【明治神宮外苑の再開発についてどう思う?外苑再開発と、明治神宮維持のジレンマ】Surfvoteで意見を募集中

正覚寺住職の鵜飼秀徳氏がSurfvoteでみんなの意見を募集。【再開発に反対だ】を選択した人は回答者の44%だった。「バランスの取れた形で開発を進めてもらいたい」との声も。

ポリミル

SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするソーシャルスタートアップPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は2月2日に投票終了予定のイシュー【外苑再開発と、明治神宮維持のジレンマ】の途中結果をお知らせします。

Surfvoteでは社会のあらゆる課題や困りごと、「イシュー」を専門家や大学の先生が執筆し、毎日掲載。Surfvoteに訪れればさまざまな社会課題をだれでも簡単に学び考えることができます。アカウント登録をすると選択肢のなかから自分の意見に近いものを選んで投票したり、コメントを書いたりすることができます。社会の分断や対立を助長するのではなく、さまざまな意見を持つひとが共通する価値観を見つけることができるようサービスの開発を日々進めています。

このイシューの背景

明治神宮外苑の再開発計画は、多くの樹木伐採を伴い、住民や文化人から反発の声も多く上がっています。この計画は財政的課題を抱える明治神宮が収益向上を目指すものですが、緑豊かな「鎮守の杜」の保全と再開発による収益改善、どちらを優先するかが問題です。特に約100年を経た銀杏並木の伐採が議論の焦点で、自然保護と収益化の是非について意見が求められています。

投票の詳細

URL:https://surfvote.com/issues/y50l2qoowi8d

調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス、アプリ)

調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー

調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票

投票期間:2024年12月2日〜2月2日

有効票数:28票(1月29日時点)

投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)

(明治神宮外苑の再開発に)賛成だ 36%

  • 積極的にとまでは言わず、消極的に賛成する。この問題は結局のところお金の問題。お金が潤沢にあれば別に再開発を頑張らなくても済むお話。市民団体や周辺企業や住民等々、外苑に愛を感じる者がお金を十二分に寄付・献金して賄えるのならそれでいいが、結局「口は出すけど金は出さない」ので、行き詰まる。なので再開発が進むのはしょうがない。

  • 明治神宮前は宗教法人で、広すぎる自然を自前で維持・運営する必要があるってことですよね。国のお金は使えないの?と思ったら「政教分離の原則」というものがあるらしい。となれば、この再開発は進めるしかないのかなと思います。収益化しないと美しい自然の存続が難しいということですよね。クラウドファンディングも積極的にやったら良いと思います。

どちらでもない 8%

  • 住民や観光客にとってプラスでもあると思うので都市開発自体は反対しませんが、今では有名な名称の一つになっている銀杏並木がなくなってしまうのはすごく残念に思います。大規模な再開発ではなく、部分的な再開発にする等調整して欲しいです。

反対だ 44%

  • 明治神宮外苑は単なる公園じゃなく、日本の歴史と文化を映す「鎮守の杜」だと思う。百年かけて育った森を切り崩し、ビルや施設に変えるなんて、日本の精神を捨てるも同然。財政が苦しいからといって、神聖な土地を売り渡すのは反対だ。伝統を守るのが本来の務めだろう

  • 外苑前の銀杏並木は秋の紅葉シーズンはもちろん、季節を問わず人々に慕われる、国内外から観にくる方も多い、名所となっている。限られた空間で再開発を行うよう調整してほしい。

  • これは、明治神宮だけの問題ではなく、外苑再開発を止めない日本社会全体の問題だと思います。すなわち、日本は、歴史的な価値観・文化・伝統よりも営利・収益を優先する社会であるということです。

わからない 12%

  • 判断に迷う。神宮の経営という視点から言えば、本来なら賛成したいところだ。樹木の伐採がどうのと言っても、では代わりにお金を払えと言われれば無理だ。しかし、近年の東京の土地開発のセンスの無さや、その産物である絶望的な景観などを目の当たりにしていると、反対したくなる気持ちも大いに分かる。地域の人々に愛される魅力的な街を作り、そして保存していこうという気持ちが欠如しているのだ。

  • 都市開発には土地が必要であるし、人々の生活をよくするには、開発をし続けることは欠かせない。しかし、鎮守の杜・樹木そのものが神として扱われていると知るとどちらが正解なのか分からなくなった。 

このイシューを執筆した 鵜飼秀徳氏 

京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。新聞記者、雑誌編集者を経て独立。主に、宗教と社会の関係性について取材と発信を続ける。ニュースコメンテーターとしてテレビ・ラジオ出演も多い。 著書に『寺院消滅』(日経BP)『ビジネスに活かす教養としての仏教』(PHP)『仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』『仏教の大東亜戦争』(いずれも文春新書)など多数。 大正大学招聘教授、東京農業大学・佛教大学非常勤講師。全日本仏教会広報委員(有識者)など。

Polimill株式会社

Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。

Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。

あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。

https://polimill.jp

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会社概要

Polimill株式会社

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URL
https://polimill.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木7丁目14−23 クロスオフィス六本木4F
電話番号
-
代表者名
横田えり
上場
未上場
資本金
9900万円
設立
2021年02月