6割が「退職代行を使ってみたい」。実際に使う人に対して9割が肯定派。転職経験者の65%が退職時に不満・トラブル「あり」/『女の転職type』が働く女性にアンケート【第68回】
正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公開しています。
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https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-68/
■調査結果抜粋
★退職代行のサービス認知度は7割
★実際に周囲にサービスを利用した人が「いる」は1割程度
★利用意向は「場合によっては使ってみたい」が最多
★使ってみたい理由は「有給消化や退職金など権利を行使して辞めたい」が1位
★使ってみたいと思わない理由は「礼儀として自分で退職交渉すべきと思う」が1位
★退職代行サービスを利用する人について9割が肯定派
★転職経験者の65%が退職時に不満・トラブル「あり」
【Q.1 退職代行サービスって知ってる?】
女の転職type会員に、退職代行というサービスについて知っているかどうか尋ねたところ、「はい」72.7%、「いいえ」27.3%でした。
【Q.2 退職代行サービスを利用して退職した人はいる?】
「退職代行サービスとは、労働者本人に代わって退職代行業者が会社と退職の手続きを行ってくれるサービスです。相場は2~5万円程度で、会社への代行連絡や事務的な手続きのサポートをしてくれます。」という説明をした上で、周りに退職代行サービスを利用して退職した人がいるかどうか尋ねました。結果は、「いない」56.2%、「いる」13.4%、「わからない」30.4%で、目立って活用されているとは言えない状況です。
【Q.3 退職代行サービス、使ってみたい?】
あなた自身は、退職代行サービスを使ってみたいと思うかどうかを尋ねると、「場合によっては使ってみたい」が最多で54.8%でした。「ぜひ使ってみたい」4.1%、「すでに使った」2.0%を合わせると、約6割の人に利用意向があります。「使ってみたいと思わない」は39.1%で否定派の方が少ない結果でした。
【Q.4 使ってみたい理由は?】
※複数回答あり
Q.3で「使ってみたい」「すでに使った」と答えた人に、使ってみたい理由を尋ねると、1位「有給消化や退職金など権利を行使して辞めたい」42.8%、2位「退職交渉は気まずい」42.2%、3位「退職の意志を伝えると、退職日まで不当な扱いを受けそう」36.4%と続きました。
【Q.5 使ってみたいと思わない理由は?】
※複数回答あり
Q.3で「使ってみたいと思わない」と答えた人にその理由を尋ねると、1位「礼儀として自分で退職交渉すべきと思う」61.5%、2位「退職交渉は自分でできる」53.7%、3位「円満に退職したい」50.4%と続きました。
【Q.6 退職代行サービスを利用する人をどう思う?】
退職代行サービスを利用する人をどう思うかを尋ねると、「事情があるならいいと思う」が最も多く77.1%でした。「合理的でいいと思う」14.4%を含めると、約9割の人が肯定派です。「あまりいいと思わない」「全くいいと思わない」は合わせても1割程度でした。
【Q.7 退職時に不満やトラブルはあった?】
※複数回答あり
※転職経験がある人のみ
転職したことがある人に、退職時に不満やトラブルはあったかどうかを尋ねると、「とくに不満やトラブルはなかった」34.5%と最多だったものの、残りの約65%の人は不満やトラブルがあったことになります。
一番多かった不満・トラブルは「有給休暇が余っているのに使えなかった」27.5%で、次いで「退職日まで残務処理に終われた」17.6%、「強引な引き止めがあった」17.4%となりました。
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※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
★今回のアンケート考察★
女の転職type編集長 小林佳代子
退職代行のサービス認知度が7割を超えており、利用意向も6割と想像以上に関心が高いことがわかりました。また、退職時の不満やトラブルも「あった」と答えた人が65%になるなど、円満に退職することが意外と難しい実状が伺えます。
円満に退職するためのポイントを3つ挙げさせていただくと、1つ目は、1~2ヵ月前には退職の意志を伝えること。できるだけ会社に負担がかからない時期を退職希望日にすると退職交渉もスムーズになります。退職届の期日が就業規則で決められている場合もありますので、確認しておくと安全です。2つ目は、納得してもらえる退職理由を準備し退職意思をしっかり伝えること。あいまいな伝え方では引き止めに合い、退職交渉が長引いてしまうことにもつながります。3つ目は、退職後も業務に穴が開かないように引継ぎをすること。退職までに後任が決まらない場合には、仕事を資料化して残しておくなどするのもよいでしょう。退職してからもまたどこでご縁があるかわかりません。できるだけわだかまりや揉めごとがなく退職できるよう、誠意を持って手続きを進めていけるといいですね。
■調査内容:第68回「退職代行ってどう?」 / データで知る「女性と仕事」
・調査期間:2023年5月24日~6月4日
・有効回答数:856名
・調査対象:『女の転職type』会員
・調査方法: Web上でのアンケート
■データで知る「女性と仕事」一覧
働く女性を取り巻く環境や課題について定期的にアンケートを実施しており、さまざまな調査結果をご覧になれます。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/
■『女の転職type』とは
正社員で長く働きたい女性のための転職サイトです。未経験から正社員になれる求人、プライベートも充実できる残業が少ない求人、仕事と育児を両立できる求人など、女性に人気の求人を多数掲載。充実したマッチング機能で、自分に合った仕事を見つけることも簡単です。
https://woman-type.jp/
■株式会社キャリアデザインセンター 会社概要
代表者 :代表取締役社長兼会長 多田 弘實
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂 3-21-20 赤坂ロングビーチビル
資本金 :5億5866万円
設立 :1993年7月8日
従業員数 :695名(2022年9月30日現在)
事業内容 :
1.キャリア転職の専門情報サイト『type』『女の転職type』等の運営
2.転職フェアの開催
3.人材紹介事業(厚生労働大臣許可 13-ユ-040429)
4.質の高い就職活動を情報誌、イベント、情報サイト、人材紹介で支援する『type就活』サービス
5.パンフレット、ノベルティー採用・HP作成などのアウトソーシング事業
6.IT業界に特化した人材派遣サービス『type IT派遣』(厚生労働大臣許可 派13-315344)
7.Webマガジン『エンジニアtype』『Woman type』『20’s type』の企画・編集・運営
など、企業の採用活動をサポートする総合的なソリューションサービスを提供
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