体験・発見・つくる ―― 映像のプレイグラウンド! 岩井俊雄ディレクション「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」 2023年7月7日(金)よりCCBTにて開催
シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]では、2023年7月7日(金)から8月20日(日)まで、メディアアーティスト/絵本作家の岩井俊雄ディレクションによる「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」を開催します。本プログラムでは、アート&テクノロジーの基本である「映像」の仕組みや原理を「体験する、発見する、つくる」ためのプレイグラウンドをオープンします。
私たちの周りにはかつてないほどたくさんの映像が溢れていますが、このプレイグラウンドは、その起源をひもとき、映像がもつ本来的な面白さや感動に出会う場です。19世紀の映像装置のレプリカ約20種類すべてを実際に触って体験できるほか、メディアアート史を革新した岩井俊雄の代表作「時間層」シリーズを再生し、約25年ぶりの展示が実現します。さらに、来場者が自ら映像装置をつくれる創作コーナーを設置し、会期中には多数のワークショップも開催します。夏休み期間中、ぜひお誘い合わせのうえご来場ください。
開催概要
岩井俊雄ディレクション「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」
会期:2023年7月7日(金)~ 8月20日(日)13:00~19:00 ※月曜休館(祝日の場合は開館、翌平日休館)
入場・参加:無料
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
公式サイト:https://ccbt.rekibun.or.jp/events/playingwithyoureyes
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
企画協力:東京都写真美術館
見どころ
2022年10月に渋谷にオープンした、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]は、アート、テクノロジー、デザインをテーマにした様々なプログラムを通じ、参加する人々すべてが創造性を発揮する、広く開かれたプラットフォームを目指しています。
メディアアーティスト/絵本作家の岩井俊雄ディレクションによる「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」は、映像体験の豊かさに出会うプレイグラウンドです。本プログラムでは、CCBTが有するアート&テクノロジーのクリエイション機能を活かし、貴重資料のレプリカ製作やメディアアート作品の修復や再生に専門家とともに取り組んでいます。これにより参加性と体験性を高め、映像がもつ本来的な面白さや感動に出会う、これまでにない展覧会の構成=プレイグラウンドを実現します。
プログラムディレクション
橋本典久(プリミティブメディアアーティスト)
明貫紘子(キュレーター、アーカイブ研究者)
①「時間層シリーズ」を修復&再現し、約25年ぶりに公開
タイムベースト・メディアを用いた美術品の修復・保存については、メディアの耐久年限や機材生産の終了から代替が効かないといった緊急性が認識されており、海外の美術館では組織的な対応が進んでいます。今回、CCBTでは、こうした課題への対応策として、東京都写真美術館と連携し、岩井俊雄の初期代表作「時間層」シリーズの修復と再現に取り組みます。
② 19世紀の映像装置をレプリカとして再現。すべて体験可能!
東京都歴史文化財団では、2021年度より美術館・博物館の収蔵資料のデジタル化と公開に取り組んでいます。今回、CCBTでは東京都写真美術館の映像装置のコレクションのデータを利活用し、レプリカを製作します。同美術館が有する貴重資料のデジタルデータを利活用するモデルケースとして、ファブリケーション機器等を用いた体験可能なレプリカの製作に取り組みます。
③ 来場者もつくれる創作コーナーを開設。会期中には多数のワークショップも。
本プログラムでは、映像の起源から岩井俊雄の初期代表作までをたどりながら、アート&テクノロジーのインスピレーションを発見できる機会の創出を目指しています。会場内には、映像装置を自ら製作できる創作コーナーや、アーティスト等を講師に迎えたワークショップなど、体験して理解する、楽しめる仕掛けがたくさん詰まっています。
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