[Denon 新製品] SACDプレーヤー「DCD-3000NE」発売のお知らせ
オーディオ的快感と、音楽的感動を両立する新世代のフラッグシップSACDプレーヤー
デノンは、SACDプレーヤー「DCD-3000NE」を2024年12月下旬に発売いたします。DCD-3000NEは、デノン創立110周年記念モデルのひとつであるSACDプレーヤー「DCD-A110」をベースとして、さらなる低ノイズ化、シグナルパスの最短化、そしてデノンのHi-Fiコンポーネントとして最高グレードのパーツを贅沢に使用したサウンドマスターによる徹底的なサウンドチューニングにより、飛躍的なパフォーマンスの向上を実現しました。サウンドマスター山内慎一の理想とする、純度が高く明瞭な音像と、躍動感とスケール感に満ちた広大な空間表現をさらに高いレベルで具現化することにより、音源に含まれるあらゆる情報を引き出すオーディオ的快感と、サウンドの美しさに時間を忘れて没頭する音楽的感動の両方をお届けする新世代のフラッグシップSACDプレーヤーが誕生しました。
DCD-3000NEのディスクドライブには、デノンが独自に開発した制振性に優れる「Advanced S.V.H.(Suppress Vibration Hybrid)Mechanism」を搭載しています。メカニズム全体の剛性を高めるためのメカカバーには、新たに1.5mm厚のアルミニウム合金(A6061)を採用。DCD-3000NEのために様々な、素材と厚みで試作と試聴を行い、サウンドマスターが選び抜いたのがA6061でした。そして、ディスクトレイにはアルミダイキャスト、メカニズムブラケットには2mm厚のスチールを採用するなど、さまざまなパーツに異素材を採用。高質量と共振点の分散化により、高い耐振動性を実現しています。
DCD-3000NEは、デノンのアナログ波形再生技術の最上位バージョンである「Ultra AL32 Processing」を搭載しています。Ultra AL32 Processingは、PCMデジタル入力信号に対して、前世代の2倍となる1.536 MHzへのアップサンプリングと32 bitへのビット拡張処理を行います。独自のビット拡張&データ補間アルゴリズムにより前後データの前後のデータの離散値からあるべき点を導き出し、本来のアナログ波形を再現する理想的な補間処理を行います。デジタル録音時に失われたデータを高い精度で復元することで、歪みのない繊細な描写、正確な音の定位、豊かな低域など原音に忠実な再生を実現しています。
D/A変換回路には、より力強いサウンドと、より良い空間表現を実現するQuad-DAC構成を採用。384 kHz / 32 bitに対応する高性能ステレオDACを左右チャンネルにそれぞれ2基(4ch)ずつ使用しています。Ultra AL32 Processingによりアップサンプリングされた1.536 MHzの信号を768 kHzに分割し、2基(4ch)の差動電流出力型DACに入力。片チャンネルあたり4chのDACを用いる並列構成により、1基のDACを使用した場合に比較して、4倍の電流出力と6dBに及ぶS/N比の向上が可能になり、よりエネルギッシュなサウンドを実現しました。
DACの出力を受けるI/V変換アンプ回路と差動合成アンプ回路には、OPアンプを使用せず、サウンドマスターが厳選した高音質パーツやSX1 LIMITED EDITION譲りのカスタムパーツを贅沢に使用したフルディスクリート回路を採用。L/Rの回路をシンメトリーにレイアウトし、音質の左右差を排除しています。また、トランジスタの変更により、温度変化による特性の変化が抑えられ、対ノイズ性能も向上。さらに基板を2層から4層にグレードアップすることにより、グラウンドを強化し、デジタル回路からのノイズの影響を抑制。同時に放熱効果も向上しており、DACから発生する熱を効率的に拡散することで、回路の安定動作とデバイスの長寿命化に貢献しています。これらの徹底的なブラッシュアップの結果、DCD-3000NEは、かつてない水準のサウンドの鮮度、明瞭度、純度を獲得。躍動感に溢れスケール感豊かな空間を巧みに描く、まさにVivid & Spaciousなサウンドを実現しました。
デノンについて
2020年10月1日に創立110周年を迎えたデノンは、日本初のレコード・蓄音器製造会社、および日本初の業務用録音機器製造会社を起源とするプレミアムオーディオブランドです。世界初のデジタルPCMレコーダーを実用化するなど、革新的な技術力と開発力は、世界中から高い評価を得ています。2001年からはその呼称を「デンオン」から「デノン」に統一し、グローバルブランドとしてさらにその活躍の場を広げています。
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