タグ・ホイヤー、クロノグラフの革命を巻き起こす「タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ」を発表

Watches & Wonders、スイス、ジュネーブ – 2026年4月14日 – スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーとクロノグラフとの切っても切れない関係を祝う今年、その歴史において最も重要なムーブメントのひとつとして位置づけられる複雑機構を再解釈する時を迎えました。

160年以上にわたるイノベーションの積み重ねと研ぎ澄まされた時計製造技術を背景に、タグ・ホイヤーはクロノグラフを“赤い糸”のように一貫して紡ぎ、他のマニュファクチュールの追随を許さない独自の道を歩んできました。今回発表される「タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ」は、その到達点を象徴するモデルです。このモデルは、全く新しい機械式構造と、そのアイコニックな角型ケースに対するアヴァンギャルドな解釈を通じて表現される、タグ・ホイヤーならではのウォッチメイキングのサヴォアフェールに新たな章を刻みます。

クロノグラフとの比類なき絆
1860年の創業以来、タグ・ホイヤーは計時機器の精度、耐久性、信頼性を高める数々の特許技術を他に先駆けて開発してきました。
1880年代、エドワード・ホイヤーの指揮のもと、ホイヤーのタイムピースは耐久性と信頼性を飛躍的に向上させる様々な特許技術が開発されます。その中には、独自のキーレス巻き上げ機構である振動ピニオンの改良や、高い気密性を誇るケースなどが含まれていました。こうした技術的進歩は当時の雑誌などでも広く取り上げられ、ストップウォッチ、スプリットセコンド機構、クロノグラフにおけるホイヤーの卓越した時計製造技術が高く評価されました。
20世紀初頭、チャールズ・オーガスト・ホイヤーに引き継がれると、さらに画期的な発明が続きます。1908年には、ダイヤル上に特許取得済みの脈拍計測用スケールを備えた「スフィグモメーター」を発表。続いて1911年には初のダッシュボード用クロノグラフが誕生し、この計器シリーズは後に1930年代を代表する名機「オータヴィア」へと進化を遂げます。さらに1916年、1/100秒単位の精度を誇る世界初のストップウォッチ「マイクログラフ」が登場し、世界最高峰の競技大会で採用される計時基準を確立しました。
1940年代に入ると、現代の腕時計用クロノグラフのデザインコードが確立され、タイドインジケーター機能を備えた初のクロノグラフウォッチ「シーファーラー」が発表されます。1950年代には、メゾンのアイデンティティを象徴する決定的な方針が打ち出されます。それが、クロノグラフタイムピースの製造に専念し、これまで培ってきた専門技術をすべてこの複雑機構に注力するというものでした。

1960年代、ジャック・ホイヤーのリーダーシップのもと、メゾンは新時代を迎え、「オータヴィア」や「カレラ」といったブランドを象徴するモデルを次々と誕生させていきます。1966年には「マイクロタイマー」が1/1000秒単位の精度を実現し、高振動を追及するブランドの揺るぎない姿勢を改めて印象づけました。1969年には、この勢いが2つの大きなマイルストーンへと結実します。1つ目が、世界初の防水機能を備えた角型自動巻きクロノグラフとして、ウォッチデザインの概念を再定義した初代「ホイヤー モナコ」の誕生。そして2つ目は、世界初の市販用自動巻クロノグラフムーブメント「キャリバー11」の登場でした。
同年、ホイヤーはジョー・シフェールとのスポンサーシップにより、F1マシンにロゴを飾った初のラグジュアリーブランドとなり、モータースポーツにおけるレガシーを築き始めます。このレガシーが大きく花開いたのが、1971年に結ばれたスクーデリア・フェラーリとの提携です。このパートナーシップは、計時装置「ル・マン・センチグラフ」の誕生に加え、純金製のカレラ Ref. 1158 を着用したドライバーたちの象徴的な姿を世に送り出し、モーターレーシングの頂点におけるメゾンの存在感を揺るぎないものとしました。
1986年にテクニーク・ダヴァンギャルド(TAG)の傘下に入ったことで「タグ・ホイヤー」が誕生。同時に「フォーミュラ1」コレクションも発表されます。1989年にアイルトン・セナが「S/el(セル)」クロノグラフを自身のシグネチャースタイルに取り入れたことを契機に、タグ・ホイヤーはフォーミュラ1®の公式タイムキーパーの任務を果たしながら、ミハエル・シューマッハ、ミカ・ハッキネンといったエリートドライバーたちと数十年にわたる交流を重ね、その絆をより強固なものにしていきました

近年においても、タグ・ホイヤーはクロノグラフの限界を押し広げ続けています。「アクアグラフ」の発表や、インディアナポリス500での1/10,000秒単位の高精度計時、さらに「マイクログラフ」、「マイクロタイマー フライング1000」、「マイクロガーダー」といった画期的な高振動コンセプトモデルの開発がその証です。2017年には、初の自社製クロノグラフムーブメント「ホイヤー02」が登場。これが後にキャリバー「TH20」シリーズへと進化を遂げます。
こうして、クロノグラフに1世紀以上を捧げてきたタグ・ホイヤーが、再び、しかも今回は高級時計製造の観点からクロノグラフという複雑機構を再解釈することはもはや必然でした。2024年には「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」が登場し、その後に続く「タグ・ホイヤー アヴァンギャルド オルロジュリー」の礎を築きました。

クロノグラフ革命
こうして紡がれてきたタグ・ホイヤーの物語を象徴するのが、時計オーナーの体験をさらに高めるための目的を持って生み出される、タグ・ホイヤーならではのイノベーションです。新作「タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ」に搭載されたキャリバーTH80-00は、このビジョンを余すところなく体現しています。
タグ・ホイヤー ラボの独自の技術で開発された、柔軟性のある部品で構成される唯一無二のコンプライアント クロノグラフ機構を搭載するキャリバー「TH80-00」は、クロノグラフ機構の機能性と操作感の両方を再解釈しています。TH-カーボンスプリング オシレーターを備えるこの新ムーブメントは、優れた耐磁性と精度を保証すると共に、5ヘルツの振動数、約70時間のパワーリザーブ、COSC認定、その5年間の保証を実現しています。こうした要素のいずれもが重大なマイルストーンに値しますが、すべてが組み合わさることで、メゾンにとって真に重要な瞬間を刻む存在となっています。

コンプライアント クロノグラフ機構そのものが、このタイムピースにおける最も画期的な特徴です。この機構は、従来のクロノグラフにスタート、ストップ、リセットといった各機能に不可欠だったレバーやバネのほぼすべてを排除することで、クロノグラフ誕生以来、特徴的だった従来の構造とは大きく異なるものとなっています。代わりに、1つが起動と停止を制御し、もう1つがリセットを担当する、2つの柔軟な双安定部品を採用しています。これらの部品は、タグ・ホイヤーラボにおいて5年の歳月をかけて開発・改良されました。
高精度LIGAテクノロジーにより製造されたこの双安定部品は、ポジションを素早く、歯切れ良く切り替えることを可能にします。クロノグラフの緻密な調整と製造精度により、経年変化や誤差の発生もなく、プッシュボタンの最初の押し込みから1万回目の操作まで、常に同じ操作感と高い精度を提供します。
真のクロノグラフ革命を体現する「タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ」と、そのムーブメントである「TH80-00」は、卓越した耐久性、信頼性、精度に直結する革新を実現したモデルです。

多分野にわたるチームワークの成果
今回の快挙は、複数の関係者が5年にわたり緊密に協力し合った成果です。プロジェクトの中核を担ったのが、優れたムーブメント製造会社として名高いヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ。同社は、「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」と「タグ・ホイヤー カレラ スプリットセコンド クロノグラフ」に搭載されたキャリバーTH81-00とTH81-01の製作にも携わっています。
タグ・ホイヤーが主導し、ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエとのパートナーシップのもとで開発された「TH80-00」は、タグ・ホイヤーラボが生み出した画期的なコンプライアント クロノグラフ機構を核としています。オープンワーク構造に加え、反転構造を採用したことで、香箱、輪列、TH-カーボンスプリングを採用したテンプと脱進機がダイヤル側からはっきりと見えるようになりました。また、新たに考案された自動巻システムにより、このムーブメントをオートオルロジュリー仕様へと格上げしています。
スプリットセコンド用のTH81-00で確立された設計思想を継承しつつ、シールド型ローターを採用。ムーブメントの背面にはタグ・ホイヤーのシグネチャーであるチェッカーフラッグ仕上げが施されています。

アイコンのリニューアル
1969年の誕生以来、「タグ・ホイヤー モナコ」は、アヴァンギャルドなデザインの象徴として君臨し続けてきました。世界初の市販用自動巻クロノグラフムーブメント「キャリバー11」を搭載し、防水機能を備えた世界初の角型クロノグラフとして誕生したこのモデルは、メゾンのパイオニアスピリットを今に伝える証でもあります。まさに、再創造のために選ばれるべくして選ばれたアイコンと言えるでしょう。

「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」で始まった取り組みをベースに、「タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ」では、より人間工学に基づいた新しいデザインが考案されました。そのシルエットの源流は、1969年のオリジナルモデル Ref. 1133 にまで遡ります。調和のとれた構造が、ムーブメントとケースを結びつけ、この象徴的なモデルのアイデンティティと特徴的なコードを尊重しつつ、人間工学的な快適性と腕元での存在感を大幅に高めています。
優美なアーチが香箱と脱進機を固定する一方、スモールセコンドとクロノグラフ分カウンターが、構造的な奥行きを感じさせる対称性を描き出します。透明なダイヤルにより、各表示がケース内に浮かんでいるかのような幻想的な印象が生まれています。
1969年に初代「キャリバー11」で確立されたシグネチャーである左側のリューズに加え、新たに採用された細長いプッシュボタンが特徴のこのモデルでは、人間工学を指針としてデザインを一新させた40 mmのグレード5チタン製ケースが目を引きます。角型のサファイアケースバックは、腕元への装着感を新たな次元へと高めることに貢献しながら、「タグ・ホイヤー モナコ」のケースに絶妙にフィットするよう開発された角型ムーブメントを余すところなく堪能することを可能にしています。
先細りの形状が、視覚的に薄さを感じさせる効果を生み出しています。対照的に、ケースのエッジに沿ったシャープなファセットが、この時計にモノリス(一枚岩)のような建築的存在感を与え、まるで腕元にブルータリズム建築作品を纏っているかのような雰囲気を醸し出します。
この「タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ」は、メゾンの豊かな歴史にオマージュを捧げつつ、現代的な佇まいを持つ2種類のエディションで展開されます。1つ目が、スティーブ・マックイーンが愛用した Ref. 1133B を彷彿とさせる、ブルーアクセントのチタン製モデル。そして2つ目が、タグ・ホイヤーのレーシングDNAとシグネチャーのカラーパレットから着想を得た、レッドアクセントが際立つブラックDLCコーティングのチタン製モデルです。
デビューから50年以上の時を経た今、「タグ・ホイヤー モナコ」は、アヴァンギャルドオルロジュリーを象徴する代表的モデルであり、タグ・ホイヤーの核となる複雑機構である“クロノグラフ”の進化を披露するための理想の舞台として、その存在感を放っています。新作「タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ」は、タグ・ホイヤーにおけるイノベーションの過去、現在、そして未来を体現しているのです。
<タグ・ホイヤー モナコ エバーグラフ>


https://www.tagheuer.com/CEW5180.FT8122.html
CEW5180.FT8122 / 4,939,000円(税込)/ 2026年4月発売
自動巻 / スケルトンダイヤル / グレード5チタン製ケース / ケース径 40 mm / 100m防水 / ブラックラバーストラップ


https://www.tagheuer.com/CEW5181.FT8123.html
CEW5181.FT8123 / 4,939,000円(税込)/ 2026年4月発売
自動巻 / スケルトンダイヤル / グレード5チタン製ケース / ケース径 40 mm / 100m防水 / ブルーラバーストラップ
www.tagheuer.com
X:@TAGHeuerJapan , Facebook:@TAGHeuer , LINE:@tagheuer
#TAGHeuer #タグホイヤー
お問い合わせ
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL : 03-5635-7030
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
