MHDモエ ヘネシー ディアジオ 2021年よりDE&Iダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを促す「Employee Network」を発足
【3月8日 国際女性デーに寄せて講演&ワークショップを開催】
MHDモエ ヘネシー ディアジオ(MHD)では、サステナビリティ、CSR の取り組みを継続的に行っておりますが(災害支援、ソーシャル・ガストロノミー、障がい者アート等)、ジェンダー・ギャップ指数ランキングが153か国中121位*となっている日本の現状も踏まえ、社会の多様性に注力することを目的として、2020年より新たにWomen Empowerment、Women Leadershipの活動に取り組んでおります。
また、持続可能な社会を創り上げていくために、MHDとしても、社員が自由闊達に働ける職場、より良い組織を実現することを目的として、社内でダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを促すEmployee Networkを発足、本年より取り組みを始動いたしました。
*The Global Gender Gap Index 2020 rankings
また、持続可能な社会を創り上げていくために、MHDとしても、社員が自由闊達に働ける職場、より良い組織を実現することを目的として、社内でダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを促すEmployee Networkを発足、本年より取り組みを始動いたしました。
*The Global Gender Gap Index 2020 rankings
2021年3月8日の国際女性デーに寄せてまずは社内での気づきと意識改革を促す試みとし、DE&I Employee Networkの社員向け活動の第一弾として、2021年3月8日(月)、10日(水)の2日間にわたり「バイアスを超えて、自分も、他者も、成功していくために」〜 国際女性デー講演&ワークショップ〜を実施しました。
基調講演およびファシリテーターには、メンター事業Mentor Forを運営する株式会社MANABICIAの起業家でCEOの池原真佐子様、パネルディスカッションには、今年度よりMHDのCSR; Women Empowerment(ウーマン・エンパワーメント)のサポートとして連携する、一般社団法人Lean In Tokyo (リーンイン東京) 代表 古城佑希様(3月10日:日本語)、石原 千亜希様(3月8日:英語)をお迎えし、MHD全社員参加のもと新たな気づきや発見とともに活発なディスカッションが行われ、力強いスタートを切りました。
講演、パネルディスカッション、ワークショップを通し、まずは誰もが持つ様々な「アンコンシャスバイアス」について理解、自己そして他者の人生・キャリアが「共に」成功していくために、阻害となっているバイアスを考察、さらに「わかる」と「できている」の違いを、まずは自分ごととしてとらえる意識の変革をもって、アンコンシャスバイアスを乗り越えることが、自己そして他者の人生における成功につながることを社員全員が意識共有する貴重なステップとなりました。国際女性デーに、あえて男性の生きづらさも話題に入れることにより、誰もが違いを認め合う一歩を踏み出すことができました。
また、国際女性デーに先立つ2021年2月26日 金曜日には、昨年より継続的取り組みとなるWomen Empowerment Eventの第3弾をオンラインにて開催いたしました。第1弾としては、2020年9月16日(水)、ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワードのニュージェネレーション アワードを受賞された株式会社シナモン 代表取締役社長CEO平野未来さんをお迎えして、『女性の社会進出 デジタル化・AI(人口知能)の進歩による家庭と仕事の変化』をテーマにお話しいただきました。
第2弾では、同じく2019年ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワードを受賞されました、株式会社メディヴァ代表取締役社長 大石佳能子さんをお迎えし、働き方やマインドセットの多様化が求められる昨今、環境の変化に対応しながら、多様性のある社会や職場をどのように作っていけばよいか、メディヴァの起業ストーリー、女性のリーダーシップの活かし方等の観点も交えつつお話しいただきました。
今回は続く第3弾として、同じく2018年にヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワードを受賞されました、長谷川祐子さんをお迎えし、ビジネスとアート/文化の関係、コロナ禍を通して進化するダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンと女性のエンパワメントにおける未来についてお話を伺いました。
長谷川さんは、水戸芸術館、ホイットニー美術館、世田谷美術館等にてご活躍ののち、金沢21世紀美術館の立ち上げに参画。2016年より東京都現代美術館参事、そして東京藝術大学教授を務められ、今年4月からは金沢21世紀美術館にて女性初の館長に就任されます。法学の道から転向し、人々に夢そして想像力を与えていくアートの仕事を志した長谷川さんは、数々の大規模な国際展を世界各地でリードしながら、常に「アスリートとしてのキュレーター」の側面をもって、現場に根差した事象の観察・分析を重ねて来られた経験から、今後ビジネスにはプロフェッショナリズムの枠組みを超えて、ともに生き、ともに働き、ともに知を共有していく創造的共生をベースに、状況を分析しつつ自分のポジションを柔軟に見つけファシリテートしていく力、分野を横断していく力が求められていると語られました。従来主流であった大型の仕組みから分散型へと社会が大きな転換期に直面する今、自身の身体感覚も含めて、周辺のものに対し豊かな感性を持つ女性ならではの柔軟性、大胆な想像力と、システム化・実装化していくことに長けた男性とのコラボレ―ション、個々の様々な能力が客観的に同等の立場でファシリテートされていく未来に期待したいと話されました。
長谷川さんは、2021年4月より館長に就任される金沢21世紀美術館においても立ち上げ当初より、女性・子供にやさしい美術館を目指し、パブリックスペース、コミュニティ機能を集めるなど様々な革新に取り組み、エコロジーとアートで街に変革をもたらす新しい美術館の形を実現して来られました。アートの世界には女性キュレーターを含め多くの女性が活躍し、美術館を訪れる7割は女性のお客様であるも、美術の学術的世界や管理職の立場は多くの男性によって統括されてきた現状が色濃いなか、ここ数年アートの世界においてつぎつぎと女性の館長が誕生、今後の美術館運営・プログラムにおける影響を興味深く観察していきたい、新しいコミュニケ―ションの可能性、水平につながっていく価値観、自分たちの実感として新しい認識を育みながら社会における美術館そしてアートの役割、アートとライフの動きが加速していくことを期待したい、とお話頂きました。
東京都現代美術館 参事 / 東京藝術大学 大学院 教授
東京藝術大学大学院を修了後、水戸芸術館、ホイットニー美術館、世田谷美術館で活動。その後金沢21世紀美術館の立ち上げに参加。2006年からチーフキュレーターとして東京都現代美術館に勤務。2016年より同館参事、東京藝術大学教授に就任。
イスタンブール・ビエンナーレ アドバイザリー委員。
犬島「家プロジェクト」アーティスティック・ディレクター。
第 7 回イスタンブール・ビエンナーレ (2001 年)、第 4 回上海ビエンナーレ (2002 年)、第 29 回サン・パウロ・ビエンナーレ (2010 年)、シャルジャ・ビエンナーレ (2013 年)、第 7 回モスクワ・ビエンナーレ (2017年)などの国際展を手がける。最近の展覧会は「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」(東京都現代美術館、2020年)、「ライゾマティクス_マルティプレックス」(東京都現代美術館、2021年)など。2021年には「第2回タイランド・ビエンナーレ」(Korat, Thailand)、「シャルジャパン3:リメイン・カーム」(Sharjah, UAE)をキュレーション。
受賞歴
・2014年 文化庁文化交流使に任命
・2016年 芸術文化勲章シュヴァリエ章受章(フランス)
・2017年 オルデン・デ・リオブランコ国家勲章(ブラジル)
・2020年 文化庁長官表彰
著書
・2010年 女の子のための現代アート入門 : MOTコレクションを中心に
・2011年 「なぜ?」から始める現代アート
・2013年 キュレーション 知と感性を揺さぶる力
・2017年 破壊しに、と彼女たちは言う : 柔らかに境界を横断する女性アーティストたち
早稲田大学大学院(成人教育) INSEAD(EMCCC)政府系機関やNGO等でのインターンを経て、新卒でPR会社に。その後、教育関連のNPO、コンサルティング会社で人材開発に携わる。2014年に組織開発やエグゼクティブコーチングを行う(株) MANABICIA創業。
出産後、パートナーの海外単身赴任でワンオペ育児 になったことを契機に、働く女性にメンターをマッチングさせる「Mentor For事業」を2018年に立ち上げ、女性に特化したメンターの育成、企業へのメンターマッチングなどを中心に行なっている。ドイツと日本で2拠点生活を経て日本に帰国。
■「第8回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」ファイナリスト選出 (2020)
■ 東京都 都知事賞「女性パワー翔き賞」受賞(2020)
■「第5回女性起業チャレンジ制度」グランプリ受賞(2019)
■ ワーママ・オブ・ザ・イヤー受賞(2018)
■ 英ユニリーバDOVEの欧州・南米プロモーション選出(2017)
一般社団法人Lean In Tokyo 代表
お茶の水女子大学 生活科学部卒業後、鉄道会社に入社。
人事部ダイバーシティ推進担当を経て、現在はIR部にて投資家とのリレーション業務に従事。
2018年よりLean In Tokyoに参画し、2020年より代表を務める。
LEAN IN Tokyo 石原 千亜希さん
一般社団法人Lean In Tokyo 理事
2010年大学卒業後、公認会計士論文式試験に合格し、有限責任監査法人トーマツに入所。
IPO準備企業から東証一部上場企業まで様々な国際的企業の会計監査を担当。
現在は、株式会社マネーフォワードにて経営企画部長、ダイバーシティプロジェクトを担当する傍ら、プロボノ活動として一般社団法人Lean In Tokyoの運営に従事。
MHDモエ ヘネシー ディアジオでは、持続可能な未来のために、女性のリーダーシップとキャリアを支援し、ジェンダー平等、ダイバーシティ・インクルージョンを実現する活動に注力してまいります。
基調講演およびファシリテーターには、メンター事業Mentor Forを運営する株式会社MANABICIAの起業家でCEOの池原真佐子様、パネルディスカッションには、今年度よりMHDのCSR; Women Empowerment(ウーマン・エンパワーメント)のサポートとして連携する、一般社団法人Lean In Tokyo (リーンイン東京) 代表 古城佑希様(3月10日:日本語)、石原 千亜希様(3月8日:英語)をお迎えし、MHD全社員参加のもと新たな気づきや発見とともに活発なディスカッションが行われ、力強いスタートを切りました。
講演、パネルディスカッション、ワークショップを通し、まずは誰もが持つ様々な「アンコンシャスバイアス」について理解、自己そして他者の人生・キャリアが「共に」成功していくために、阻害となっているバイアスを考察、さらに「わかる」と「できている」の違いを、まずは自分ごととしてとらえる意識の変革をもって、アンコンシャスバイアスを乗り越えることが、自己そして他者の人生における成功につながることを社員全員が意識共有する貴重なステップとなりました。国際女性デーに、あえて男性の生きづらさも話題に入れることにより、誰もが違いを認め合う一歩を踏み出すことができました。
また、国際女性デーに先立つ2021年2月26日 金曜日には、昨年より継続的取り組みとなるWomen Empowerment Eventの第3弾をオンラインにて開催いたしました。第1弾としては、2020年9月16日(水)、ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワードのニュージェネレーション アワードを受賞された株式会社シナモン 代表取締役社長CEO平野未来さんをお迎えして、『女性の社会進出 デジタル化・AI(人口知能)の進歩による家庭と仕事の変化』をテーマにお話しいただきました。
第2弾では、同じく2019年ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワードを受賞されました、株式会社メディヴァ代表取締役社長 大石佳能子さんをお迎えし、働き方やマインドセットの多様化が求められる昨今、環境の変化に対応しながら、多様性のある社会や職場をどのように作っていけばよいか、メディヴァの起業ストーリー、女性のリーダーシップの活かし方等の観点も交えつつお話しいただきました。
今回は続く第3弾として、同じく2018年にヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワードを受賞されました、長谷川祐子さんをお迎えし、ビジネスとアート/文化の関係、コロナ禍を通して進化するダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンと女性のエンパワメントにおける未来についてお話を伺いました。
長谷川さんは、水戸芸術館、ホイットニー美術館、世田谷美術館等にてご活躍ののち、金沢21世紀美術館の立ち上げに参画。2016年より東京都現代美術館参事、そして東京藝術大学教授を務められ、今年4月からは金沢21世紀美術館にて女性初の館長に就任されます。法学の道から転向し、人々に夢そして想像力を与えていくアートの仕事を志した長谷川さんは、数々の大規模な国際展を世界各地でリードしながら、常に「アスリートとしてのキュレーター」の側面をもって、現場に根差した事象の観察・分析を重ねて来られた経験から、今後ビジネスにはプロフェッショナリズムの枠組みを超えて、ともに生き、ともに働き、ともに知を共有していく創造的共生をベースに、状況を分析しつつ自分のポジションを柔軟に見つけファシリテートしていく力、分野を横断していく力が求められていると語られました。従来主流であった大型の仕組みから分散型へと社会が大きな転換期に直面する今、自身の身体感覚も含めて、周辺のものに対し豊かな感性を持つ女性ならではの柔軟性、大胆な想像力と、システム化・実装化していくことに長けた男性とのコラボレ―ション、個々の様々な能力が客観的に同等の立場でファシリテートされていく未来に期待したいと話されました。
長谷川さんは、2021年4月より館長に就任される金沢21世紀美術館においても立ち上げ当初より、女性・子供にやさしい美術館を目指し、パブリックスペース、コミュニティ機能を集めるなど様々な革新に取り組み、エコロジーとアートで街に変革をもたらす新しい美術館の形を実現して来られました。アートの世界には女性キュレーターを含め多くの女性が活躍し、美術館を訪れる7割は女性のお客様であるも、美術の学術的世界や管理職の立場は多くの男性によって統括されてきた現状が色濃いなか、ここ数年アートの世界においてつぎつぎと女性の館長が誕生、今後の美術館運営・プログラムにおける影響を興味深く観察していきたい、新しいコミュニケ―ションの可能性、水平につながっていく価値観、自分たちの実感として新しい認識を育みながら社会における美術館そしてアートの役割、アートとライフの動きが加速していくことを期待したい、とお話頂きました。
長谷川 祐子(はせがわ ゆうこ)さん
東京都現代美術館 参事 / 東京藝術大学 大学院 教授
東京藝術大学大学院を修了後、水戸芸術館、ホイットニー美術館、世田谷美術館で活動。その後金沢21世紀美術館の立ち上げに参加。2006年からチーフキュレーターとして東京都現代美術館に勤務。2016年より同館参事、東京藝術大学教授に就任。
イスタンブール・ビエンナーレ アドバイザリー委員。
犬島「家プロジェクト」アーティスティック・ディレクター。
第 7 回イスタンブール・ビエンナーレ (2001 年)、第 4 回上海ビエンナーレ (2002 年)、第 29 回サン・パウロ・ビエンナーレ (2010 年)、シャルジャ・ビエンナーレ (2013 年)、第 7 回モスクワ・ビエンナーレ (2017年)などの国際展を手がける。最近の展覧会は「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」(東京都現代美術館、2020年)、「ライゾマティクス_マルティプレックス」(東京都現代美術館、2021年)など。2021年には「第2回タイランド・ビエンナーレ」(Korat, Thailand)、「シャルジャパン3:リメイン・カーム」(Sharjah, UAE)をキュレーション。
受賞歴
・2014年 文化庁文化交流使に任命
・2016年 芸術文化勲章シュヴァリエ章受章(フランス)
・2017年 オルデン・デ・リオブランコ国家勲章(ブラジル)
・2020年 文化庁長官表彰
著書
・2010年 女の子のための現代アート入門 : MOTコレクションを中心に
・2011年 「なぜ?」から始める現代アート
・2013年 キュレーション 知と感性を揺さぶる力
・2017年 破壊しに、と彼女たちは言う : 柔らかに境界を横断する女性アーティストたち
株式会社Manabicia CEO 池原真佐子さん
早稲田大学大学院(成人教育) INSEAD(EMCCC)政府系機関やNGO等でのインターンを経て、新卒でPR会社に。その後、教育関連のNPO、コンサルティング会社で人材開発に携わる。2014年に組織開発やエグゼクティブコーチングを行う(株) MANABICIA創業。
出産後、パートナーの海外単身赴任でワンオペ育児 になったことを契機に、働く女性にメンターをマッチングさせる「Mentor For事業」を2018年に立ち上げ、女性に特化したメンターの育成、企業へのメンターマッチングなどを中心に行なっている。ドイツと日本で2拠点生活を経て日本に帰国。
■「第8回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」ファイナリスト選出 (2020)
■ 東京都 都知事賞「女性パワー翔き賞」受賞(2020)
■「第5回女性起業チャレンジ制度」グランプリ受賞(2019)
■ ワーママ・オブ・ザ・イヤー受賞(2018)
■ 英ユニリーバDOVEの欧州・南米プロモーション選出(2017)
LEAN IN Tokyo 古城 佑希さん
一般社団法人Lean In Tokyo 代表
お茶の水女子大学 生活科学部卒業後、鉄道会社に入社。
人事部ダイバーシティ推進担当を経て、現在はIR部にて投資家とのリレーション業務に従事。
2018年よりLean In Tokyoに参画し、2020年より代表を務める。
LEAN IN Tokyo 石原 千亜希さん
一般社団法人Lean In Tokyo 理事
2010年大学卒業後、公認会計士論文式試験に合格し、有限責任監査法人トーマツに入所。
IPO準備企業から東証一部上場企業まで様々な国際的企業の会計監査を担当。
現在は、株式会社マネーフォワードにて経営企画部長、ダイバーシティプロジェクトを担当する傍ら、プロボノ活動として一般社団法人Lean In Tokyoの運営に従事。
MHDモエ ヘネシー ディアジオでは、持続可能な未来のために、女性のリーダーシップとキャリアを支援し、ジェンダー平等、ダイバーシティ・インクルージョンを実現する活動に注力してまいります。
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