子どもの「登園しぶり」「登校しぶり」経験ありは約4割…長期休み後に親ができるサポートは?/いこーよ総研ユーザーアンケート

いこーよユーザーアンケートをもとに、長期休み明けの子どもの「登園しぶり」や「登校しぶり」について調査・分析

アクトインディ株式会社

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社(東京都港区 代表取締役:下元敬道 以下、アクトインディ)は、全国のお出かけ施設やレジャー施設に向けた課題解決メディア「いこーよ総研( https://research.iko-yo.net/ )」にて、保護者が子どもの夏休みの生活で心配や不安だったことや、休み明けに登園しぶり、登校しぶりがあるかなどについてユーザーアンケートをもとに調査・分析し、結果を公開いたしました。

<トピックス>

▶夏休みの過ごし方、心配や不安がある保護者は8割以上

▶記録的猛暑が夏休みの心配や不安ごとに影響

▶長期休み明け、登園・登校しぶりの経験ありは約4割

▶工夫は「生活リズムを壊さないこと」「子どもがやりたいことを満喫すること」

▶対処法は「前向きな声掛け」「前もって生活リズムを整える」「無理に行かせない」が多数

▶まとめ

(本リリースは、「長期休み明けの登園しぶり、登校しぶりについての調査レポート」を一部抜粋して作成しています。全文はこちら

夏休みの過ごし方、心配や不安がある保護者は8割以上

まず、お子さんの夏休みの過ごし方で心配なこと、不安なことはあったかを尋ねました。

「ある」という回答が81%で、非常に多くの保護者が何らかの心配事や不安があったという結果でした。

出典:2024年8月 いこーよユーザーアンケートより/いこーよ総研調べ

記録的猛暑が夏休みの心配や不安ごとに影響

「心配なこと、不安なことがある」という方に、それはどのようなことかを聞きました。

最も多かったのは「暑さなどで外出しないことによる運動不足(52%)」で、半数以上の保護者が心配事として回答しています。その次に「生活リズムの乱れ(49%)」が続いています。

夏休みなどの長期休みは生活リズムが乱れがちになります。しかし、生活リズムの心配よりも「運動不足」への不安が上回っていることが印象的です。今年も記録的な猛暑が続いており、近年の夏の猛暑が、子どもたちの夏休みの屋外活動の制限に大きく影響していることが浮き彫りになりました。

その次に、「ゲームやインターネットなどをする時間が増えてしまった(47%)」という回答が続いています。この心配事についても、猛暑で外へ出られず屋内で過ごす時間が増えていることが関係しているのではないかと思われます。

そして、「熱中症」を心配する声も45%と、とても多く見られました。

出典:2024年8月 いこーよユーザーアンケートより/いこーよ総研調べ

長期休み明け、登園・登校しぶりの経験ありは約4割

つぎに、今まで、GWや夏休みなどの長期休み明けにお子さんが幼稚園や保育園、学校に行かなかったり、行きたくないと言ったことはあるかどうかを尋ねました。

「ある」が約4割で、長期休み明けに登園・登校しぶりをする子どもが少なくないことがわかります。

出典:2024年8月 いこーよユーザーアンケートより/いこーよ総研調べ

具体的にはどのような状況だったのでしょうか。

「子どもが行きたくないと訴えた」が83%で、圧倒的多数でした。子ども自身が保護者に直接「行きたくない」と訴えるケースが多いという状況が伺えます。

つぎに、「言葉では言わないが、行きたくなさそうなそぶりが見られた」「親に過剰に甘えるようになった」という回答がそれぞれ23%でした。子どもが言葉で直接訴えることはなくても、「行きたくない」という気持ちが行動として表れ、それを保護者が察しているというケースも少なくないようです。

また、上記のように子ども自身が保護者に直接「行きたくない」と訴えるケースや、保護者が子どもの行動から行きたくないという気持ちを察するという以外にも、子どもが表には出さない、もしくは保護者がそのサインを見過ごしてしまっているケースも少なからずあると思われます。休み明けの時期は、保護者を含む周りの大人などが意識して、子どもの様子を見てあげることが大事ではないかと思います。

出典:2024年8月 いこーよユーザーアンケートより/いこーよ総研調べ

工夫は「生活リズムを壊さないこと」「子どもがやりたいことを満喫すること」

では、夏休み明けに幼稚園や保育園、学校にスムーズに行けるように、工夫していることはあるのでしょうか。

「幼稚園や保育園、学校がある時と同じような生活リズムで過ごす」が最多で、52%でした。心配事や不安なことで上位だった「生活リズムの乱れ」ですが、子どもが普段の生活に戻りやすいよう、生活リズムを意識して夏休みを過ごすように促している保護者の様子が伺えます。

つぎに、「子どもが夏休みにやりたがっていたことなどを思い切りやり、満喫する」という回答が続きました。東京大学大学院教育学研究科の遠藤先生にお話を伺っている「アタッチメントって何?~子どもを探索活動に夢中にさせる力とは~」という記事の中で、『子どもにとっては、たとえ単発であったとしても体験やイベントなどの参加はとても重要で、「刺激」が日常生活の中に実際に豊かなかたちで存在していることが、子どもの「次なるやる気」や「前向きな気持ちのスイッチを入れる」』というお話があります。(※子どもの未来を考える子育てサイト「未来へいこーよ」より引用)

実際に、休みの間に「子どもの欲求や好奇心を満たしてあげる」ことで、子どもの前向きな気持ちを促すという工夫をしている保護者も多いことがわかりました。

また、「三食をしっかり食べる」という回答も、40%と多く見られました。

出典:2024年8月 いこーよユーザーアンケートより/いこーよ総研調べ

対処法は「前向きな声掛け」「前もって生活リズムを整える」「無理に行かせない」が多数

子どもが休み明けに幼稚園や保育園、学校に行きたくないと言ったり、行けなかったりした時の様子や、やってみた対処法を具体的に聞きました。 

詳細は「長期休み明けの登園しぶり、登校しぶりについての調査レポート」をご覧ください。

  

まとめ

子どもの夏休みの過ごし方で、「不安や心配がある」という保護者は8割にも及びました。心配事の中で最も多かったのは「暑さなどで外出しないことによる運動不足」で、近年の記録的猛暑が子どもの夏休みの生活に大きく影響を及ぼしていることがわかりました。また、「生活リズムの乱れ」「ゲームやインターネットをする時間の増加」「熱中症」という心配も多く見られました。

そして、夏休みなどの長期休み明けに「登園・登校しぶり」を経験したことがあるという家庭は約4割でした。状況としては、子ども自身が「行きたくない」と訴えるケースが多数で、その他にも「行きたくなさそうなそぶりが見られた」「親に過剰に甘えるようになった」など、言葉で言わなくても行動に表れているというケースも少なくありません。

夏休み明けに幼稚園や保育園、学校にスムーズに行けるような工夫としては、「幼稚園や保育園、学校がある時と同じような生活リズムで過ごす」「子どもが夏休みにやりたがっていたことなどを思い切りやり、満喫する」という声が多数でした。

具体的な対策を聞いてみると、「子どもが学校生活に楽しみを見つけられるよう前向きな声掛けをする」という声が最も多く見られました。「無理に行かせない」「気持ちを受け止めて共感する」という意見も多く寄せられています。そして、「生活リズムを整える」という対策をしている保護者も多数でした。

子どもの個性や状況に応じた保護者のサポートが、子どもたちが安心して新学期を迎えられることにつながっていくのかもしれません。

■いこーよ施設アンケートの調査概要査方法

調査方法/インターネットアンケート

調査地域/全国

調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー

調査期間/2024年8月5日~8月23日

サンプル数/402サンプル

調査分析/いこーよ総研

■「長期休み明けの登園しぶり、登校しぶりについての調査レポート」全文はこちら

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<関連サービス>

いこーよ
2008年12月にサービスを開始した子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」は、子育て層の約8割が利用し、全国9.8万件以上の施設情報や7.5万件以上の口コミを掲載しています(2024年5月現在)。「いこーよ」は家族のおでかけがもっと楽しくなる情報を提供し、お出かけを通じて家族のコミュニケーションや子ども達の笑顔が増えることを願って運営しています。

 

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【会社概要】
会社名:アクトインディ株式会社
所在地:東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル23階
代表取締役:下元敬道(しももと たかみち)
設立:2003年6月

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区三田1-4−28 三田国際ビル23階
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代表者名
下元敬道
上場
未上場
資本金
6000万円
設立
2003年06月