JLL、旧『2ND by hotel androoms』札幌、名古屋のホテル売買取引を支援

外国人観光客受け入れ再開の日本ホテル市場に対する投資意欲を示すクロスボーダー取引

東京 2022年10月3日 – 総合不動産サービス大手JLL（本社: 米国シカゴ、CEO & プレジデント:クリスチャン・ウルブリック、NYSE: JLL）のホテルズ＆ホスピタリティグループは、Rio Grande合同会社が所有する旧『2ND by hotel androoms』の札幌と名古屋の2軒について、トラベロッジ・ホテル アジア社（Travelodge Hotels (Asia) Pte. Ltd、以下TLA）とTLAが助言する投資家とのジョイントベンチャーへの売買取引を支援しました。

札幌の同ホテルは、繁華性の高いすすきの地区に2019 年に建設されたホテルで、14階建、総客室数212室を備えています。名古屋の同ホテルは、2017 年に建設、日本銀行や金融機関が集積する名古屋市中区錦の中心部に位置し、13階建、総客室数211室を備えています。

両ホテルは、本取引完了後にTLAによるリブランドが行われ、それぞれトラベルロッジ札幌すすきの、トラベルロッジ名古屋栄として2023年初旬に開業予定です。また本件は、コロナ後を見据えた日本のホスピタリティ市場に対する投資で、トラベルロッジ本町大阪、まもなく開業予定のトラベルロッジ河原町四条京都に続くTLAによる日本での3、4 番目のホテルとなります。

JLLホテルズ＆ホスピタリティグループ インベストメントセールス シニアヴァイスプレジデント チャーリー・マックルダウィは次のように述べています。
「今回も、初の日本ホテル市場への投資となる海外投資家に対する売却支援が実現できたことを大変うれしく思います。歴史的な円安に加え、2022年10月に予定される日本への入国規制緩和を背景に、力強い回復が期待される日本のホテル市場への投資に世界が高い関心を寄せています」

JLLの調査によると、2022年1-8月期の日本のホテル投資額は前年同期比で16%増となりました。これには西武グループのポートフォリオ案件（2020年6月売買契約締結、2023年3月までに売却完了予定）が含まれており、当該ポートフォリオ以外のホテル売買案件は比較的限定的で、現在の市場環境下において、今回の札幌及び名古屋でのホテル売買取引は注目に値するものです。

JLLについて
JLL（ニューヨーク証券取引所上場：JLL）は、不動産に関わるすべてのサービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。JLLは、最先端のテクノロジーを活用した価値ある機会、優良なスペース、環境に配慮した持続可能な施策をお客様、人々、コミュニティに提供し、不動産の未来を拓く取り組みを進めています。
フォーチュン500に選出されているJLLは、2022年6月30日現在、世界80ヵ国で展開、従業員約102,000名を擁し、2021年の売上高は194億米ドルです。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インコーポレイテッドの企業呼称及び登録商標です。https://www.jll.com/