26卒学生の夏インターンシップ・オープンカンパニー参加実態調査 大学3年生の35.2%は夏インターンシップ、86.5%はオープンカンパニーに参加
本選考を受けたい企業数は25卒学生比で減少、厳選傾向であることが明らかに
株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社の合弁会社:株式会社ベネッセ i-キャリア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:乾 史憲)が運営する、doda発の新卒オファーサービス「dodaキャンパス」は、「26卒学生(大学3年生・修士1年生)夏インターンシップ※1・オープンカンパニー※1参加実態調査※2」を実施しましたので、結果をお知らせいたします。
※1 インターンシップは5日間実施、オープンカンパニーは4日以下開催の施策
※2 調査結果の各図表の割合は小数第2位を四捨五入しているため、合計値が100%にならないものがあります。
調査解説コメント(dodaキャンパス編集長 岡本 信也)
本調査では、オープンカンパニー参加学生がインターンシップ参加学生を大きく上回る結果になりました。インターンシップに参加しなかった学生の中には、参加意向はあるものの参加できなかった学生も一定数存在しています。理由としては、選考がうまくいかなかったケースに加え、地方学生においては台風の影響によって移動ができず参加が叶わなかったなど、今夏ならではの理由も見受けられました。オープンカンパニーは選考がなく、また気負わずに参加できる1day開催のものが増えたことなどが、学生の参加増につながっていると考えられるでしょう。
本選考の応募意向については、「5社」以下の回答が7割を超え、前回調査比※3で約2割増加する結果となり、学生が本選考を受ける企業を厳選する傾向は強まっています。インターンシップ・オープンカンパニーに参加した企業においては、「5社」以上の選考に進みたい学生は全体の2割を超えています。参加企業についての理解が深まった結果、そのまま同企業の選考まで進む学生が増加している様子も伺えます。
インターンシップやオープンカンパニーに参加した企業の本選考を受ける学生、大学3年秋の時点ですでに志望業界を絞る学生が増加していることなどからも、今後企業には、適切なタイミングで採用したい学生に自社について知ってもらう機会づくりを行うことが求められるでしょう。
※3 同テーマで25年卒学生に向けて実施した調査(2024年1月実施)
調査結果サマリー
【夏インターンシップ・オープンカンパニー参加について】
・今夏のインターンシップに参加した26卒学生は35.2%。
一方、1dayの仕事体験などを含めたオープンカンパニーについては、全体の86.5%の学生が参加したという結果に。
・インターンシップ・オープンカンパニーに参加してよかった理由の1位は「志望動機が明確になった」(41.5%)
【本選考に向けた活動】
・すでに志望業界を絞っている学生は34.7%で、前回調査時※の30.0%から4.7ポイント増加。
・本選考(早期選考を含む)については、41.8%の学生が「1社」以上の企業に応募していることが明らかに。
・これから本選考を受けようと思っている企業数として、“「0社」から「5社」”の回答合計が68.8%となり、前回調査時の49.4%から19.4ポイント増加。全体の約7割を占める結果に。
・インターンシップ・オープンカンパニーに参加した企業の選考に進もうと思った企業数は「2社」(21.8%)が最多。「5社」以上の回答合計が全体の約2割という結果に。
主な調査結果
【インターンシップ・オープンカンパニー参加について】
▶インターンシップ・オープンカンパニー参加状況
「dodaキャンパス」に登録している26卒学生を対象に、今夏のインターンシップ・オープンカンパニーの参加状況について聞いたところ、参加企業数が「1社以上」と回答した割合は、インターンシップが35.2%だったのに対し、1dayのしごと体験などを含めたオープンカンパニーは86.5%でした。
▶インターンシップ・オープンカンパニーに参加してよかった理由
参加してよかった理由の1位は「志望企業が明確になった」(41.5%)で、全体の約4割を占めています。2位は「志望企業のことが理解できた」(31.2%)でした。
【本選考に向けた活動】
▶志望業界の絞り込みたい時期
業界の絞り込み時期については、1位「大学3年・修士1年生の冬まで」(35.5%)でした。2位は「すでに絞っている」(34.7%)で、前回調査時の30.0%から4.7ポイント増加しています。
▶本選考を受けた(応募した)企業数
本選考を受けた企業数については、「0社(応募したが実施待ち)」と「1社」以上の回答合計が41.8%となり、大学3年生の9月末の時点で約4割の学生が1社以上の選考に応募していることが明らかになりました。
▶これから本選考に応募予定の企業数(全体)
これから本選考に応募しようと思っている企業数は、「0社」から「5社」の回答合計が68.8%となり、前回調査時の49.4%から19.4ポイント増加しています。
▶これから本選考に応募予定の企業数(インターンシップ・オープンカンパニーに参加した企業)
インターンシップ・オープンカンパニー参加企業の内、何社の選考に進もうと考えているかについては、1位「2社」(21.8%)でした。「0社」は8.3%となり前回調査時の17.7%から9.4ポイント減少しています。一方で、「5社」以上の回答合計は20.9%となり、前回調査時の15.0%から5.9%ポイント上昇しました。
【解説者プロフィール】 dodaキャンパス編集長 岡本 信也
2006年、インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。人材紹介事業に従事し、主に商社・不動産領域の法人営業として採用支援などを経験。その後、転職メディア事業において、中堅、中小企業を担当する法人営業組織のマネジメントに従事。2018年からベネッセi-キャリアに出向し、新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の立ち上げを経験後、同事業部の営業部長を経て、2023年4月に事業本部長、dodaキャンパス編集長に就任。
【調査概要】
調査期間:2024年9月23日(月)~9月29日(日)
調査対象:dodaキャンパス会員の大学3年生、修士1年生(26年卒)
調査方法:Webアンケート回答方式
有効回答数:349人
■doda発 新卒オファーサービス「dodaキャンパス」について< https://campus.doda.jp/ >
「dodaキャンパス」は、学生が自身の努力や学び・経験などをデータベースに蓄積し、個性を可視化することにより、企業が自社のキャリア教育プログラムやインターン・採用選考等のオファーを送ることができる「doda発 新卒オファーサービス」です。2024年5月時点で約113万400人の学生が登録をしており、国内最大級の学生データベースを保有しています。
■株式会社ベネッセi-キャリアについて< https://www.benesse-i-career.co.jp/ >
株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社が2015年4月に設立した合弁会社です。株式会社ベネッセコーポレーションの大学教育事業部門とパーソルキャリア株式会社の新卒就職支援部門が一緒になりました。両社の力を最大限に活用して、大学の教育支援、学生の就活支援、および企業の採用支援を行う事業を推進しています。大学生向け教育事業と新卒学生に特化した就職支援事業を合わせることで、学生の力を伸ばし、学生が分を活かせる職場に出会い、自らの力で社会に貢献できる人材になることを支援してまいります。教育事業と就職支援事業の一体的な運営を通じて「まなぶ と はたらく をつなぐ」ことを目指します。
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