松戸市立博物館館蔵資料展「たてたてあなあな 竪穴建物の世界」開催中
竪穴建物の世界を楽しもう
竪穴建物(注)は、地面を掘り下げて床を作った建物です。世界各地で見られましたが、日本ではおもに1万年前(縄文時代)から1千年前(平安時代)の非常に長い間使われ、日本家屋の源流のひとつにもなりました。松戸市内でも、1千を越える竪穴建物が発掘調査によって見つかっています。
(注):発掘調査でみつかる半地下式の建物は、慣習的に「竪穴(式)住居」という呼び名で親しまれてきました。しかし全国各地で発掘調査が増えてくると、「住居」と言われてきたものの中にも、工房や集会所、仮小屋など、住居以外で想定されるものも見つかってきました。また、竪穴以外では「掘立柱建物」や「礎石建物」など「〇〇建物」という呼称が一般的です。
このことから、近年は「竪穴住居」ではなく「竪穴建物」という用語を用いる研究者が増えており、文化庁も「竪穴建物」という名称を用いています。
今回は、展示の他、紙や模型などで竪穴建物を作るコーナーなど、お子さんも楽しく学べる空間も併設しています。
出土資料やパネル、工作を通じて、竪穴建物の世界をお楽しみください。
●会期:令和6年6月2日(日)まで
●休館日:月曜日、5月7日(火)・24日(金)は休館、5月6日(月)は開館
●開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
●会場:松戸市立博物館 企画展示室(松戸市千駄堀671)
●観覧料:無料
● 関連企画
学芸員講演会「民族誌からみた竪穴建物」(博物館友の会共催)<要申込>
日時:令和6年5月19日(日)13時~15時
会場:松⼾市⽴博物館講堂
講師:当館学芸員 藤原 哲(ふじわら さとし)
定員:75人(応募多数の場合は抽選)
申込方法:5月1日(木)までに、同館ホームページまたは往復はがき(1人1枚)に郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・返信用宛名を記入して、
〒270-2252 松戸市千駄堀671 市立博物館
「5月19日学芸員講演会」係へ
【本件に関するお問い合わせ先】
〒270-2252 松戸市千駄堀671
松戸市 生涯学習部 文化財保存活用課博物館(月曜休館)
担当:学芸員 藤原・加藤
☎047-384-8272 FAX047-384-8194
✉ mchakubutsukan@city.matsudo.chiba.jp
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