2020年度の鉄道事業設備投資に総額225億円
~ホーム安全対策や自然災害への備えのほか、連続立体交差事業などの安全性向上ならびに駅や車両のサービス向上を推進~
京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、取締役社長:紅村 康)では、京王グループ理念である『信頼のトップブランド』の確立を目指し、「住んでもらえる、選んでもらえる沿線づくり」を進めています。鉄道事業においては、お客様や沿線にお住まいの方に信頼され、愛される鉄道になるため、「安全性の向上」や「サービスの向上」に取り組んでいます。
2020年度は、ホーム安全対策や自然災害への備え、連続立体交差事業を着実に推進するほか、駅や車両の利便性向上施策に取り組むなど、お客様への安全で快適なサービスの提供を目指して、総額225億円の設備投資を行います。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、今後の事業環境に変化が生じた場合には、見直しを行う場合がございます。
【主な取り組み】
1.安全性の向上
(1)京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業
(2)ホーム安全対策
(3)車両・踏切における防犯対策など
(4)耐震補強
(5)自然災害対策
2.サービスの向上
(1)駅のリニューアル
(2)車両のリニューアル
(3)車内液晶ディスプレイの2画面化
(4)車両設備の多言語対応
3.環境対策・その他
(1)VVVFインバータ制御装置の更新
(2)照明の省エネルギー化
(3)駅舎補助電源装置の増設
1.安全性の向上
(1)京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業
事業主体である東京都および世田谷区・渋谷区・杉並区とともに、京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業を実施しています。2020年度は、引き続き用地取得や土留杭の設置、高架橋基礎杭の構築などを進めます。
この事業が完了すると、笹塚駅から仙川駅間の約7.2kmが高架化され、25箇所の踏切が廃止されます。これにより、道路と鉄道それぞれの安全性が向上するほか、交通渋滞の解消や、鉄道によって分断されていた地域の一体化が図られます。
(2)ホーム安全対策
➀ホームドア
ホームと車両の隙間を縮小するため、転落防止ゴム(くし状型のゴム)を新宿駅・調布駅・飛田給駅に設置したほか、京王稲田堤駅1番線への整備を進めます。
➂注意喚起ライン
ホーム縁端部の視認性向上を目的として、計11駅に注意喚起ラインを施工します。
施したほか、9月に改札外の段差解消用としてエレベーターを新設しました。
➁仙川駅:2018年度から実施してきたバリアフリー機能や利便性向上を目的とした旅客トイレ改修やエスカレ
ーター新設に続き、2020年8月に駅併設店舗へ直通する出口専用改札口を新設したほか、9月によ
り多くの方にご利用いただけるよう、下りホームと改札階を結ぶエレベーターを更新・大
型化し、リニューアル工事が完了しました。
(2)車両のリニューアル
車体改修にあわせ、車いす・ベビーカースペースを全車両に拡大します。2020年度は、京王線8000系の2編成(16両)、井の頭線1000系の2編成(10両)の工事を実施します。
(3)車内液晶ディスプレイの2画面化
車内ドア上に液晶ディスプレイを2画面設置し、運行案内およびニュースや天気予報などのコンテンツを放映します。2020年度は、井の頭線1000系の2編成(10両)の工事を実施します。これにより、井の頭線では全ての車両に車内液晶ディスプレイが整備されます。
(4)車両設備の多言語対応
英語に対応した車内自動放送装置の導入を進めます。2020年度は、京王線8000系の2編成(16両)、井の頭線2編成(10両)に導入します。これにより、井の頭線は全ての車両で自動放送装置の導入が完了します。
3.環境対策・その他
(1)VVVFインバータ制御装置の更新
より省エネ性能の高いVVVFインバータ制御装置への更新を行い、運転用電力を削減します。2020年度は、京王線8000系3編成(26両)、井の頭線1000系2編成(10両)の工事を実施します。
(2)照明の省エネルギー化
駅構内の照明や車両前照灯のLED化を推進します。2020年度は、笹塚駅やつつじヶ丘駅などのホーム・コンコース照明、京王線9000系車両8編成
(16両)の前照灯のLED化工事を実施します。
(3)駅舎補助電源装置の増設
車両がブレーキをかけたときに発生する回生電力を、鉄道施設内の設備で利用可能とする駅舎補助電源装置を若葉台車両基地に設置したほか、めじろ台駅への導入を進めます。
【設置済み駅】
東府中駅・高幡不動駅・北野駅
以 上
なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、今後の事業環境に変化が生じた場合には、見直しを行う場合がございます。
【主な取り組み】
1.安全性の向上
(1)京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業
(2)ホーム安全対策
(3)車両・踏切における防犯対策など
(4)耐震補強
(5)自然災害対策
2.サービスの向上
(1)駅のリニューアル
(2)車両のリニューアル
(3)車内液晶ディスプレイの2画面化
(4)車両設備の多言語対応
3.環境対策・その他
(1)VVVFインバータ制御装置の更新
(2)照明の省エネルギー化
(3)駅舎補助電源装置の増設
1.安全性の向上
(1)京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業
事業主体である東京都および世田谷区・渋谷区・杉並区とともに、京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業を実施しています。2020年度は、引き続き用地取得や土留杭の設置、高架橋基礎杭の構築などを進めます。
この事業が完了すると、笹塚駅から仙川駅間の約7.2kmが高架化され、25箇所の踏切が廃止されます。これにより、道路と鉄道それぞれの安全性が向上するほか、交通渋滞の解消や、鉄道によって分断されていた地域の一体化が図られます。
(2)ホーム安全対策
➀ホームドア
お客様のホームからの転落やホーム上での列車との接触事故を未然に防止するため、ホームドアを整備します。飛田給駅では、2020年5月に1番線に設置し、全番線への整備が完了しました。下北沢駅では、ホーム補強工事を進めます。
➁ホームと車両の隙間対策
ホームと車両の隙間を縮小するため、転落防止ゴム(くし状型のゴム)を新宿駅・調布駅・飛田給駅に設置したほか、京王稲田堤駅1番線への整備を進めます。
➂注意喚起ライン
ホーム縁端部の視認性向上を目的として、計11駅に注意喚起ラインを施工します。
(3)車両・踏切における防犯対策など
➀車両:京王線8000系の2編成(16両)、井の頭線1000系の2編成(10両)に車内防犯カメラを設置
します。
➁踏切:井の頭線31箇所の踏切道に監視カメラを設置しました。これにより井の頭線の全ての踏切道に設置が完
了しました。そのほか、踏切内の異常を検知する踏切障害物検知装置の整備を引き続き実施します。
(4)耐震補強
大規模地震に備えて、鉄道施設の耐震性を向上させるため、高架橋や盛土区間、トンネル部(新宿駅~笹塚駅間)などの耐震補強工事や、コンクリート製の電力柱を鋼管柱に更新する工事を引き続き実施します。
(5)自然災害対策
京王線では、大雨対策として高尾線の線路脇斜面を防護する工事を引き続き実施します。井の頭線では、強風の影響による列車遅延対策として、駒場東大前駅~池ノ上駅間に防風壁の設置を実施します。
2.サービスの向上
(1)駅のリニューアル
施したほか、9月に改札外の段差解消用としてエレベーターを新設しました。
➁仙川駅:2018年度から実施してきたバリアフリー機能や利便性向上を目的とした旅客トイレ改修やエスカレ
ーター新設に続き、2020年8月に駅併設店舗へ直通する出口専用改札口を新設したほか、9月によ
り多くの方にご利用いただけるよう、下りホームと改札階を結ぶエレベーターを更新・大
型化し、リニューアル工事が完了しました。
(2)車両のリニューアル
車体改修にあわせ、車いす・ベビーカースペースを全車両に拡大します。2020年度は、京王線8000系の2編成(16両)、井の頭線1000系の2編成(10両)の工事を実施します。
(3)車内液晶ディスプレイの2画面化
車内ドア上に液晶ディスプレイを2画面設置し、運行案内およびニュースや天気予報などのコンテンツを放映します。2020年度は、井の頭線1000系の2編成(10両)の工事を実施します。これにより、井の頭線では全ての車両に車内液晶ディスプレイが整備されます。
(4)車両設備の多言語対応
英語に対応した車内自動放送装置の導入を進めます。2020年度は、京王線8000系の2編成(16両)、井の頭線2編成(10両)に導入します。これにより、井の頭線は全ての車両で自動放送装置の導入が完了します。
3.環境対策・その他
(1)VVVFインバータ制御装置の更新
より省エネ性能の高いVVVFインバータ制御装置への更新を行い、運転用電力を削減します。2020年度は、京王線8000系3編成(26両)、井の頭線1000系2編成(10両)の工事を実施します。
(2)照明の省エネルギー化
駅構内の照明や車両前照灯のLED化を推進します。2020年度は、笹塚駅やつつじヶ丘駅などのホーム・コンコース照明、京王線9000系車両8編成
(16両)の前照灯のLED化工事を実施します。
(3)駅舎補助電源装置の増設
車両がブレーキをかけたときに発生する回生電力を、鉄道施設内の設備で利用可能とする駅舎補助電源装置を若葉台車両基地に設置したほか、めじろ台駅への導入を進めます。
【設置済み駅】
東府中駅・高幡不動駅・北野駅
以 上
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