3月28日(※日本時間)は第94回アカデミー賞授賞式 dTV「好きな過去の米アカデミー賞作品」&「今年の受賞作予想」アンケート結果発表!過去の受賞作品1位は「パラサイト 半地下の家族」
3月28日(※日本時間)は「第94回アカデミー賞」発表の日です。今回は日本映画の『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)が作品賞をはじめ4部門でノミネートされていて、例年とはまた違った盛り上がりを見せています。そこで、映像配信サービスdTVでは「過去に米アカデミー賞を受賞した好きな映画」と「今年の受賞作品予想」をdTV会員を対象にアンケートを実施。その結果を発表しました。
「過去に米アカデミー賞を受賞した好きな映画」で、堂々の第1位に輝いたのは151票を獲得した韓国のブラック・コメディスリラー『パラサイト 半地下の家族』でした。カンヌ国際映画祭で韓国映画初のパルム・ドールを受賞し、第92回アカデミー賞では6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門を受賞。非英語作品の作品賞受賞は史上初で、アカデミー作品賞とカンヌ国際映画祭の最高賞を同時に受賞という65年ぶりの快挙を果たしました。
選んだ理由としては、「初の韓国映画が受賞されたので、非常に驚きました。脚本も面白く、ラストのシーンも納得いく最後でした」(40代女性)、「ワクワクして面白かった。期待を裏切られる感じが最高」(40代女性)、「半地下に住んでいる家族の絆を温かく感じられる作品です」(50代以上女性)、「なかなか表に出しにくいテーマで見応えがあった」(40代女性)、「想像すると怖い」(50代以上男性)、「韓国映画が好きなのと、初受賞だったから」(50代以上女性)など。
第2位は95票を獲得した『グリーンブック』。実話を基に黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手が旅を続けながら友情を深めていくヒューマンドラマです。第91回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、作品賞、助演男優賞、脚本賞の3部門を受賞しました。
選んだ理由としては、「自然な描写のなかで、主人公2人の心の変化、友情が見事に描かれていた」(50代以上女性)、「すんなり内容が入ってくるし、ぐっとくるものがある」(30代女性)、「差別のない世界がどれだけ大事か思い知らされる」(50代以上男性)、「凄く良い映画だったから勉強にもなりました」(10代女性)、「実在の人種差別に関する問題を、笑いありシリアスあり、何より友情などを交え面白おかしく表現していました。人として様々な問題を乗り越え成長していくところが感慨深い」(50代以上男性)、「感動したし心に残っている」(40代女性)など。
第3位は僅差でしたが、90票を獲得した『ムーンライト』。マイアミの貧困地域に生きる一人の少年が成長する姿を美しい映像美とともに描いた愛の物語です。第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞、助演男優賞、脚色賞の3部門を受賞しました。選んだ理由としては、「心に響く」(50代以上男性)、「映像が美しい」(50代以上女性)、「改めて観てみたいと思って」(40代女性)など。
そして第4位は、40票を獲得した『シェイプ・オブ・ウォーター』。政府の極秘研究所で働く女性と不思議な生き物の運命的な愛を描いたファンタジックなラブストーリーです。第90回アカデミー賞では13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、美術賞、音楽賞の4部門を受賞しました。選んだ理由としては、「今までに観たことのない映画で印象的だった」(30代女性)、「美しいものは視覚以外でも感じるものだと思う映画でした」(20代女性)、「異形の愛であるが、無条件の愛で至高の愛である」(50代以上男性)、「私の心に心地よくフィットした映画です。最後には感涙しました」(20代女性)など。
第5位は、まだ記憶に新しい『ノマドランド』。僅差の35票でした。主人公の女性の姿を通して、車上生活者たちの生き様と大自然の美しさを描いたロードムービーで、第93回アカデミー賞では6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演女優賞の3部門を受賞、世界で最も長い歴史を誇るベネチア国際映画祭での金獅子賞と、オスカーに最も近い賞との呼び声も高いトロント国際映画祭での観客賞と併せてトリプル受賞を果たしました。選んだ理由としては、「現代を映していると感じたので」(40代女性)、「高齢のノマドどうし、助け合って友情を深めたり、いろんな人々が交流しているのが良い。どういうことが真に豊かに生きることなのかを考えさせられた」(50代以上女性)、「人生の哀愁を感じられたから」(40代男性)など。
さらに、「第94回アカデミー賞最優秀作品賞はどの作品が受賞すると思いますか?」という問いへの回答は、次のような結果になりました。みなさんの予想では、先の日本アカデミー賞で8冠に輝いた日本映画の『ドライブ・マイ・カー』が2位に入り、スティーブン・スピルバーグ監督の『ウエスト・サイド・ストーリー』と一騎打ちの模様を呈しています。『ドライブ・マイ・カー』は作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門にノミネートされていますが、作品賞を獲得すればアジアでは『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ史上2番目の快挙であり期待は高まるばかりです。
1位『ウエスト・サイド・ストーリー』(144票)
2位『ドライブ・マイ・カー』(106票)
3位『DUNE/デューン 砂の惑星』(43票)
4位『コーダ あいのうた』(40票)
5位『ドリームプラン』(35票)
6位『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(26票)
7位『ナイトメア・アリー』(18票)
7位『ベルファスト』(18票)
9位『ドント・ルック・アップ』(12票)
10位『リコリス・ピザ』(3票)
さあ日本時間28日(月)に発表される第94回アカデミー賞を制するのはどの作品か!結果を楽しみに待ちながら、dTVで過去のアカデミー賞受賞作を鑑賞してみてはいかが。
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調査期間:2022年2月25日~3月20日
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