「ＳＯＭＰＯ　Ａｇｅｎｔ　Ａｃａｄｅｍｙ」の開講

～代理店特性やレベルに応じた体系的な保険募集人育成プログラムの提供開始～

　損害保険ジャパン株式会社（代表取締役社長：石川　耕治、以下「損保ジャパン」）は、保険代理店の業務品質向上および人材育成に対する体制整備を支援するために、保険募集人育成プログラム「ＳＯＭＰＯ　Ａｇｅｎｔ　Ａｃａｄｅｍｙ」を２０２５年４月に開講します。学習管理システムを活用することで、効率的かつ効果的に、お客さまの課題解決に向けた提案を行うことができる保険募集人（以下「募集人」）の育成を支援します。

１．背景と目的

　損害保険業界を取り巻く環境の変化やお客さまの価値観の多様化など、目まぐるしく変化するビジネス環境に柔軟に対応し、保険会社と代理店が安定した活動を続けるためには、募集人に対する初期教育および専門性を高める教育を行うことが非常に重要です。

　損保ジャパンはこれまで、保険商品ごとの研修資料や動画コンテンツ、eラーニングの提供などを通じて、募集人の育成を支援してきました。しかし、代理店の募集人育成に対する取組みに濃淡があることから、募集人が募集品質を担保し自立するまでに要する期間や定着度合いにバラつきが生じていました。

　この課題を解決するため、 新たに開講する「ＳＯＭＰＯ　Ａｇｅｎｔ　Ａｃａｄｅｍｙ」では、代理店の特性や募集人のレベルに応じた育成コースを体系的に提供し、各コースで目指す募集人の状態に到達できるよう支援します。

　本取組みにより、お客さまの課題解決に向けた提案ができる募集人を育成し、「新しい損保ジャパン」が目指すプロジェクト「ＳＪ－Ｒ」の実現に向けた取組み※のひとつである「保険本来の価値を追求した高品質なサービス提供」の実現を目指します。

　※ https://www.sompo-japan.jp/company/initiatives/sjr/

２．「ＳＯＭＰＯ　Ａｇｅｎｔ　Ａｃａｄｅｍｙ」の特徴

　「ＳＯＭＰＯ　Ａｇｅｎｔ　Ａｃａｄｅｍｙ」は、全代理店・全募集人の育成を支援するプログラムであり、代理店の強みや募集人の経験・スキルレベルを考慮し、最適な育成コースを選択できる、これまでにない育成プログラムです。

　基礎知識から実践スキルまで、段階的に習得できるカリキュラムを提供することで、着実にスキルアップを図ることが可能です。また、動画コンテンツやeラーニングに加えて、ＡＩを活用したロールプレイング機能を導入し、時間や場所に縛られないインプットとアウトプットによる反復学習を可能にし、効率的な学習を促進します。

　２０２５年４月時点では、初期教育向けの「ベーシックコース」を開講し、その後、さらなる専門性の向上などを目的とするコースの拡充を予定しています。

【ベーシックコースの概要】

• 「ベーシックコース」は、損害保険業務未経験者および経験の浅い募集人を対象とした、最長６か月の育成プログラムです。本コースでは、オンライン学習と実践練習を組み合わせ、代理店業務を受講者自身で完結でき、お客さまが当たり前に期待する品質基準である「お客さま信頼品質基準」※１を充足できる募集人を育成します。

• 本コースでは、損害保険代理店の募集人として必要となる「世のため・人のために」というマインド、お客さまの課題解決に不可欠な保険商品知識や提案スキルを習得するためのコンテンツを動画やeラーニングで提供します。

• 学習管理システム※２を活用し、受講者の強み・弱みを明確にしたうえで、代理店育成担当者によるきめ細かいサポートを仕組み化し提供することで、受講者の着実な成長を支援するとともに、代理店内での人材育成体制の構築に向けた土台作りを行います。

※1　大前提となる「コンプライアンス（法令・ルールの遵守）」に加え、お客さまが当たり前に期待するボーダーライン（これを下回ると信頼を失う基準）として損保ジャパンが定義した基準です。

※２　受講者が学習すべき内容を体系立てて掲載するとともに、管理者が受講管理を行うためのシステムです。本コースにおける学習管理システムは、ユームテクノロジージャパン株式会社が提供する「ＵＭＵ（ユーム）」を使用します。

＜学習を支える仕組み＞

＜知識・スキル定着に向けたＳＯＭＰＯ　Ａｇｅｎｔ　Ａｃａｄｅｍｙの学習の流れ＞

３．今後について

　保険本来の価値を追求した高品質なサービス提供の実現を目指し、募集人のさらなる専門性の向上およびお客さまの期待を上回る品質向上に資する知識やスキルを習得できるコースの拡充を予定しています。

　損保ジャパンは、代理店とともに、“安心・安全・健康”であふれる未来の実現に向けて社会とお客さまのくらしを支える募集人の育成に努めていきます。

以上