面墨書土器、控えめな人面墨書土器、土馬、木偶、犬形土製品

Ⅳ. ナニこれ!何を表現?どんな意味が?

はっきりとした意味が分からない墨書・墨画、何を表現したかわからない造形、さらには何を表現しているかはわかるものの、どんな意図が込められているものかわからない造形を紹介します。

主な展示遺物  

人面が付いた浄瓶片、圏足円面硯(けんそくえんめんけん)脚部の造形、意味不明の墨書土器、意味不明の墨画土器、鳥紐蓋(とりちゅうふた) 

Ⅴ.ナニこれ?わかった!

用途不明品は考古学的には類品を集積することで、機能や歴史的意義を解明することもありますが、発見時に適切な自然科学分析等を行った結果、その性格等を解明できた例をここで紹介します。

主な展示遺物 

籌木(ちゅうぎ)、カエルの残像がある須恵器

4.埋蔵文化財講演会の目的

例年、特別展の会期中には、展示内容をより深く理解していただくため、外部講師1名と展示担当1名による埋蔵文化財講演会を開催していますが、今回の展示テーマは54と多く、多彩です。

そこで今回の埋蔵文化財講演会は、本市の埋蔵文化財担当者8名と外部講師2名が15のテーマを4日間に分けて開催します。

5.埋蔵文化財講演会会場

会場

奈良市埋蔵文化財調査センター3階 講座室

聴講無料

6.埋蔵文化財講演会スケジュール

各回午後1時~16時半(開場午後12時半)

10月25日 

「蓋に突起がある亀甲形陶棺」山口等悟(埋蔵文化財調査センター活用係員)

「大安寺出土の紺色のガラス片」公門杏実(埋蔵文化財調査センター調査係員)

「平城京トイレ関連遺構のちゅうぎ」原田憲二郎(埋蔵文化財調査センター活用係長)

11月3日 

「古代人の祈りに迫る!―人面墨書土器と土馬―」和田花(埋蔵文化財調査センター調査係員)

「平城京出土二つの山形土製品」原田憲二郎(埋蔵文化財調査センター活用係長)

「用途不明石製品のナニこれ?-楕円形温石の軌跡-」江浦洋氏(公益財団法人元興寺文化財研究所員)

11月15日

「カエルの残像」吉田朋史(埋蔵文化財調査センター調査係主任)

「平城京出土ミニチュア横瓶」望月拓海(埋蔵文化財調査センター活用係員)     

「ナニこれ?-土器工房は人手不足-」三好美穂氏(元埋蔵文化財調査センター所長)

 11月29日

「車形木製品」菊井佳弥(埋蔵文化財調査センター調査係長) 

「土坑から出土した能面?」山口等悟(埋蔵文化財調査センター活用係員)

「中世墓でみつかったミニチュアと犬形土製品」永野智子(文化財課記念物係員)

7.埋蔵文化財講演会申込方法

奈良市HP→申込フォームより必要事項を入力の上、申し込み。

メール1通に1人限り。

締め切りは10月9日(金)必着。応募者多数の場合は抽選

8.問合せ先

奈良市教育委員会文化財課埋蔵文化財調査センター 

〒630-8135 奈良市大安寺西二丁目281番地

電話 0742(33)1821 Fax 0742(33)1822  

E-mail:maizoubunka@city.nara.lg.jp

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
奈良県奈良市二条大路南一丁目1番1号
電話番号
0742-34-4710
代表者名
仲川げん
上場
未上場
資本金
-
設立
1898年02月