ナウキャスト、AI時代のデータ基盤構築フレームワーク「SnowCast」提供開始
~Snowflakeをベースにしたモダンデータ基盤とAIデータオペレーションを迅速に構築~
次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、Snowflake Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:Sridhar Ramaswamy)が提供するデータクラウド「Snowflake(スノーフレイク)」をベースにしたモダンデータ基盤(※)とAIデータオペレーションを迅速に構築可能なデータ基盤構築フレームワーク「SnowCast(スノーキャスト)」の提供を本日から開始します。

■背景
今や多くの企業がAI・データ活用の重要性を認識していますが、「AI活用を前提としたデータ基盤を導入したいが、知見もエンジニアも足りない」「データマネジメントのやり方がわからない」「基盤の構築、運用、改善に大きなリソースを割けない」など、社内の人材やノウハウの不足、基盤構築や運用にかかるコストやリードタイムが障壁となり、デジタルトランスフォーメーションの推進に二の足を踏んでいる企業が少なくありません。
ナウキャストは、データプロバイダーとして多種多様なデータを蓄積・運用する中で、膨大なデータ量と複雑なデータマネジメントに耐えうるデータ基盤を「Snowflake」をベースに設計し、その洗練化と標準化を進めてきました。これまでに得たデータ基盤構築の知見を集約し外部に提供することで、企業のAI・データ活用を加速したいと考え、この度「SnowCast」を開発しました。
■「SnowCast」の概要
「SnowCast」は、AI時代のデータ基盤「AI Powered DataOps Platform」構築のためのフレームワークです。「AI Powered DataOps Platform」は、DataOpsの原則にAIを組み込むことでデータ運用プロセスを自動化・最適化し、効率性と信頼性を大幅に向上させる統合プラットフォームを指します。
■「SnowCast」の特長および提供機能
モダンデータ基盤を構築
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Snowflakeのリソースを最大限に活かすELT基盤の構築(dbt、AWS Step Functionsなど)
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安全なデプロイを実現するCI/CD環境の構築
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セキュリティ/ガバナンス
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データカタログ/メタデータ管理
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Snowflake/AWSを活用したインフラ環境の構築
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適切なユーザー管理/権限管理/ロール管理の実現(Okta、Microsoft AD FS、Microsoft Entra ID、Google G Suite などとの連携も含む)
AIデータオペレーションを実現
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運用業務の一部自動化(ログ解析/Terraformリソース作成、テストケース作成)
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データマート構築やレポーティングの自動化
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データ品質向上(カタログエンリッチメント)
高品質と迅速な導入を両立
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AI・データ活用におけるデータ基盤、AI利用環境構築に必要な処理をあらかじめ共通部品化してコードベースで提供/管理
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コードにより標準化された構築手法で、Snowflakeを用いたデータ基盤/AI活用環境を高品質かつ短期間で構築
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Snowflake+AWSをIaCで展開し、すぐにAI体験が可能
拡張性と柔軟性
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業務やユースケースに合わせて拡張可能な"プラグイン式"の仕組み
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事業拡張に合わせて必要な機能を柔軟に追加可能
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モダンデータ基盤に必要な設計・構築・運用を、IaCと自動化によって高品質かつ再現性高く実現
属人的な作業を効率化・標準化
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クエリ解析やマート作成からTerraformコード生成や権限管理まで、属人的だった作業を効率化
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現場のスキル差を吸収しつつ、業務の質とスピードを両立
■「SnowCast」の導入支援について
「SnowCast」は、各企業の環境や要望に合わせた柔軟な導入が可能です。既存データ基盤のアセスメントからユースケース作成を含むコンサルテーションまで幅広く支援します。
■今後について
ナウキャストは「SnowCast」を通じて企業のデータ基盤構築、社内外データやAIの利活用を支援するとともに、今後も進化を続けるAI・データ活用の領域において、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させるソリューションを提供していきます。
■「SnowCast」に関するお問い合わせ先
以下のフォームからお問い合わせください。
https://nowcast.co.jp/?form=demo_request_start
【注記】
※モダンデータ基盤:クラウドネイティブな技術を中心に構成された、拡張性、柔軟性、効率性に優れたデータ分析・活用のための基盤。
【Finatextグループと株式会社ナウキャストについて】
Finatextグループは、「金融を“サービス”として再発明する」をミッションに掲げ、次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するフィンテック企業グループです。金融サービスのあるべき姿をユーザー視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」といった事業会社を擁し、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。

会社名 : 株式会社Finatextホールディングス
代表者 : 代表取締役社長CEO 林 良太
証券コード: 東証グロース市場 4419
設立 : 2013年12月
所在地 : 東京都千代田区九段北一丁目8番10号
住友不動産九段ビル9階
公式サイト: https://hd.finatext.com/
■株式会社ナウキャストについて
株式会社ナウキャストは、東京大学経済学研究科渡辺努研究室における「東大日次物価指数(現:日経CPINow)」プロジェクトを前身として2015年に設立された、オルタナティブデータのリーディングカンパニーです。次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループにおいて、ビッグデータ解析事業を担っています。POSデータやクレジットカードの決済データ、求人広告データなどの「オルタナティブデータ」を多数扱い、生成AIを活用した事業者の業務支援に取り組んでいます。また、独自の経済指数を開発し、経済統計のリアルタイム化、企業の経営戦略の見える化を行い、国内外250社以上の金融機関、シンクタンク、政府、政府系金融機関、海外ヘッジファンド等の資産運用、経済調査業務を支援しています。
会社名 : 株式会社ナウキャスト
代表者 : 代表取締役CEO 辻中 仁士
設立 : 2015年2月
所在地 : 東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階
公式サイト: https://nowcast.co.jp/
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