企業のセキュリティリスクを診断・モニタリングする「MS&ADサイバーリスクファインダー」販売開始のお知らせ

セキュリティリスクの可視化とサイバーリスク対策の専門家によるサポートをオールインワンで提供し、中堅・中小企業の効率的なセキュリティ対策を支援します。

サイバネットシステム

サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役 社長執行役員:安江 令子、以下「サイバネット」)は、MS&ADインターリスク総研株式会社(本社:東京都、取締役社長:一本木 真史)と販売代理店契約を締結し、同社が開発したサイバーリスク診断サービス「MS&ADサイバーリスクファインダー」の販売を2024年1月より開始したことをお知らせします。

■中堅・中小企業こそセキュリティ対策が必要

サイバー攻撃は高度化・巧妙化を続けており、ひとたびマルウェアの侵入を許せば、多大な被害を受ける可能性があります。(独)情報処理推進機構発表の「情報セキュリティ10大脅威」組織編で4年連続1位(※1)に挙げられている「ランサムウェア」について、2023年上半期に警察庁が実施したアンケート結果(※2)によると、被害の58%を中小企業が占めています。

また、攻撃対象を情報セキュリティ対策が強固な大企業ではなく、比較的セキュリティ対策が手薄な取引先企業を踏み台に攻撃を仕掛ける「サプライチェーン攻撃」も10大脅威の2位とされており、中堅・中小企業こそ、継続的に自社のセキュリティリスクを把握し、対策を講じる必要があると言えます。

順位

「組織」向け脅威

初選出年

10大脅威での取り扱い
(2016年以降)

1位

ランサムウェアによる被害

2016年

9年連続9回目

2位

サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃

2019年

6年連続6回目

3位

 内部不正による情報漏えい等の被害

2016年

9年連続9回目

情報セキュリティ10大脅威 2024 [組織 上位3位](※1)

「MS&ADサイバーリスクファインダー」とは

多くのサイバー攻撃は、OS/ソフトウェアの欠陥などIT機器の脆弱性を狙っておこなわれます。
MS&ADサイバーリスクファインダーは、この脆弱性の種類や緊急度合いを、企業名と企業ドメインといった基本情報だけで診断することができるサービスです。MS&ADインシュアランスグループである三井住友海上火災保険株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、MS&ADインターリスク総研株式会社と、米国国立標準技術研究所(NIST)のセキュリティ指針作成にも関わる米国大手インシュアテック企業(※3)Coalition(コアリション)社によって共同開発されました。
日本の中小企業向けに分かりやすさを重視して開発されており、お客様の端末やネットワークの設定などを一切変えることなく、定期的にセキュリティリスクを診断して報告します。
また、診断結果を気軽に相談できる専用窓口もご利用いただけるため、ITセキュリティ専任の担当者がいない組織でも、現状分析や必要な対策の検討が可能になります。

MS&ADサイバーリスクファインダーの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/cyber-rf/


MS&ADサイバーリスクファインダーの特長

1.実践的な診断方法:ハッカー目線で、外部から攻撃しやすいかどうかをメールアドレスだけで診断し、レポートを発行

2.分かりやすい診断内容:組織内IT機器の脆弱性、メールアドレスの漏洩状況を可視化

3.継続的・定期的な監視:毎月診断を実行し、レポートを提供。緊急性の高い危険な脆弱性が発見された場合は緊急アラートメールで通知

4.専門家によるサポート:診断結果や緊急アラートの不明点や必要な対策について、何度でも直接相談可能

メールアドレスを入力しただけで出力される診断レポートの例


MS&ADインターリスク総研株式会社 
 代表取締役社長 一本木 真史 氏のコメント

長年にわたり多数の企業にセキュリティソリューションを提供されてきたサイバネットと当社初の販売提携契約(セキュリティソリューションプロバイダー)を結ぶことにより、多くのお客様のサイバーリスク軽減にお役に立てることを大変喜ばしく思います。今後もサービス品質の向上に邁進し、リスクソリューションのプラットフォーマーとしての地位を確立してまいります。

販売代理店契約を締結し、握手をするMS&ADインターリスク総研の一本木 真史社長(左)とサイバネットの白石 善治 取締役副社長執行役員(右)


サイバネットのセキュリティソリューション

サイバネットは、1998年より企業向けセキュリティソリューションの取扱いを開始して以来、最先端のセキュリティソリューションやサービスを提供してきました。

MS&ADサイバーリスクファインダーの充実したセキュリティ診断機能とサイバネットの強みであるセキュリティソリューション提供力を組み合わせることで、専任部門の設置が困難な中堅・中小企業のお客様に包括的なセキュリティ対策を提供することが可能となります。サイバネットは、この取り組みを通して、日本の産業、サプライチェーン全体のサイバーレジリエンスの強化に貢献してまいります。
https://www.cybernet.co.jp/cyber-rf/

【注釈】

※1:出典:独立行政法人 情報処理推進機構『情報セキュリティ10大脅威 2024』(2024年1月25日公開)
https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2024.html

※2:出典:警察庁 広報資料『令和5年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2023年9月21日公開)「3 ランサムウェア被害の情勢等」より。
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R05_kami_cyber_jousei.pdf

※3:インシュアテック:保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた造語で「保険分野のフィンテック(Fintec)」。

MS&ADインターリスク総研について
MS&ADインターリスク総研株式会社は、MS&ADインシュアランスグループにおいてリスク関連サービス事業の中核を担っています。1993 年 1 月の創設以来、四半世紀を超えリスクマネジメントに関するコンサルティング、調査 研究、セミナー開催、講演・執筆など各種サービスを提供してきました。この取組実績を踏まえ「デジタル・データを活用したリスクマネジメントの高度化と領域拡大」を基軸とした中期 経営計画に基づき、これまで磨き上げてきたリスクマネジメントサービスの更なる高度化および社会課題に対応した新たなサービス領域の開拓を行い、より訴求力と利便性の高い課題解決の手段を提供していきます。
MS&ADインターリスク総研株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.irric.co.jp/ 

サイバネットについて 
サイバネットシステム株式会社は、CAE※のリーディングカンパニーとして、30年以上にわたり製造業の研究開発・設計関係部門、大学・政府の研究機関等へ、ソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティングを提供しています。また、IT分野では、サイバー攻撃から情報資産を守るエンドポイントセキュリティやクラウドセキュリティなどのITセキュリティソリューションを提供しています。近年では、IoTやデジタルツイン、ビッグデータ分析、AI領域で、当社の得意とするCAEやAR/VR技術と組み合わせたソリューションを提案しています。
企業ビジョンは、「技術とアイデアで、社会にサステナビリティとサプライズを」。日々多様化・複雑化する技術課題に向き合うお客様の課題を、期待を超える技術とアイデアで解決し、更にその先の変革へと導くことを目標に取り組んでまいります。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/

※ CAE(Computer Aided Engineering):ものづくりの研究・開発工程において、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすことで、開発期間や資材コストを大幅に削減できるメリットがある。 

※記載されている団体名、ブランド名、製品名、サービス名は、各所有者の商標および登録商標です。

【本件に関するお問い合わせ】

サイバネットシステム株式会社

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会社概要

URL
http://www.cybernet.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフトビル
電話番号
-
代表者名
白石 善治
上場
未上場
資本金
9億9500万円
設立
1985年04月